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先週、創業スクールで講師を務めました。
冒頭で、「この中で、5年先、10年先まで事業を続けている人は何人でしょうか?」 「おそらく、数人続けていられれば良い方かな…」 そんなことを冒頭でしゃべるものだから、一瞬で雰囲気が凍って(笑) それでも、反応は悪くなかった感じがします。 それなりに真剣なメンバーがそろっていた、ということかな?とも思いました。 事業を始めた当初は、預金残高がガッシャンガッシャン音がするくらい、あっという間に減ってきます。 事業内容にもよるけれど、店舗や事務所を構える場合には、100万円単位のお金が出ていきます。 もちろん、その規模にもよりますが、これまで地道に蓄えてきたお金が一瞬で消えていく悲劇?は、たまったものではない…。 だから、それなりに勝算がある事業でなければやってはいけないし、見込みの得意先を確保しているとか、当面の生活費(例えば、無給でも一年はなんとか暮らせる)の心配はないとか、想定外の支出があっても持ちこたえられるだけの貯蓄がある等々、準備がすべて。 「事業を成功させている人とは、税理士の経験からどのような人か?」と講義の最後に質問を受けました。 「諸々の準備ができている人、そんな人は長く成功し続けているように思います。」と回答した。 そして、続けて、「事業を開始して、すぐに税理士に依頼すべきか?」とも質問されました。 これについては、「否」と返事しました。 まずは、自分でお金の流れを把握し、税金も事業を行う上ではリスクですから、それについても、税理士から一々指摘されながら、受け身ではなく、自分自身で「いつ、何の税金が、どのくらい」納税する必要があるのか?そんなことも、身をもって感じ取れるようにならないと、金繰りを含めた事業の継続はないと考えていますから、確定申告は自分自身でまずはやってみることが大切です、的な話をしました。 サラリーマンはサラリーマンで大変なこともあるでしょうが、仕事するために借金することはありません。事業主は仕事するために借金することがあります。 どちらがしんどいか? 考え方次第なところはありますが、すべてが自分の責任、手柄も自分の手柄。 創業スクールに参加された方々、将来、事業を始めることを前提に参加されたことだと思います。 私の予想に反して、多くの方が5年先、10年先も事業を続けていくことを願っています。 簡単ではないですが…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.09.10 16:53:41
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