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テーマ:食生活と健康(649)
カテゴリ:食と健康
んでもって 先日横浜の花火大会で食中毒が発生しました。 弁当から黄色ブドウ球菌 横浜花火大会の食中毒 2008/07/23 21:05 【共同通信】 横浜市で20日開催された花火大会の見物客が食中毒症状を訴えた問題で、 横浜市保健所は23日、客が食べた「おにぎり弁当」から黄色ブドウ球菌を 検出したと発表した。 製造した弁当店「すいじょう関内店」(横浜市中区)を23日から無期限の 営業禁止処分にした。 保健所によると、嘔吐や下痢などの食中毒症状を訴えた見物客は計77人に上り、 うち2人が入院した。 1人はすでに退院しており、もう1人も快方に向かっているという。 黄色ブドウ球菌(病原性ブドウ球菌)の特徴は 増えるときに作る 熱にも強い毒素によって食中毒が起きる。 菌は自然界に広く分布して人の皮膚などにもいる。 摂取後3時間ほどと短い潜伏期間で発症。 症状は 嘔吐、下痢 軽症で回復することが多いが、 抵抗力の弱い人が感染すると肺炎などを引き起こすこともある。 原因食品 弁当・そうざい・生菓子など加工食品など。 細菌性食中毒-2・・・ 細菌による食中毒は ・ 増えた食中毒菌が腸管に働きかけて起こる ・・・・・感染型 ・ 増えるときに作られた毒素によって起きる ・・・・・毒素型に分けられます。 そのうち感染型は ・感染毒素型・・・接取した細菌が腸管壁にとどまり毒素を作る 毒素原性大腸菌、腸管出血性大腸菌、エルシニア菌など ・感染定着型・・・摂取した細菌が腸管に働きかける 一番多いタイプで腸炎ビブリオ、ナグビブリオなど ・感染侵入型・・・摂取した菌が腸管にとどまりそこで増殖することによって起こる サルモネラ菌属 てことは先日カキコしました 以前は食中毒と言えば 『夏季』『腸炎ビブリオ』と言われましたが 食品衛生知識の向上と徹底により ここ数年すっかりなりをひそめ 2006年 東京での発生報告はありませんでした。 が 昨年秋 海上自衛隊の艦内での食中毒事件を筆頭に 続々と腸炎ビブリオでの食中毒が 報告されました。 その原因は塩辛 小売用だけでなく業務用も製造する大手業者の製品が原因であったため、 いかの塩辛を推定原因とする腸炎ビブリオ食中毒の発生について・・消費者への注意喚起が 厚労省から通達される事態となり 12自治体 推定患者600名近くを出した大事件となりました。 原因となった腸炎ビブリオは海水程度の塩分を好み(8%でも増殖可)、その増殖速度が速いことで知られています。 以前の食中毒では 魚を扱ったあと 野菜を切ってサラダにしたなどといった二次汚染が原因となることが多かったのです。 しかし 今回の事件では 本来の製造方法(塩分10%以上)では 常温(25度)程度であっても日持ちする塩辛が 嗜好や健康への考えから塩分が抑えられ、常温に耐えなれない「生イカの和えもの」になっていることも要因となってます。 製造過程のどこかに問題があり、異常温度帯での保管があったものと考えられます。 しかし皆さん! 塩分が多いと腐らないは正しいのですが 味覚の変化によって 今感じる しょっぱさでは 塩分濃度は足りていないのです。 そのため「要冷蔵」「開封後はお早目にお召し上がりください」は 過剰な注意事項ではないってことをおぼえておいてくださいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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