|
カテゴリ:カテゴリ未分類
「数年後にもうやめようと思う・・・」
「でも、これだけのものを辞めてしまうのも、もったいないし」 と相談をお客様から受けた。 もう何年のお付き合いでしょうか? 私自身、とてもとてもお世話になったお客様。 さみしくないわけないです。 正直なことをいえば、さみしい、という感情だけでなく、それなりに太いお客さんでもあったので、内心「こりゃ、(事務所経営的に)痛いな・・・」と思うところもあり。 ただ、「辞められるときに、辞められる」選択肢があることはよかったかもしれない。 税理士会に「担い手捜し探しナビ」というモノがある。 M&Aの場合、仲介業者もいあるのだけど、小規模、零細事業者が利用できるモノが少なく、かつ、売りに出していることを他者や同業者から見えることもなく、守秘義務が課されている税理士しか閲覧できないわけですから、もっと利用が進んでもよいものに思えます。 昔であれば、「家業」として、子供が親の事業を引き継ぐ、なんてことは珍しくなかった。 でも、現代は違う。 同族関係者による事業承継の方が希かもしれない。 私も後継者がいません。 子供はまだ学生ですから、どうなるか分かりませんが、「継ぐ」ことは考えにくい。 でも、それなりの年齢になってきました。 元気なうちに、気力が充実しているうちに、体が元気なうちに、考えておくことはしないといけない。 気がつけば、税務署職員も私よりも若輩の職員、同僚の税理士も若い子が増えてきました。 「古くさい」体質もまだまだ残る税理士業界ですから、若い子からの人気も無く、税理士受験者、志望者も減少しています。 それでも、なくてはならない仕事だと思うし、若い人のみなぎる能力があれば、魅力のある業界になるのでは?と感じるところもある。 実は、親族関係はないが、引き継いでくれたらうれしいな?と感じている子が身近にいるのです。とっても仕事ができる子です。人格的にも申し分ない。 税理士試験を目指している訳ではないが、能力的にはまったく問題なく、あとは本人がその気になってくれれば、と望んでいます。 だけど、人の気持ちをコントロールすることはできず、またその資格を得る試験も簡単ではなく、仕事も楽なこともない。だから、あまり積極的に進めてもいないし、そもそも人の人生であり、選択するのは私ではない。 私ができることは、「人の役に立てる」という魅力を感じ、働きがいを得て、充実した日常が送れる、そんな税理士事務所にすること、目指すことは、自分でコントロールすることができます。 それさえ、クリアできれば、事業承継は問題ではなくなるかもしれないですね。 私もそうなれるように、もうしばらく第一線にいたいかな?(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.05.23 23:02:47
|