盗作する奴の神経がわからない
先日、大学で教員をしている友人と話していたとき、友人が、うんざりした顔で言いました「別に、ウィキを参考にするなとは言わないけど、せめて、内容を自分でまとめる努力はしてほしいよ。ウィキ丸写しを何本も読まされたら、飽きる」友人は、せめて自分で書けという気持ちを込めて、レポートは手書き指定だそうです。学生には不評だそうですが......手書きなら、丸パクしてもいいって言ってんだからちったぁ、感謝しろよ!!!コピペ天国なのは、大学ばかりじゃないみたいです。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101129-00000083-san-soci小中学生も「コピペ」時代 罪悪感なく...盗作チェックいたちごっこ産経新聞 11月29日(月)7時56分配信インターネット上には自由に使える読書感想文のサイトが登場。保護者の知らないところでネット空間は広がっていく 文学や詩のコンクールなどで盗作が相次ぐ中、インターネット上の文章をそのまま写し取る「コピペ」(コピー&ペースト)が小中学生の間で広がっている。パソコンや携帯電話をパーソナルメディアとして使いこなすティーンエージャーにとって、コピペの罪悪感はうかがえない。読書感想文の"模範例"を紹介するサイトも登場しており、盗作チェックはいたちごっこの様相だ。(日出間和貴)うちの子が、読書感想文をどっかのサイトからコピペしたら、首が一回転するくらい、張り倒すね!昔から読書感想文大好きだった私は、ついつい興が乗って、鉛筆が滑って、感想文だか、二次創作だかわかんないものを書いちゃったりもしたし、課題図書がつまらないと文句を言ったら国語の先生に叱られたときに、図鑑を読んでも感想文は書ける!と啖呵を切って、実際、植物図鑑で感想文を書いちゃったりもしたけど子供の代わりに書こうとは思わないし、頼まれても書かない!自分の思考を掘り下げて、言葉にして記してこそ価値があるんだよ確かに、1太の通う大手塾で定期的に行われる読書感想文コンクールや作文コンクールの上位作品は書き出しも、展開も、どれも似たり寄ったり。こう書けば大人受けする、というマニュアルを教えているのか?と思うようなものばかり。書き出しは「うわぁ、すごい」系の感嘆台詞か、「僕は息を飲みました」系の感情文で始まり、次に、何に驚いたか、感動したかの説明になって、対象物を褒め称える文章が続くお決まりのパターンこんなテンプレ作品ばかりじゃ、本当の作文力は養われないなぁと思って塾に堂々と張り出されたそれらを読んでいたのですが......私なら、こんな作文はボツにするね自分で書けないからってコピペというか、盗作が堂々とまかり通るのも怖いものですhttp://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/453133/インターネットに掲載された詩に酷似した作品で「詩と思想」新人賞が取り消しになった中学生が、福岡県柳川市と前橋市のコンクールで受賞した詩でも盗作をしていたとして、両市は19日、賞を取り消したと発表した。中学生の頃から、盗作してどうすんだか。仮に、この子にそこそこの才能があったとしても、今後、どんな作品を書いたとしても「盗作だろ?」と疑われる種を自分で蒔いちゃったよね。まだ救いなのは、この子が取材の申し込みを受けて、自分から親に盗作を告白したこと受賞してから、自分がしでかしたことの大きさに気付いて、こういう行動に出たなら、この子は根っこまでは腐っていないのでしょう。でも、こういう大人になったら、最悪ですhttp://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/books/breview/401111/ライトノベル(イラスト付き若者向け娯楽小説)作家、哀川譲さんの作品「俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」(電撃文庫)に盗作の疑いがあるとして、発行元のアスキー・メディアワークスは8日、本の絶版と自主回収を決めた。哀川さんは事実を認めている。電撃文庫小説大賞 最終選考作でプロデビュー作品で、平積みバカ売れになったのが、実は、すでに人気作品の丸ごとパクリだったと orz比較したサイト→http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52320196.htmlオマージュとか、引用とかいうレベルではないところが凄いまるで、隣に元の作品を広げて、一行一行書き写したとしか思えないところがどうにもこうにも、救いようがない相川譲の選考に関わった人たちも、他社で人気のラノベを読んでいなかったことが露呈したし、この人も、何がしたかったんだろう自分の物語を作りたかったのではないのか?作家になりたくて、有名になりたくて、楽な手段に飛びついたただそれだけだったのか?BLの中でも、80年代の素晴らしいBLを切り貼りしたものが貴腐人によってパクリ検証されていたり、マンガでも、トレス疑惑が持ち上がったり、デジタル化されればされるほど、容易にパクれるようになる代わりに、容易にパクリ検証できるという皮肉世の中には、多くの人のモチーフとなった三国志を題材にして、見事なBLに昇華させた人もいるというのに(江森先生)同じプロットでも、書く人によってまったく別物になるというのに......自分の頭を使って、悩んで、生み出す作業をせずに、何が作家だ!昔から、文章の練習として、既存の作品を書写することや自分の好きな作家の文体をなぞって、文章力を磨くことはあるけれど、それはあくまでも、練習です自分の作品じゃない!私も、一時期、自分の文章力のなさに絶望して好きな作家さんのエロシーンを書写したり、流れの運びをそっくり真似て、エロを書いたりしたけど、やっぱり、自分の文章ではないことを、自分が一番よくわかっていた。文の運びや単語の選択、語調やリズムがしっくりこないし、真似て書けば書くほど、自分の中での違和感が膨れ上がって、たった数ページなのに、辛くてたまらなかった自分の文体なんてないと思っていたけど、やっぱり、自分の書きたいものは自分にしか書けないことをはっきり自覚した瞬間だったのかもしれない私があんなに辛くてたまらなかった作業を文庫一冊分やってしまうなんて、ある意味、尊敬するわ絶対に認めないけどところで、今、一番気になっていること「詩と思想」新人賞や福岡県柳川市と前橋市のコンクールの主催者は中学生の盗作元になった詩作者に対して、「あなたの詩は素晴らしかった!」と賞を与えないのでしょうかね?だって、受賞した作品はその人の創作物なんでしょ?