23日の日記
・毎日記者/取材データを「協力者」に渡す・ 毎日新聞社は2月23日、国民新党の糸川正晃衆院議員(32)が国会質問をめぐり脅迫を受けた事件に絡み、毎日新聞東京本社社会部の大平誠記者(41)が昨年、糸川議員を取材した際にやりとりを無断で録音した上、ICレコーダーを社外の「取材協力者」に渡していたと発表した。 これをもとに作成されたとみられる「証言メモ」がインターネット上に流出した。毎日新聞は「記者倫理に外れる行為」として謝罪し、この記者を東京本社代表室付とした。「社内調査し、厳正に処分する」としている。 毎日新聞は昨年1月、東京・南青山の土地取引に関する疑惑を報道。糸川議員は昨年2月、衆院予算委でこの土地の取引状況などについて質問した。昨年3月、同議員は福井市内のスナックに呼び出され、土地取引にかかわっていた建設会社「平和奥田」相談役、前滋賀県草津市長(いずれも暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕)らから脅迫された。 毎日新聞の説明によると、大平記者は昨年4月、スナックでの脅迫事件について糸川議員を取材。その際、会話を無断でICレコーダーに録音した。同5月、大平記者が長年の知人である「取材協力者」に、糸川議員を取材したことを告げると、「ぜひ内容を聞かせてほしい」と頼まれ、都内のホテルでレコーダー本体を渡した。 今年1月16日、ブログ(日記風サイト)に大平記者が渡した取材データの内容を書き起こしたとみられる「証言メモ」が掲載された。ブログは「糸川議員本人の証言テープと証言メモを入手した」とし、議員が取材に答える形式。大平記者は同19日、議員秘書の指摘で掲載に気付き、取材協力者に削除を依頼。数日後に削除されたが、転載される格好でネット上に残っているという。 毎日新聞の伊藤芳明編集局長と斉藤善也社会部長は会見で、「取材した素材を取材相手の了解なく第三者に渡した行為は、取材先との信頼関係を損ない、記者倫理に外れる行為。ご迷惑をかけた方々に深くお詫びする」と謝罪した。 渦中の大平記者とICレコーダーを渡した「取材協力者」との関係について、毎日新聞は「1994(平成6)年以来の長い関係でお互いに信頼関係があった」と説明している。 また、「取材協力者」がどういう筋の関係者なのかについては、「取材源なのでお答えできない」している。 さらに、大平記者が取材対象者に無断で録音していた行為について、毎日新聞は「ケースバイケースで判断すべき。今回は問題なかったと考える」と述べた。 結果的に無断で録音したことで、知人の「取材協力者」から「ぜひ内容を聞かせてほしい」といわれ、問題が発生しているのである。 それなのに取材編集現場の最高責任者である編集局長と社会部長が「ケースバイケースで判断すべき。今回は問題なかったと考える」という認識には驚いた。 おいおい、毎日新聞サーン。どうなっているの?・武村元蔵相の長男と妻、長女/大麻所持容疑で逮捕・ 滋賀県警甲賀署は2月23日、武村正義元蔵相の長男で、銃刀法違反などの現行犯で逮捕起訴された元滋賀文化短大助教授の武村俊和被告(44=滋賀県湖南市夏見)と、妻みゆき(44)、元蔵相の長女で俊一被告の実姉の陽子(46)(大津市におの浜)の両容疑者を、大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕した。 武村正義氏は東京大学教育学部、同大学経済学部卒。自治省に入省。滋賀県八日市市長、40歳の時、全国最年少で滋賀県知事に当選。昭和61年衆議院議員。非自民細川連立内閣官房長官。自社さ連立村山内閣で蔵相を務めた。平成16年秋の叙勲で最高位の旭日大綬章を受章した。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・午前4時、起床。・うめ子ちゃんの世話。風呂。新聞チェック。メールのチェック。・うめ子ちゃんの散歩。締切り原稿。・午前10時、永田町取材。友人の社会部記者と昼食懇談。・午後3時、いったん帰宅。うめ子ちゃんの散歩。・午後6時、議員秘書の友人ら3人で、日本そば屋。飲食懇談。 ビール、ワイン、熱燗。楽しく飲み、食べ、大いに議論した。・本日の歩数 12,285歩・2月24日午前3時、帰宅。