篤蔵と俊子ちゃんの愛に泣いた
篤蔵と俊子ちゃんを取り巻く人々の愛に泣いた
子供たちも、お梅さんも、新ちゃんも、
宇佐美さんも、辰吉さんも、宮前さんも、
みんな篤蔵と俊子ちゃんのために愛を尽くしてるよ~(号泣)
何度も繰り返される俊子ちゃんの「私は幸せでした」が切ない
震災で家族を失うこともなく、
夫は天皇の料理番として腕をふるい、
産婆として必要とされて、幸せ絶頂だったのに
大正十二年に最初の心臓の発作があって
それから四年
ワンカットで季節の移り変わりを示しているのが、また切ない
蕾だった赤い椿が開き、節分になり、
八重の椿が咲き、ひな祭り
そして端午の節句、紫陽花咲く梅雨が過ぎて、ひまわり咲く夏
紅葉、落葉、年の瀬、除夜の鐘から正月
年を越せた安堵と、二度目の年越はない予感の落涙に胸が詰まる
俊子ちゃん亡き後の篤蔵は、また来週ですね
<篤蔵>
震災の炊き出しに陛下の日々の食事、と働きまわっていると、
俊子ちゃんの変化は気づきませんね
俊子ちゃん自身も過労だと思っているくらいだもの
篤蔵の前では元気だったら、気づくわけがありません
大正天皇の崩御に魂が抜けつつも、
昭和天皇の即位関係の仕事が始まる
食事は毎日毎日、続くもの
喪中ながら、昭和天皇最初の午餐の打ち合わせもしなきゃいけない忙しさ
そんな中、宮前さんが退官するって、篤蔵ショック!
気弱なことを言ったら「やりたい放題だった」と言われたけど、
保守的な人がいるから、革新できるんだよな~
篤蔵の心の乱れも敏感に察知し、
「心の乱れは主上の食事の乱れ」と戒められるのも宮前さんだけ
そんなと金い、目の前で俊子ちゃんが倒れたら、驚くよね
仕事にかまけて、家を任せきりにしてたしねー
心配しすぎて、怒鳴ってしまう篤蔵
怒れば怒るほど、言葉が丁寧になる篤蔵
どれもこれも、俊子ちゃんへの愛情から
でも、篤蔵が料理ができてよかったです
俊子ちゃんが台所に立てなくても、子供たちの朝ごはんができた!
俊子ちゃんを休ませるために、新ちゃんを子守に雇ったのはともかく
宇佐美さんが料理してたら、さすがにビビるわ~
子供たちは気軽に「おじさん」と言ってるけど、
華族会館の料理長、すっげー偉い人なんだよ?
茶の間に篤蔵、宇佐美さん、新ちゃんが揃ってるって、凄い絵面だ
病弱だった大正天皇を快癒させてあげられなかった悔しさと
目の前で俊子ちゃんが心不全を起こしたことで、
食養生に目覚めた篤蔵
頑張っても、俊子ちゃんは弱っていくし……
篤蔵が俊子ちゃんのために作る料理が
一つ一つ凝っていて、見栄えまで気を使って、
年越しそばの代わりに、野菜を練りこんだそばがきも
葉っぱの形にして、澄まし汁に入れて、本当に手が込んでる
初のキスシーンが、喉に詰まった痰を吸い出すって
全然エロくないけど、愛情はいっぱい感じたシーンでした
「ジュテーム」の意味を知らずにいた俊子ちゃんに尋ねられて
篤蔵に「私はあなたより長生きしますって意味や」と言ったけど、
「I love you」を「月がきれいですね」と訳すくらいだもの
「愛している」以上に深い愛が詰まった言葉だよね
俊子ちゃんのお悔やみに、大宮さまからのお手紙をいただいたら
どんなに腑抜けていても、参内せずにはいられません
いただいたのは、鐘馗さま?
私も意味が分からなかったけれど、
家に帰れば、娘が靴下を繕い、宇佐美さんの手ほどきで長男が下働き、
次男くんは篤蔵が俊子ちゃんに教えた変顔
子供たちの中に俊子ちゃんが生きているって意味?
子供を大切にする=俊子ちゃんを大切にする だよね
胸に俊子ちゃんの鈴を入れて、昭和天皇の祝宴の準備
あっという間に明治、大正、昭和と来ちゃったよ
最初は健んが晩年まで演じるのはどうかと思ったけど、
今回の中年篤蔵はなかなかよかった
<俊子ちゃん>
安静にしようにも、
家事も炊事もすべて人力
移動も基本は徒歩
女中でもいないと、安静になんかしてられません
しかも、俊子ちゃんは産婆さんだし、昼夜を問わず、お仕事です
倒れたと言うのに、料理する篤蔵を、微笑んでみている俊子ちゃん
篤蔵が俊子ちゃんのために料理を作ったのって、初めて?
料理をする姿を見たのも、宇佐美さんに料理を作った時以来じゃ?
一流の料理人の夫が、自分のために作ってくれるのって、嬉しいだろうね
「篤蔵さんより長生きします」の約束のために
安静も一生懸命な俊子ちゃん
篤蔵が作る料理も、最初は全部食べられたのに、
ひな祭りには、一度には食べきれなくなり
梅雨の頃には、おかゆでもむせるように
食べ物を通して、少しずつ弱っていく俊子ちゃんが描かれて
見事な表現だなと思う反面、病苦描写やメイクの変化より、
弱っていく過程がリアルで、胸が痛い
俊子ちゃんと子供たちの交流も切ないです
長男の将来の夢の作文では、篤蔵があれこれ手を出しちゃ辞めた過去を話して、
迷う長男に、やってみないとわからないとアドバイス
針仕事の宿題をサボりたがる長女には、
人の役に立つ嬉しさを知らないのは損だと諭す
篤蔵には、かんしゃくを起こさないように、鈴を持っていて欲しい
鈴が鳴ったら、自分の言葉を思い出して欲しいって
言ってるそばから、かんしゃくを起されたけどw
除夜の鐘を聞いて、無事に年が越せたことを泣いて喜ぶ家族がいるって
本当に幸せだよね
<新ちゃん>
皇太子のご成婚!!!
と喜んでいたら、宮城に忍び込んだ不逞の輩……新ちゃん!
逮捕されたところに篤蔵が来て、駆けだしたら、腰ひもピーン
篤蔵が平謝りして、身元引受人になったんだろうね
震災で絵も焼けただろうから、自分の出番だと戻ってきたらしいけど、
震災で写真が焼けたから、代わりに肖像画を、と俊子ちゃんに頼まれて
それで一儲け!!!ってあたりが新ちゃんらしい
お兄やんの先生に「人の寂しさにつけこむなんて、心がないのか」叱られたら、
篤蔵が「頭がない」ってヒデー
そう言われても笑ってる新ちゃん ある意味、格好いいw
「面白いおっちゃん、来たぞ!」と家に放り込まれても、
へらへらと「三食昼寝付で子守に来た」と言える新ちゃん
子供と一緒に遊んで、端午の節句の出し物では松の役
子供には、こういういい加減で、同じ目線で全力で遊んでくれる大人がいるんだよ
そのくせ、きちんと礼儀や一線をわきまえてるし、
新ちゃんがいたら、絶対に超えたらいけない一線を教えてもらえるだろうな
いよいよ弱った俊子ちゃんの看病のために仕事を休むと言い出した篤蔵に
「おいらじゃダメかい? ダメだよな~」って、ヘラヘラしてるくせに
真正面から感謝されると弱いんだ、新ちゃん
ほとんど家族同然なのに、全員で年越しそばを食べるときは、
ちゃんと敷居の向こうに座っている心遣い
いい人だよ、ほんと
<宇佐美さん>
華族会館で厨房を離れたからって、
秋山家で腕を振るわなくても
しかも野菜炒めだし……いや、難しい料理ですよ
料理に目覚めた長男くんに、包丁を仕込む宇佐美さん
篤蔵は父親だし、忙しいし、指導するには宇佐美さん以上の適任はない!
普通に教えてもらおうとしたら、絶対無理だもんね
いよいよ最終回の90分スペシャル
俊子ちゃん亡き後の篤蔵と周りの人々が楽しみなような、心配なような
戦争描写もあるみたいだし……誰か出征するのかな
怖いので、予告動画も次回あらすじも見ずに
来週を待ちます(ドキドキ