投げたい本
久しぶりに、パラ見で、本を買った今まで手に取ったことのない作者読み始めたら、なかなか面白い日々、怠惰に無気力に生活している貧乏青年がひょんなことから不思議な指令に従って、小さな田舎町の中を右往左往一人ぼっちの老人の話し相手になり、家庭内暴力に苦しむ家族を助け、親の期待に応えきれない少女を勇気づけ、自分の家族や親友が隠していた秘密も知って、自分の望みとは正反対でも、彼らの背中を押しさえする不思議な指令を送ってくる主は、主人公しか知らない秘密も知っているし主人公が、町の人々を助ける様子も、勇気を出せずにウジウジしている様子も、すべて、記録した画像を送りつけてきたりもするいったい、指令は誰から送られてくるのか!?指令を持ってきた人たちも知らないと言うその正体は!? 最後にようやく出てきたその正体は…… 作者 主人公に、小説のプロットや資料を束ねたファイルを渡して「この先はきみが綴っていくんだ」 ってって!!!私が読みたかったのは、SFじゃなくて、ミステリーだったんだよここまで風呂敷を広げまくっておいて、どうしても畳めなかったからってこんなオチをつけるくらいなら、投げっぱなしジャーマンの方が、数万倍マシ!!!!こんなオチでも、出版されちゃうんだなぁ……編集のプッシュと帯の煽り文句と表紙・挿絵と最初の数ページがよければ、私のように、買ってしまうバカがいるという証明でしたくっそーーーー!私の一日を返せ!!!