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良い政治とは何か&良い政治家とは

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2013年07月17日
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・参院選後の安倍政権の課題と展望・

 参院選は「余程の想定外」がない限り、自民党の大勝、自公連立与党の圧勝
が予想される。参院選で自公連立与党が圧勝すれば、「衆参のねじれ」が解消、
安倍総理は、密かに長期政権をうかがう勢いである。

 ただし、安倍長期政権にはいくつかのハードルがある。その1つが衆参両院に
おける「違憲状態の解消」である。衆院は区割り法案が成立したが、参院は進展
が見られない。

 まず、衆院の「違憲状態」を解消しなければ、安倍総理はメディアや世論から
「違憲状態で選出された議員」によって選出された総理という批判を招きかねな
い。そうなれば、政権の正統性さえ問われかねない状況に立たされないとも限ら
ないからだ。

 参院選後、安倍総理は景気回復に向けた政策を矢継ぎ早に前倒して行く考えを
明らかにしている。その上で、今秋10月には、来年4月の消費増税に踏み切る
か、どうかの判断を迫られる。野党は消費増税反対、民主、みんなの党は凍結を
訴えている。与党内、安倍支持の学者の中にも、凍結を強く求め声がある。安倍
総理がどう政治判断するのか、安倍周辺も息を殺して見守っているのが現状であ
る。

 一方で、安倍総理周辺はじめ自民党内には「衆参のねじれ解消」をテコに、1
にデフレ脱却、景気回復を実現した後、衆参の安定多数を背景に、政策実行最優
先し、3年後の平成28年夏に衆参同日選挙まで行くべきだとの意見が強い。さ
らに憲法改正などいわゆる安倍カラーを打ち出すべきだとの意見もある。

 ただ、衆参の「違憲状態」を放置したままの「安定多数」に疑義がないのか、
疑念は消えないのも否めない。また今後3年間、内閣と連立与党への高支持率が
続くという保証があるわけではない。

 メディアによる月1回の世論調査が行われる現状では、与野党を問わず移ろい
易い世論に敏感な政治家が、世論調査の結果(内閣支持率や政党支持率)に右往
左往、浮き足立ち、野党は衆院の解散要求、与党は解散反対といった酔態を見せ
た過去がある。特に当選回数の少ない、自民党の場合、具体的には118名の1
回生議員が騒ぎだすことが懸念される。

 安倍長期政権への重要なハードルの1つが、支持率の高いうちに衆院を解散し、
安倍政権として「国民に信を問う」ことである。安倍政権として、国民に信を問
うのは、1つはアベノミックスへの評価、2つ目は消費増税実施の時期は当初の
予定通り来年4月か、それとも景気動向を見て時期を変更するのか、3つ目は安
倍外交(価値観外交)への評価である。
 衆院解散・総選挙の大義名分は「違憲状態の解消」である。

 そこで、安定多数を獲得してこそ、安倍政権は安定政権となり、長期政権も視
野に入るのではないか。
 
その上で、安倍総理が目指す「戦後体制からの脱却」である憲法改正、自衛隊の
国軍化、集団自衛権の行使、靖国神社参拝、尖閣諸島の専守防衛による共産中国
の侵略阻止、北方領土問題の早期解決、北朝鮮の国家犯罪である日本人拉致事件
被害者の救出を速やかに遂行していくのが、政党政治、議会政治の王道なのであ
るが・・・。(つづく)






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Last updated  2013年07月18日 06時00分58秒
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