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テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:トルコで住む!
昨日・おとといとトルコジンの全神経はルクセンブルグとアンカラに
向けられていたんではないでしょうか? EU緊急外相理事会でトルコの加盟交渉開始に向け、協議されて いましたが、オーストリアが!!断固反対!!の姿勢を貫いていました。 イギリスのストロー外相が頑張って説得してくれていたようですが、 それでも折れなかった。(オーストリアは準加盟国ならいいよ、と言ってたが、 トルコはざけんなテメー!正規加盟国じゃねーと意味ねーんだよ!と お怒り。) 正直なところ、どこの国も 「トルコに加盟されるのはヤダなー・・・クリスチャンじゃないしー、 (所得も教育も)レベルが低いしー、お下品?だしー・・・」 と思ってるんでしょうが、一方で 「軍事力(NATOとか)おっきーしー、ロシアともアメリカとも仲いいしー、味方につけとくと なにかと便利かもしれないしー・・・」 なんて思ったりもしてるんじゃないでしょうか・・・? しかしオーストリア、「トルコはクリスチャンじゃないし、ビンボーだから!」と はっきり言ってくれました! ・・・でもきっと理由はそれだけじゃないでしょう・・・ (クロアチア云々はトルコ阻止の言い訳?) かつてウィーンは2度もオスマントルコに包囲されたのですが、オスマントルコ軍、 ウィーンを陥落することは出来なかったのです。 !!それだけウィーン軍、頑張ったのです!! 勝利の喜びをかみしめるのに、ウィーンのパン屋さんはわざわざオスマントルコの シンボルである三日月型のパンを作り(=これぞ元祖クロワッサン!!)、 「ざま-みろ、トルコ軍!!ガハハハハ~~」とこれをトルコジンの分身?と 思いながらどうかは知りませんが、ムシャムシャムシャ~~と食べてたわけです。 そんなわけで、クロワッサンはトルコでは屈辱の代名詞なパンなんですが、 最近ではその屈辱も忘れ去られて?街にも出回るようになりました(昔は 売ってなかった)。 ワタクシもテレビで中継を見ていたのですが、昨夜8時の段階ではオーストリアが まだ妥協していなかった(たしか)。 で、アンカラではトルコを動かしていらっしゃる方々(首相・外相・大統領・ 軍上層部など)がお集まりになって枠組み案の検討終了、ルクセンブルグで EU外相らの枠組み案検討会終了。 9時半くらいだったか、テロップで「ギュル、ルクセンブルグに飛ぶこと決定!」 おおお~!とうとう合意か~?!オーストリア、落ちたか~?! そのあとワタクシは睡魔に襲われ就寝、ラクンは飽きもせずジーっとテレビの前。 「トルコの歴史が変わる瞬間を見逃すわけにはいかん!!」 夜中の2時くらいに起きたら、どうもワタクシが寝てる間にギュル外相と ババジャン財務大臣はルクセンブルグに着いていて、交渉開始合意の記者会見を しておった。 で、今日の新聞の小見出し。 「ウィーン陥落!!」 ←オスマントルコの末裔たち、忘れてなかったな・・・ ・・・臥薪嘗胆って気分ですか・・・? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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