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「税理士さんって、どうやって頼べばよいのですか?」
先日、あるところの無料相談でのこと、まだお若い、おそらく30代でしょうか? 30分の短い相談でしたので、細かいことは分かりませんが、相続が発生したとのこと。 最愛の方を無くされて、途方にくれている様子。 それでも、相続の手続きは、特に相続税はその期限が決まっています。 相続の開始があったことを知った日から10ヶ月以内。 通常、相続の開始、被相続人の死亡の日から10ヶ月と言い切ってよいかと思います。 予想もしていなかった死であれば、気持ちの整理もままならず、期限が迫ってしまう、ということもあるでしょう。10ヶ月って短いのです。 そんな中で、手続きを進める必要があり、どのご家族でもそれぞれ事情があったりして、 お互いに牽制?という言い方が適当とは思えないですが、なかなか言い出せない雰囲気、なんとなく触れてはいけない?微妙な感じで、時間だけが過ぎていく、というのも少なくないのではないかと感じます。 うちでご依頼いただく件数は、毎年平均して、10件はいかないくらいで、8~9件。 ご依頼いただく時期としては、2つに分かれるように思います。 お亡くなりになって早々にご連絡をいただくパターンと、申告期限まで数ヶ月しかないパターン。 まず、手続きの一歩として、お亡くなりになった方の戸籍を取り寄せて、法定相続情報一覧図というものを作成するわけですが、本籍をあちらこちらに動いている方については、それを取り寄せるだけでも、うちでは郵送で取得するため、1~2ヶ月かかることも。 現在進行中の仕事では、最終本籍は、東京都の都下で、その前は23区内、その前は千葉県、さらにその前は群馬県と、もう2ヶ月くらい時間がかかっています。それに平行して、相続財産の洗い出しをして財産評価して。。。 時間的に余裕がないと、戸籍を取得するのも郵送ではなく、直接その本籍地に出向いて取得する、となると税理士の報酬も高くなることもあるでしょうか? 最愛の方を無くした悲しみの中、その後の生活の不安もでしょう、それでも税金の手続きは期限があり。。。 普段、税理士なんていう専門家と付き合いがないわけだから、税理士にどう依頼してよいか?分からないのは当然のこと。今時なので、ネットで検索することになると思いますが、それでも、どう選んでよいか分からず、 年齢が近い、近隣の税理士がよい、同性がよい、ベテランで相続税申告に長けている人がよい、いろいろとあると思います。 ただ、相続というのは、人の死が伴い、場合によっては、家族のいろいろな事情について、他人には言いたくないことでも、話さなければいけない場面もあったり、 だからこそ、最終的には「相性」ということになるのかな?と思うのです。 話がしやすい、わかりやすい、信頼できそうだ、そんなところかと。 電話してみて、その対応だけでも、どんな税理士?とおよそ想像がつくものです。 それは分かっているけど、やはり重い腰があがらない、というのが相続かもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.08.21 21:34:08
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