3187797 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

わたしじかん

わたしじかん

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

プロフィール

みつき2733

みつき2733

コメント新着

みつき2733@ Re[1]:海に眠るダイヤモンド 3話(11/12) 千菊丸2151さんへ 百合子の家も、鉄平の…
千菊丸2151@ Re:海に眠るダイヤモンド 3話(11/12) 長崎が舞台だから、原爆が深い根を下ろし…
みつき2733@ Re[1]:光る君へ 43話(11/11) 千菊丸2151さんへ ロバート秋山をギャグ…
千菊丸2151@ Re:光る君へ 43話(11/11) 全て実資に日記に書かれるな、三条帝。 ロ…
みつき2733@ Re[1]:全領域異常解決室 5話(11/08) 千菊丸2151さんへ 娘が只者ではないと知…

カテゴリ

バックナンバー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

生玉日記 生王さん
気まぐれ日記 yumekoyumenekoさん
Kande's diary カンデ(カンデラブラ)さん
GUCCHIの日記 GUCCHさん
**『漢は黙って直… masamisanao*snowさん
2019.03.09
XML
カテゴリ:雑事
京都迎賓館の一般公開に行ってきました
京都迎賓館は、京都御苑の中にある施設で、国賓をもてなす場
日本の迎賓館は東京の迎賓館赤坂離宮とここ京都迎賓館の二ヶ所
赤坂離宮が洋風建築なのに対抗したのか、差別化するためか
京都迎賓館は京都の各分野の技術の粋を集めた諸々で作られているそうです

あらかじめネットでガイドツアーを予約して、当日、迎賓館西門前に行くと
既にずらりと並んでいます
当日券も、空きがあれば販売されるようですが、確実に見るなら事前予約!
並んでみると、周りから聞こえるのは非関西弁
ま、そうですよね
わざわざ京都に住んでいて、京都の観光地に行くなんてね~
御所は子供とお散歩に来て、バッタやドングリを集める場所です
だからこそ! 敢えての! お上りさん気分で京都観光です

時間になると、西門前から中に入って、地下の駐車場へ
地下の駐車場は写真撮影禁止です
本人確認(予約時のメール画面かそのプリントアウト)をした後
飛行機に乗るときと同様の手荷物検査と金属探知機でのチェック
無事にクリアしたら、今度は25x25x10cm以上の大きさの荷物はコインロッカーに預けます
100円かかるけど、あとから返ってくるから安心です
100円玉がなかったら、お土産物売り場もあるので、何か買って準備しましょう
トイレも地下のトイレしか使えませんし、飲食は禁止ですから、
地下の駐車場でトイレと水分補給を済ませておきます
でも、女性トイレは個室が三つしかなくて混み合いますので
事前に近くのコンビニで済ませておくのも吉
ちなみに、京都御苑東側から一番近いコンビニは、京都府立医科大学内のコンビニなので
いっそ、京都府立医科大学付属病院のトイレを使うのがいいかもw
迎賓館に使われた匠の技の映像を見ながら、時間になるのを待ち、
時間になったら、ガイドさんによるツアー開始
地下から地上に出れば、ここからは写真撮影解禁です

入口





大きな一枚板のドア、ノブは組紐を模した金属細工
ドアが開くと、真正面に……来賓があるときはお花が飾られているそう
突き当たりを右に曲がってツアー開始
長い廊下にポツンポツン置かれた行灯は京指物で折り紙をイメージした物だそうです




最初の部屋は聚楽の間


ゲストの控え室や随行員の待合として使われる場所
赤い西陣織を張った京指物の椅子が鮮やかです
自然光が入らないので、敢えて鮮やかな赤い布にすることで
室内に明るさを感じさせる意図があるとか

続いて夕映えの間
会議や立礼式のお茶のお手前、晩餐会の控え室
名前の由来は、壁の織物
日本画家の箱崎睦昌の下絵を元に、龍村美術織物が綴織で作ったものだそうで
東側が比叡山にかかる月「比叡月映」


西側が愛宕山の夕映えの「愛宕夕照」があります


これがまぁ、精緻な織物で、綴織は爪綴れが有名ですが、
このサイズの物を作るのにどれほどの時間と職人さんが必要だったんでしょうか
また、この部屋から見る庭が綺麗で


池底の石は迎賓館造成の時に出てきた石、円柱状の石は秀吉の時代の石、
細長い石は四国の塩田からとか何とか……
すっと生えているネビキグサは稲をイメージして、全体で水田をイメージしているそうです

次の部屋は藤の間
ここが晩餐会の会場です


正面にあるのは、鹿見喜陌下絵、川島織物セルコンによる綴織の四季の花々、
円窓には桜という、どこから見ても、ザ・ニッポン!
足元の段通に白や紫の模様が散っているのは、壁の藤の花が散っているイメージだそうです
この日は片側にテーブルが出されて、晩餐会のテーブルが再現されていました


四人掛けのテーブルでは、座って記念撮影もできました
そして、テーブルと反対側は伝統芸能を披露する舞台
その仕切り戸の装飾は、切金細工




1-2mmに切った金箔やプラチナ箔を貼った細工ですが
筆で描いた? と思うほど細くて繊細で精緻な細工です
この部屋の間口は広いのですが、一本も柱がないんです
天井から金具で吊り下げているので、広い開口部が得られたそうです

ちょっと暗い廊下を通り、普段は公開していない(写真撮影不可)琵琶の間をちらっと覗き
琵琶の間は、その名の通り琵琶が飾られ、茶道具がある小さな部屋
お茶のお点前を披露する場所でしょうか
主賓と招待者がひっそり話し合うのにいい場所です

その次は、桐の間
ここで一番目を惹くのが、12mの一枚板のテーブル


最後の仕上げ磨きだけでも五日間かかり、職人の手が腫れ上がったそうです
天井の12mの一枚板が張られて、広々とした印象
座椅子は漆仕上げに黄緑色の西陣織
座椅子の背には、五七の桐 皇室の裏紋であり、今は日本の紋章
この桐の葉の色が、一つ一つ微妙に違ってました
外国のお客さまのために、足元は掘りごたつになっています
で、個人的見所は、畳


畳表の真ん中に、すーっとラインが見えますか?
これ、普通の畳とは違って、イグサのいいところだけを使っているので
真ん中でイグサを継いでいる中継ぎ表という畳だそうで
昨年末に畳を替えたものの、必要な畳表を作るのに三年半かかったという……
次の畳替えのために、もう作り始めてないと間に合わないんじゃないでしょうか

廊橋を渡って、向かい側の建物へ


その前に、池には何匹もの錦鯉がいました


その中に、今上陛下がインドネシアから持ち帰られたヒレナガゴイと交配して作られた
ヒレナガニシキゴイが二匹いるそうなのですが、
この日は気温が低く、雨上がりだったせいか、出てきてくれませんでした
廊橋の屋根は船底天井
端と端に、トンボやチョウ、バッタなどが彫られていました

橋を渡ると、船着き場


底の浅い池に合わせて、船底が平な船があって、船遊びが楽しめるそうです
廊橋の手前から見ると、しだれ桜越しに船が見えます


船に乗った最初の国賓は、新婚旅行に訪れたブータン国王夫妻で
緑の衣装に身を包んだ王妃に傘を差し掛ける国王の写真が飾られていました
そこから再び廊下を歩くと、入ってきたドアに戻ってきて、
迎賓館の半分を一周した形です
たぶん、反対側は宿泊施設なんでしょうね

ちょうど今は、天皇在位30年記念ということで
各所に今上陛下と浩宮さまの立太子や結婚の儀の写真や
そのときに使った物と同じ布が飾られていました
テレビや写真ではざっとしか見られない布も
近くで見ると溜息と垂涎の技術の粋の品々
皇室の女性たちが身につけられた紫の衣装も
年齢によって微妙に色合いが違ったり、合わせる色目が違ったり
平安の伝統が受け継がれてるな~としみじみ
源氏物語で、光源氏が明石の君に選んだ紫と白の重ねではないですが
皇后陛下がお好きな白地に紫の模様は、高貴で着る人を選ぶ色合いでした

5月まで30年記念展示はされているそうなので、
もし京都に来ることがあれば、是非、京都迎賓館へ
2000円で90分たっぷり楽しめます
ただ、各グループに警備員さんがついていて
展示物や調度品に触れたり、歩いていいエリアからはみ出たり、
グループから後れたり、フラッシュを焚いたりすると
即座に鋭い声が飛びますので、緊張感をお忘れなく
グループ内に何度注意されてもフラッシュを焚いている人がいて
最後には直接指導されていました
これ以上指示に従わなかったら、退館を命令されて、
文字通りつまみ出されるんじゃないかと思うほど怖かったです
20人くらいのグループなので、人が入らないように写真を撮るのが至難の業
後ろの人なんか気にせずに、人を押しのけて中央に出たり、
最前列ど真ん中に仁王立ちになって鑑賞・撮影すればいいんでしょうが
さすがにそこまでする勇気はなかったです
いや、ほんと、自分が撮影終わっても、ど真ん中に立ったまま動かない人、いましたから
室内なのに、そんなに大きな望遠レンズがいるの!? というカメラの人もいて、
その人が動くたびにレンズがブンブン振り回されるので、なかなかスリリングでした
そのカメラサイズ、持ち込み可能サイズ以上じゃん! とツッコみたかった
見知らぬ人同士の団体行動ですから……周りに人がいることをお忘れなく





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019.03.10 00:27:56
コメント(6) | コメントを書く
[雑事] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X