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良い政治とは何か&良い政治家とは

良い政治とは何か&良い政治家とは

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2013年04月19日
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立法府の「良識の府」と呼ばれる参議院ですが、その一方で衆議院の影響を受
け「政争の府」や「衆議院のカーボンコピー」と酷評されることもあります。
 さらに昨年の総選挙では一院制を公約した政党もありました。
 参議院の危機と存在意義について、与野党参議院議員に話を聞ききました。
 民主党の江田五月元参議院議長につづき、自民党の西田昌司参議院議員のイン
タビューを(自民党)


                   (聞き手・政治評論家 伊藤達美)

 自民党の西田昌司参議院議員 最終回
 
・参議院の危機と存在意義・

 西田昌司 参議院議員(自民党)

問・参院の審議に参加した1期6年間を振り返って、どう感じていますか。

 西田氏「一番大きいのは6年間選挙がないことです。これは何かというと、目
先のいろんなブームとか、そういうことに左右されることなく、正論が言えると
いうことです。同じ自民党の議員の方でも衆院の方と話していると、どうしても、
『「西田君言っていること、正しいけれども、そんなこと選挙で言ったら落ちちゃ
うよ』というようなことが沢山あります。私も落ちて下さい、と言うのです。そ
ういう方は・・・。つまり、それほど衆院の方は選挙に対して、非常にセンシテ
ブに行動してしまうのです。もちろん、それは大事なことではあります。民意が
どこにあるか、と感じ取る心は大事なのですが、あまりにもそちらの方になびき
過ぎて大衆迎合に陥ってしまう恐れがあります」

 問・政治家は有権者を導く立場ではないですか。

 西田氏「本来、政治家は大衆迎合ではなく大衆を説得しなきゃならない立場で
す。国民を説得するのが仕事なのに、『大衆がこう言っているから、こうしなきゃ
ならない』とね。それが間違っていようが、正しかろうが、『国民がそう言って
いるのだから、いいじゃないか』という論法を持ってくる。これは政治家として
の見識が足らな過ぎます。ところが衆院の選挙制度、特に小選挙区制度(比例代
表並立制とセット)になってくると、そういうことになりがちです」

 問・その点をどう改めるべきですか。

 西田氏「それ対して参院の場合は1人区が多いので、ある意味小選挙区になっ
ているのですが、それでも6年間選挙がないということで、その間のいろんな出
来事について、長期的視点で『今の民意はこう振れているけれども問題はおかし
いじゃないか』と言うことができ、言いやすい立場にあります。そこが衆議院と
参議院との根本的に違うところであると思います。私はそういう姿勢で国会審議、
政治活動をしてきたつもりです」



<略歴>

西田昌司氏(にしだ・しょうじ)。
滋賀大経卒。税理士。京都府議。参院国対副委員長。
参院予算委員。53歳。参院京都選挙区。当選1回。










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Last updated  2013年05月24日 19時04分53秒
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