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今日も明日もきっとため息~ 帰ってきたタウシャン@トルコ

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2005.10.04
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テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:トルコで住む!
昨日・おとといとトルコジンの全神経はルクセンブルグとアンカラに
向けられていたんではないでしょうか?

EU緊急外相理事会でトルコの加盟交渉開始に向け、協議されて
いましたが、オーストリアが!!断固反対!!の姿勢を貫いていました。
イギリスのストロー外相が頑張って説得してくれていたようですが、
それでも折れなかった。(オーストリアは準加盟国ならいいよ、と言ってたが、
トルコはざけんなテメー!正規加盟国じゃねーと意味ねーんだよ!と
お怒り。)

正直なところ、どこの国も
「トルコに加盟されるのはヤダなー・・・クリスチャンじゃないしー、
(所得も教育も)レベルが低いしー、お下品?だしー・・・」
と思ってるんでしょうが、一方で
「軍事力(NATOとか)おっきーしー、ロシアともアメリカとも仲いいしー、味方につけとくと
なにかと便利かもしれないしー・・・」
なんて思ったりもしてるんじゃないでしょうか・・・?

しかしオーストリア、「トルコはクリスチャンじゃないし、ビンボーだから!」と
はっきり言ってくれました!

・・・でもきっと理由はそれだけじゃないでしょう・・・
(クロアチア云々はトルコ阻止の言い訳?)

かつてウィーンは2度もオスマントルコに包囲されたのですが、オスマントルコ軍、
ウィーンを陥落することは出来なかったのです。
!!それだけウィーン軍、頑張ったのです!!
勝利の喜びをかみしめるのに、ウィーンのパン屋さんはわざわざオスマントルコの
シンボルである三日月型のパンを作り(=これぞ元祖クロワッサン!!)、
「ざま-みろ、トルコ軍!!ガハハハハ~~」とこれをトルコジンの分身?と
思いながらどうかは知りませんが、ムシャムシャムシャ~~と食べてたわけです。
そんなわけで、クロワッサンはトルコでは屈辱の代名詞なパンなんですが、
最近ではその屈辱も忘れ去られて?街にも出回るようになりました(昔は
売ってなかった)。

ワタクシもテレビで中継を見ていたのですが、昨夜8時の段階ではオーストリアが
まだ妥協していなかった(たしか)。
で、アンカラではトルコを動かしていらっしゃる方々(首相・外相・大統領・
軍上層部など)がお集まりになって枠組み案の検討終了、ルクセンブルグで
EU外相らの枠組み案検討会終了。
9時半くらいだったか、テロップで「ギュル、ルクセンブルグに飛ぶこと決定!」

おおお~!とうとう合意か~?!オーストリア、落ちたか~?!

そのあとワタクシは睡魔に襲われ就寝、ラクンは飽きもせずジーっとテレビの前。

「トルコの歴史が変わる瞬間を見逃すわけにはいかん!!」

夜中の2時くらいに起きたら、どうもワタクシが寝てる間にギュル外相と
ババジャン財務大臣はルクセンブルグに着いていて、交渉開始合意の記者会見を
しておった。

で、今日の新聞の小見出し。

「ウィーン陥落!!」 ←オスマントルコの末裔たち、忘れてなかったな・・・

・・・臥薪嘗胆って気分ですか・・・?







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最終更新日  2005.10.04 20:12:07
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