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カテゴリ:雑事
平成最後の日は雨でした 強い雨ではなく、糸のような雨が静かに降っていました 雨か……と思いましたが、考えてみれば雨は汚れを洗い流してくれるもの 平成という時代に溜まったいろいろな澱を、最後に洗い流すために降った雨だったのでしょう 昭和最後の日は、まだ学生だったので冬休みでした 今のようにSNSで友達と即時的に連絡を取り合うような時代ではなかったので 新学期が始まるのを待って、いろいろな感想を話しましたが 天皇陛下の死によって新しい時代が始まったので、笑うことも憚られ、 新元号を喜んではいけないムードでした それに比べると、今回はお祝いムード一色 そんな中でも、「敢て祝賀ムードに水を差す俺カッコイー」な厨二的意見も散見されて あぁ、これこそ平和の象徴だなぁと思う次第です 光格天皇以来、202年ぶりの譲位 譲位のしきたりや手順が残っていることに驚きはしたものの 「残ってるでしょ? 日本だもの」が第一に浮かんできました 冷泉家かどこか宮家の蔵を漁れば出てくるよね? と何の疑問もなく思い、 その辺のお寺でも500年くらい前の建立だし、200年前ってついこの間だよね?的な感覚 その時代を生きていた人は誰も生きていないのに、 過去から現在、そして未来へ連綿と繋がっていることを疑わない 何百年も続いているものがあちこちにあるので、そんな感覚を抱くのかも知れません そして、令和最初の日 テレビをつければ「令和最初のxx!」 9係のサブタイトルも「令和最初の」です 一晩明けただけなのに、新しい時代が始まる雰囲気です 一つの時代が終わり、次の時代が始まるとき ずいぶん前に、ネットで拾った言葉を思い出しました 最後の広島藩主 浅野長勲の遺言だそうです 私が、祖先から相続した日本の一部分を、皆様に相続する。 皆様は、相続したこの国を、また少しは良くして、次の世代に相続させてくれ。 次の元号が始まるときには、今より少しは良くして、次世代に相続させたいものです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.05.02 01:51:53
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