最近発見したお気に入りの病院
ワタクシはイスタンブルの右隣の県に住んでいます。ここはトルコ有数の工業地帯なので、人口も多いし、住んでる人も(よその県に比べると)お金結構持ってるはずなのに、なぜか福利厚生施設それも病院関係がパっとしない。(雑居ビルとかにはお医者さん個人の診療室とか、結構あるんだけどいろんな意味でどうも入るの怖くってねぇ・・・)ということで、病気になると小康状態になるまで待って、わざわざイスタンブルの総合病院まで通っていたのですが、「診察→検査→最終診断」とたどり着くまでに、要領のいい病院ならせいぜい2回、要領の悪い病院や予約がなかなか取れない人気病院だと3回も4回も行かないといけないのです。具合悪い上に片道1時間半もかけて何度も行っちゃらんねー、ということで近場で、清潔で、待ち時間少なくて、先生それなりで、スタッフがガイジンに異常に興味を示さない、いい病院はないものか・・・?とずーーーーーーっと探していたところ・・・みっけた。この病院、ホンダやいすず、コカコーラと合弁のアナドルグループが経営、アメリカのジョン・ホプキンス病院が業務提携しているアナドル・サールク・メルケジ。HPを見る限り、ものすごーくヨサゲな感じ。しかし病院ってところは実際かかってみないと分からない。ということで、ワタクシは2回ほど通ってみました。その結果;いいところ:〇 場所が実にヘンピなとこだが、イスタンブル・バーダットジャッデシと イズミットからそれぞれ送迎バスが出ている。〇 病院というよりは5つ☆ホテルのよう。ロビーも広々、ソファーもゆったり。 入院した人の話では病室も広々としていてステキー☆らしい。〇 予約は電話でだが、オペレーターが親切丁寧で感じがよい。 予約待ちも殆どなくすんなり取れる。〇 新しくて知名度イマイチ・ヘンピな土地柄ゆえ患者がひしめきあうことがない。 院内感染度も少なさそう。〇 先生は殆どアメリカ帰りなので英語バッチリ。ガイジンでもトルコ語通訳 必要なし。〇 患者さんはバーダットのソシエテもいれば、字も書けない地元のおばちゃんと よりどりみどりだが(私立の病院だが、社会保険も使えるかも・・・)、 スタッフは常に患者に公平であった。 大病院にありがちのソシエテ優先割り込み制度などみられず。〇 もちろん施設は最新。検査などの施術はアメリカ方式採用(らしい)。〇 カフェのメニューが充実している。コーヒーがおいしい。ケーキもサンドイッチも イスタンブルのカフェ並み。なぜかヴィトンのカタログが置いてある・・・〇 お見舞いグッズショップあり。これがセンスのよい雑貨屋さん風。〇 患者に番号が振られ、診察内容、検査結果などはパソコンで番号 管理されており、主治医に電話すると検査結果や診断結果などを 一括して教えてくれる。(無駄に行く必要がない) イマイチ:〇 殆どの先生が外国帰りだが若いので熟練してるかどうか分からない。〇 ヘンピなとこなので、送迎バスを逃すと足がなくなる。〇 地元のヤクザ(マフィヤ?)の大親分が患者なのか、そのボディーガード みたいなひとたちがカフェでタムロってたりする・・・ワタクシの場合、予約優先で待ち時間が短いのと、公平な患者への対応は、精神的に楽にさせてくれるので、これらも病院選びの大事な要素です。主治医は若いですけど腕もよいし相性もいいし、なにせ無駄話とかが少ないので結構気に入っています。昔ボーコー炎でかかったA大学付属病院では、熱も出てフラフラで死にそーな状態なのに2時間も待たされ、あげくの果てにはお茶飲みながら日本の話をいろいろさせられ(その後診察・・・)、右隣の県の病院では直々院長が対応、しかし診察の前に手品を見せられたりで、もう、こーいうの、ほんっとに、耐えられないんです~~~~~!!!というわけで、海外で自分に合うお医者さん探しは大変です。一番いいのは病気にならないような生活を心掛けることなんでしょうが・・・