限界団地 最終話
狂気は連鎖するという終わり方いやぁ、怖い怖いこのドラマは佐野史郎さんじゃなかったら、成立しなかったでしょうね冬彦さんで衝撃を与えた後、いい人やら悪い人やらお茶目な人を演じて再び愛が深すぎて狂った人に戻ってきた感じ佐野史郎さんの特徴のない顔に狂気が宿るのが怖いんです<寺内さん>壁を壊して、ホノカちゃんを奪還しようとした寺内さんその異様な迫力と穴越の顔だけで、ビビった桜井夫本物の狂気には敵いませんよ!寺内さんの異様性に気付いて、諫めに来た理事会の人たちも見放し、今や、味方なのは少数派それでも鼓舞して、戦い続ける寺内さんいつ血管が切れるかドキドキしたわ~でも、目が覚めたら、ベッドに縛り付けられているという……エリコさんの提案通り、団地の屋上から自殺したら、みんなが団地を再生させた寺内さんの死を悲しむそれが嫌なら、エリコさんが殺して、すべてを暴露する「私のためを思うなら、自分で死んで」と頼まれて、「ホノカの母親、ただそれだけ」と言い切るこの期に及んで、エリコさんまで傷つけてしまうって、悪手だ~絶望したエリコさんに刺されても、気力と体力を振り絞って、ベッドから飛び出す寺内さん「これは事故です」「家族のちょっとした喧嘩」「ホノカには秘密」で取り繕おうとしたのに、大好きなホノカちゃんに面と向かって「大嫌い」と言われて腹から血を流しながら、ホノカちゃんを追う本当にホノカちゃんが大切なんだね河川敷の階段から転落して、死んだと思ったら生きてた! それも十ヶ月も!!!寺内さんが殺人犯だとわかっても、みんな、団地を離れても、団地の元住人は団地を懐かしんでます寺内さんの思ったようになりましたよ~で、終わるかと思ったら、再登場した桜井夫に怯えたホノカちゃんの「おじいちゃん、助けて」に応えて病院から勝手に退院して、寺内さん登場!ホノカちゃんの幸せを邪魔する者を排除しに戻ってきましたそして、ホノカちゃんの誕生日パーティの準備をしているところにエリコさんが尋ねてきて、ホノカちゃんとの再開を約束してくれたところで警察に逮捕されたけど、寺内さんの気力と体力と執念があったら、精神鑑定を経て、精神病院に入院になって、思ったより早く出てきそうです<エリコさん>夫に命じられたとおり、寺内さんを毒殺しようとしたので寺内さんの逆鱗に触れ、ダンチマンになって自己洗脳ホノカちゃんが実母を殺したことを知りながらおじいちゃんが笑うから、一緒にいるって……本当のママじゃないけど、無理しないでねって……そんな殊勝なことを言われたら、寺内さん以上にホノカちゃんを守りたくなるよね「私はホノカを守る」と言いながら、ダンチマンのマスクを切り刻むエリコさんやった、こっちが壊れた!寺内さんをベッドに縛り付けて、あれこれ言っていたら、自分の存在価値は、ホノカちゃんの母親役だけと言われて、ショックを受けて、団地とホノカちゃんを守るために刺しちゃったよ堂々と警察にも嘘を言うし、子供を守るためなら、母親は何でもやります寺内さんが一時的とはいえ排除されたし、心置きなく引っ越して、次に暮らし始めた場所は、やっぱり団地元夫が尋ねてきても、きっぱりと断る強さを手に入れたし絵本の成功で収入は保証されたし、もう怖い物は何もない!今度は自分が団地を守るダンチマンになったみたいですよダンチマンの絵本を作りながら、ダンチマンのテーマソングを口ずさみ、団地を悪く言う子の家を燃やすダンチママ寺内さんの強い狂気はちゃんと伝染しています<自治会長>みんなが「寺内さんが人殺し!」と沸き立ったときに「あぁ……ばれちゃった?」ってw寺内さんに桜井夫の居場所を情報提供し、罪悪感なく復讐を手助けし団地の神さまが怒ったんだ、と寺内さんに説教する余裕まで見せるでも、ホノカちゃんの居場所は、罪悪感があるから内緒あれでよく寺内さんに殺されなかったな~団地仲間とくっつくみたいだし、やる気なく、趣味の盗聴盗撮ばかりっぽかった自治会長が一番上手く立ち回ったのかもしれない