とうとう終わってしまいました
1クールなんて短すぎる
特に最終回に、昭和をぎゅっと詰め込みすぎ！
シナ事変から昭和47年までって、90分じゃ足りないよ～
GHQの我儘に振り回される大膳課をもっともっと見たかったし、
新ちゃんだったら、へらへらと上手に立ち回っただろうな～とも思ったし、
黒川さんと篤蔵の対立から和解への過程も見たかったよ～
でも、最終回は今まで以上に『愛』が詰まった話でした
篤蔵から歴代天皇陛下へ、
昭和天皇から来賓と調理場の人へ、
俊子ちゃんから篤蔵へ、
篤蔵から俊子ちゃんへ、
辰吉さんと新ちゃんから篤蔵へ、
父親から戦争に行った息子たちへ、
父親の仕事を誇りに思う家族から、
お梅さんも旦那さんの似顔絵を守り抜いたし、
みんな、愛し愛され、あふれる愛に目の前がかすみました
特に胸が詰まる思いがしたのは、
タコ糸のついたままの料理を食べて、
「自分の分だけでよかった」とおっしゃった陛下
日本人にとって天皇とは何かと聞かれて、
「当たり前のようにあるけど、なくなったら困る」と答えた宇佐美さん
俊子ちゃんの鈴を泥だらけになっても探し、
理不尽な言いがかりを笑いに変えた篤蔵
カモの真似をする篤蔵と一緒になって、
カモになって笑いものに自分からなった新ちゃんと辰吉さん
悔しさとか怒りとか落胆とか、いくつもの負の感情を
誰かへの愛で、正の感情に変えてしまう力
本当に、愛の物語でした
ここからは、適当な独り言
めざしを焼く以外の方法で美味しく食べていただくために、
オイル煮を提案した篤蔵に、
「絶対美味しくなるんですよね！？」と迫る和食担当の人
貴重なめざし、しかも主上が召し上がるもので、実験はできないもの
他に食べ方って、フライくらいしか思いつかないんですけど……
闇物資は使うなと言われて、四苦八苦してるのに、
軍部に行けば何でもあるし……篤蔵が怒るのも当然です
敗戦しても、敗戦後の生活がピンと来ない篤蔵は
晩餐会や午餐の段取りに頭が向いてましたが、
まぁ、確かに、今まで他国から侵略されたことないし、
植民地になったこともない国だもの
扇動してなくても、国のトップというだけで元首が処刑されるとか、
アメリカの指示がないと、何もできないとか、
想像の範囲外だよねぇ
外国が、日本はアジアを侵略した！ と言うのは、
自分たちが植民地にしてきたことをベースに想像してるからだと思うわ
世界各国の変遷の中、日本だけずっと日本なんだよな
南西諸島や小笠原諸島以外の日本の本土は
戦後、アメリカの占領下におかれた時も、主権と行政権は日本政府だったし
本当の占領、植民地は経験してないのがほとんどなんだぁ
