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テーマ:読書(8508)
カテゴリ:読書
かつてのアラブ世界の盟主だったトルコ。ヨーロッパの勃興と国民国家システムという近代社会と相性の良い社会システムと激突することで次第に中心から脱落し、最後はアラブ内にできた国民国家の動きに押され解体の憂き目にあうという時代の変化が色濃く浮かぶ末路と、イスラム教というつながりでできた世界が民族というもので分断してしまうという世界システムを上回る身近なつながり、というものもあるんだなあと。イギリスの口車にのってオスマン帝国を裏切ったアラブ人たちも世界を裏切っても身近なつながりは裏切らなかったということになるのかな。 オスマン帝国の解体 文化世界と国民国家 (講談社学術文庫) [ 鈴木 董 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.13 20:49:11
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