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カテゴリ:読書
第二次大戦戦中戦後に、闇物資が売買されていたブラックマーケットとは言っても民衆が生きるためには必要だった闇市。その周りで起きた日々の出来事が短編小説としてまとめられた本。朝鮮半島からの徴用労働者が現場から逃げて日本のスラムのような場所に逃げ込むも捕まって収容所みたいなところに閉じ込められる話、こんな時でも鍛冶スキルによって重宝されるという、スキルが身を助ける感じの話や、煙草や松茸をなんとか売りつけようと四苦八苦する婦人の話、町中で盗まれたドル札のせいで、米兵を含む闇ドル関係者が芋づる式に処罰される話のなどある意味聞いたことがないような話が多くて新鮮ですね。
あと、負ける戦争はしてはいけませんね。 闇市/マイク・モラスキー【1000円以上送料無料】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.11.05 21:49:36
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