麒麟がくる 34話
比叡山延暦寺の焼き討ち!逃げろと言ってたのに逃げずに、それまで通りの遊興に呆けてたんだからしょうがないよねずらりと並んだ白布包が不気味ですそれをにっこり笑顔で「見るか?」と勧める信長さまも不気味です信長が仕えるのは、帝だけ義昭公の言うことは「いちいち的外れ」うんうん延暦寺の焼き討ちについても「座主覚恕は弟だが、やむを得ない」「都に末永く安寧がもたらされるなら良しとしよう」「大儀であった」「頼みにしている」と畳みかけられたら、信長は嬉しくって有頂天よ!<光秀>一網打尽と命じられていたのに、座主さまの従者を生かしておいて、後々の禍根にならなければいいのだけど……誰かに告げ口される前に、自分から女子供を見逃したと白状したけど「聞かんことにしておこう」「他の者ならその首刎ねておるところじゃ」女子供だからって、非力でも非武装でもないんだよあぁ! この侮りと見くびりが、後々、大山崎で竹槍で死ぬところに繋がるのか!確変したかと思ったけど、根っこはやっぱり甘ちゃんだ幕府と織田のゴタゴタに心を痛めていても、延暦寺焼き討ちの悪夢を見ていても、やることはやって、子供はポコポコ作る光秀夢の中で自分の娘が死にかけていて、現実では石つぶてを投げられてようやく積極的に戦争回避の策を巡らせ始めた模様今井宗久の茶の席に、筒井順慶を招待して、松永久秀と引き合わせて何をどうやって矛を収めさせるかと思ったら松永久秀に大和から手を引かせる代わりに、自分がもらった近江を上げるってそこまではよかったけど、松永久秀が信長公の比叡山焼き討ちを批判したら「私も!」と同意しちゃった言質取られちゃったな~その上で、「信長公とお主は根が一つ」と同族と念を押されて、近江と引き換えに大和から手を引く約束をもらえたから信長の傍に仕え続けるしかなくなったよ<義昭公>ここにも信長を侮っていた男……男たち比叡山には手を出さないだろうと侮っていたんだなぁ「田舎者だからこそ、それがやれると思わなかったのか!」って、後付けなら何とでも言えるよねー信長の勢力を削ごうと暗躍することに必死だったのに「織田は義昭公上洛の恩人だったから、遠慮して物申せなかった」だって!今度は織田ー松永久秀ラインがあるから、筒井順慶に幕府が加担すれば織田 vs 幕府 になって織田が逆賊になるから、幕府の勝利 だってwwwwつーか、義昭公は目の前にいる怪我人だけが心配でなぜ織田がここまでしたのかなんて、これっぽっちも考えてない<駒さまと東庵先生>怪我人あるところに、駒さまあり駒さまあるところに、有力者あり次に駒さまの毒牙にかかるのは、筒井順慶ですね京の町で怪我をしたら、東庵先生のところ以外、行くところはないんかい!さすが駒さま、義昭公の寵愛を受けているだけはある「お手玉、やったことある?」って、武家の娘にタメ口だよ義昭公に仕える信長の家臣・光秀の娘だから、ずーーーっと下だもんね「たった八文で」って、丸薬でボロ儲けしてる駒さまにしたら「たった」だろうけど、妹を売らないと生きていけない家にとっては「八文」って大きい金額だよ時には「八文」で人の命がやりとりされるくらいにはね<松永久秀>今井宗久の茶席に、光秀が筒井順慶を連れてきてもまったく動じず占いを続け、結果を知りたいと言う順慶に茶入れを千貫で買えば教えてやると持ち掛け、その価値もないと切り捨てられたら、あっさりと引くその心は「わしにどうしろと言うのだ?」と光秀に尋ねる大和は切り取り次第、と信長が言ったから、大和を自分のものにしたのに公方さまが順慶と昵懇になったから返せと言われても、返したくない!近江の二万石と引き換えに大和を諦めろと言われてオッケーーーー! ☆信長公を近くで見てきただけあって、信長公のことをよくわかっていらっしゃる古いものを壊す人神仏への恐れを抱かぬ恐ろしい人義昭公とは水と油そこまでわかっているから、万が一、順慶・幕府 vs 松永になったら信長は幕府側につくとわかっていたんだろうしだから、どうやって戦を回避するか考えていたんだろうな<正親町天皇>あぁ、美しい東庵先生は声だけでフレームアウトしていていいから、正親町天皇の表情とピンと伸びた背中と横顔だけが見たいわ信長が褒めて欲しそうだったから、褒めてやったと微笑んだ後の「無残な戦じゃ」と憂う顔 はぁ~~~~ん<武田信玄>どこをどう切っても「武田信玄」wその名を聞いて、みんなが思い浮かべる「武田信玄」わさわさしたもみあげが何とも見事です