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カテゴリ:読書
明治以降、国際政治の舞台に上がってきた日本。北方領土の島々や千島列島が面してる北洋はロシア、アメリカ、イギリスの各勢力がオットセイなとの海獣を狙ってる海たった。 ということで、当時は需要のあった海獣の毛皮をめぐる諸国の政治交渉や密猟の取り締まりの歴史をまとめている本。 こういうネタはあまり一般的でないのでわかりやすい。 南樺太にある海豹島のような海獣が集まる場所や、ロシアのイギリスの間での海獣保護の条約に伴い、日露戦争中でも北洋にあるロシアの島を密猟から守るイギリスのエピソード、そして日露戦争後に激化する日本とアメリカの水産資源をめぐる争いなど200年に満たない時間の中でも様々な勢力の思惑が入り乱れる北洋世界の面白さ。 北方海域をめぐる国際政治史 明治期日本の海獣猟業 [ 高橋亮一 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.18 22:01:35
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