今日も明日もきっとため息～ 帰ってきたタウシャン＠トルコ

いよいよ始まってしまいました。断食月・・・

物価高騰のせいもあるのでしょうか？（インフレおさまってるのに、
なぜどんどん値上がりするか？？）、例年スーパーや市場は
イフタル（断食明けの食事）食材買出し客で、年末年始の
アメ横状態になるのですが、今年はなんだかとっても・・・
・・・静か・・・です。

ワタクシは毎朝、出勤の支度をしながらスターＴＶで不埒な
ブラジリア・ディジ（ブラジルのドラマ）を観てるんですが、
さすがに今日からは「アッラーの〇〇」みたいな、宗教ドラマ？に
なっておりました・・・
どこのチャンネルもたいていそう。朝からコーラン流しっぱなしとか、
イスラムなんちゃら番組になっておりました。
なんだかこの季節、「にわか信者」がドドーと増えた気分です
（って、増えてんだけど、実際）。

兎家頁の常連さんならご存知でしょうが、我が家の裏側は
チンゲネ・マハッレシ（ジプシー・エリア）なので、普段から太鼓だの
クラリネットだので賑やかなのですが、それゆえに朝の太鼓（注：
夜明け1-2時間前に食いだめをするため太鼓を叩いて起こしてくれる）
はすっげー派手なんだろうな・・・と覚悟をしていたのですが・・・
意外とシンプルに
「ダン・ダン・ダン・ダン」
でした。
でも時間がエライ早くて３時半くらいだった・・・

太鼓で一番ひどかったのは、今の家より15キロほど東の
山のふもとのラズの村に住んでいたときで、

「ダン・ダン・ダ・ダン・ダ・ダダダダダダダダダ～」

心臓麻痺で逝っちゃいそうな勢いの太鼓でね・・・
今思えば、あんなとこでよくもまあ暮らせたもんだ・・・

で、ラクンは毎年断食をしないひとなんですが、今年は家庭も
持ったし、家も買ったし、仕事も順調だし、で、なんだかアッラーに
守られてる気がする（決して良妻のせいでは、ないらしい・・・）、
断食でもしといたほうがいいんじゃないか？ということで、
数年ぶりにチャレンジするらしい。
・・・といっても、３日が限界だと思うが・・・

ワタクシは早寝早起きのひとなので、明け方の食いだめ
（確か５時半くらいまで食べれるはず）の準備はできるが、
夜中の食いだめにはお付き合いできない・・・
ので、寝る前に料理をこしらえるのだが、これがまたトルコ料理の
レパートリーが少ないワタクシには至難の業で・・・
（やっぱりイフタルに和食とかはナンダカねぇ・・・）
「あー、トルコジンと家庭を持つと、こーいうメンドーなこと（と思っては
いけない。奉仕の心をもたないといけない）が増えるのねぇ・・・」と、
初めて「ワタクシはトルコジンの妻」を認識したのですけど、これで
お客さんなんか来ちゃったら（トルコでは「お客様は神様です」）
もー、タイヘーン・・・なんだろうな・・・

ああ、トルコ料理つくるの、辛い・・・