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テーマ:食生活と健康(649)
カテゴリ:食と健康
ってことでサクサクと。 チャーハンで母子が食中毒 船橋西武の総菜コーナー 7月9日16時48分配信産経新聞 西武百貨店船橋店(千葉県船橋市本町)の地下食品売り場中華総菜コーナーで、 今月3日に販売された食品が原因で客2人が食中毒を発症していたことが9日分かった。 船橋市保健所は同日、同コーナーの厨房(ちゅうぼう)を11日まで営業停止処分とした。 同保健所によると、県外の30代の母親と10代の息子が3日午後5時ごろ、同コーナーで 「五目チャーハン」1パックを購入。 翌4日朝に食べたところ、嘔吐(おうと)などの食中毒症状を起こし、病院で手当てを受けた。 2人とも回復しているという。 同保健所は2人の便などから食中毒を起こす「セレウス菌」を発見した。 百貨店地下の厨房(ちゅうぼう)で3日に調理された五目チャーハン4パックの1つで、 ほかの3パックは同店が回収するなどした。 同店は「衛生管理を徹底する」としている。 細菌性食中毒-1・・・ 細菌による食中毒は ・ 増えた食中毒菌が腸管に働きかけて起こる ・・・・・感染型 ・ 増えるときに作られた毒素によって起きる ・・・・・毒素型に分けられます。 そのうち毒素型は ・食品内毒素型・・・食品を汚染した菌が増殖するさい作った毒素が原因で起こる 毒素の摂取のみで起こるため、菌の有無にかかわらず発症する。 ボツリヌス菌、黄色(病原性)ブドウ球菌、セレウス菌(嘔吐型) ・生体内毒素型・・・摂取した菌が腸管で増殖するさいに毒素を作る ウエルシュ菌、セレウス菌(下痢型) てことは先日カキコしました。 これらの細菌のうち 病原性ブドウ球菌は 2000年に関西地区で起きた某乳業の 有症者数14,780名という大きな食中毒事件の原因となりました。 病原性ブドウ球菌は 人の皮膚、粘膜をはじめ 自然界に広く分布し 傷口の化膿の原因になります。 この菌自体は加熱により死滅するのですが、増えるときに生成した エンテロトキシンという毒素は120度30分加熱しても壊れません。 この事件の場合は 北海道の大樹工場でつららの落下が原因で起こった停電により 異常な温度帯で原乳が長時間滞留し、その原乳から作られた粉乳を原料で作った加工乳には しっかり毒素が残っていたのです。 一般家庭では救急ばんそうこうを貼った手・ニキビなどに無意識に触れた手で調理した おにぎりなど、人の手に触れるものが原因となることが多いです。 セレウス菌、ウエルシュ菌、ボツリヌス菌は芽胞細菌と呼ばれ、かたい殻をかぶっていて 加熱に耐えることができます。 通常加熱で他のライバル菌たちがいなくなって、食品が冷えるまでの間に、 殻を破って どんどん増えるのです。 昨年はウエルシュ菌による集団感染があり、今年になっても、北海道や東京で 集団感染事件が起きています。 特にボツリヌス菌は1984年には感染者86名死者11名を出した食中毒事件の 原因食品は 「真空パックの」カラシレンコン と普通では食中毒には結びつかないものでした。 ウエルシュ菌はシチューやカレーなど 鍋のまま常温で置いておいたことが原因で セレウス菌は パスタ、ご飯、そうめんなどの常温放置が原因 どちらもしっかりと再加熱することで防ぐこともできますが、 やはり、底の広い容器に移し、早め冷やして冷蔵庫にしまうことが大切です。 そうそう!!! 熱い(温かい)ものを冷蔵庫に入れると 冷蔵庫内温度が上がってしまい、周りの食品をイタめるので 注意してくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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