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良い政治とは何か&良い政治家とは

良い政治とは何か&良い政治家とは

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2013年04月18日
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立法府の「良識の府」と呼ばれる参議院ですが、その一方で衆議院の影響を受
け「政争の府」や「衆議院のカーボンコピー」と酷評されることもあります。
 さらに昨年の総選挙では一院制を公約した政党もありました。
 参議院の危機と存在意義について、与野党参議院議員に話を聞ききました。
 民主党の江田五月元参議院議長につづき、自民党の西田昌司参議院議員のイン
タビューを(自民党)


                   (聞き手・政治評論家 伊藤達美)

 自民党の西田昌司参議院議員 第2回
 
・参議院の危機と存在意義・

 西田昌司 参議院議員(自民党)

 問・メディアに出て市場原理主義による行き過ぎた構造改革路線を称賛した政
治家もいました。

 西田氏「一時期、メディアに出た方は、自民党の実際と違う所をどんどん宣伝
するわけです。そのことによって自民党はある意味評価を受けた。誤った情報が
国民に流れてしまったのです。これはわれわれの責任もありますが、しかし報道
する側の姿勢の問題もあると思います。つまり、構造改革を未だにメディア側が
正しいと考えている。だって、そもそもメディア側が正しいと言うことを小泉さ
んがやったのですから。メディアは喧伝し過ぎたことがいかにデタラメであった
かということで腹を切らなければダメですよ。ところがそれは全くない。TPP
はまさにそれです。何を言っているのですか、と言いたいです」

 問・政権の枠組みをどうお考えですか。

 西田氏「だから、その時の吹く風によっても変わってきますから・・・。普通、
考えたら民自公なのでしょうね。要するに維新とみんな(の党)、ここは民主党
の方々ですら、『西田さん、われわれも西田さんに随分、攻められたけどね、し
かし、みんな(の党)はないよね。維新なんてあり得ないよね。あんな無責任な
デタラメ、あり得ないよね、と彼らが言っている。僕は、そのとりですね、と言っ
ているのです。維新とみんな(の党)が言っている話は、財源どころか、それぐ
らい根拠のない思いつきです。もっと言えば、維新とみんな(の党)の言ってい
ることは、構造改革路線そのものじゃないですか」

 それはもうダメだということで自民党は麻生内閣の時から市場原理至上主義、
行き過ぎた構造改革、行き過ぎた規制緩和の小泉・竹中路線と決別しているので
す。民主党の中も構造改革ダメだと言いながら結局、事業仕訳など構造改革をやっ
ちゃったわけです。共通の失敗経験として、民自公にはあるのです。ところがみ
んな(の党)と維新には全くない。特にみんな(の党)はもともと自民党にいた。
渡辺善美さんに僕は『あなたの言っていることは論理的にも全然筋が通らないし、
おかしいと随分言いました。わかっていないです。で、維新は全く国政をやった
ことがないから、夢みたいな話を言っている」

 問・石原さんと橋下さんをどう見ていますか。

 西田氏「石原慎太郎という人はよくわからないです。あの人、最初に出てきた
時から、再軍備しなければならない、憲法廃棄ということを含め、私と似たとこ
ろがあります。ありますが、要するに保守とは何かと言ったら、そういうことを
いうのが保守じゃないのです。もっと国民の精神、その上にあるものを体現して
やらなければならない。ところがあの人は何もないです。それが三島由紀夫とか
他の作家と全然違うところです。あの人は結局、太陽族なのです。世の中に対し
て、反発して無茶やっています、と。それが国民の人気を得て出てきちゃいまし
た、ですよ。あれもこれも知っています。知っているのだけれどもやっていない」

 問・石原さんは個人主義者で、公に対する志が低い、と見る向きもありますが、
どう思いますか。

 西田氏「公に対する志はない。理念とか信条とかやらなければならないことが
ありますが、それは全て現実社会に落とし込んでいった時にものすごく矛盾があ
るわけです。その矛盾との葛藤をどう引き受けてやっていいか、そのためにはい
ろいろ生き様や時間をかけて国民に説得し、納得してもらうことをやっていかな
ければならいのです。あの人がやっているのは全然違います。あの人は矛盾点を
全く何も考えずに平気で自分で言葉を発したり、書いたり、それでスターダムに
押し上げられて喜んでいるだけです。それが橋下市長と全く同じでしょ。それで
くっついているだけの話で、ほんとの中身はないわけですよ。要するにスターダ
ムに上がった人間とスターダムに上がりたいと思う人間の意見、手法が一致した
だけですよ」

<略歴>

西田昌司氏(にしだ・しょうじ)。
滋賀大経卒。税理士。京都府議。参院国対副委員長。
参院予算委員。53歳。参院京都選挙区。当選1回。










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Last updated  2013年05月24日 19時01分07秒
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