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産経新聞より
■漢方を「韓医学」で世界遺産申請 中国で猛反発■ 韓国が中国の伝統医学である「漢方(中医学)」を「韓医学」と名前を改め、世界文化遺産の認定申請の動きが出ている。これに対して、中国内で猛反発が起きていると言う。 今回の申請は、「韓医学」と「漢方」の共通点や、世界文化遺産申請の具体的日程について触れていない。しかし、端午の節句で悔しい思いをした(※元記事参考のこと)だけに、中国人の警戒感は強い。 「固有文化を守るため、徹底的に抗戦すべし」と言った勇ましい書き込みがネット上に殺到している。 中国の民間文芸家協会副主席の白庚勝氏は中国新聞社に対し「中国の文明は韓国、日本、ベトナムなどの周辺国に大きな影響を与えてきた。これらの国家と共有している文化も多い」と述べたうえで、「政府は世界文化遺産を申請する際、これらの国々が共有している文化を優先して申請すべきだ」と指摘している。 ********************* いやはや、記事をさぼっていて「大きなニュースがあったせ更新しよう」とおもっていましたが、大きなニュースがこれとは・・・。 韓国には、日本の「日本伝統漢方医学」に相当する「韓医学」が大学教育化され、伝統医学のスペシャリストが育っています。 この点、日本の伝統医学教育は鍼灸(鍼灸専門学校)も漢方(医学部・薬学部)もその教育は“お粗末”の一言。漢方や鍼灸は、半ば「お医者さんの趣味」として患者に提供されているのが現実でしょう。 日本のこの遅れは、中国・韓国からだけでなく、欧米諸国の代替医療教育システムの流れからも大きく水を空けられているのが現状です。 「僕らががんばって勉強した“近代医学”だけで患者を取り囲みたい」と言うお医者さんたちの考えも商売としては重要な考え方なのです。(あるいは、医師になるための努力の量は同情に値しますよね) しかし、もう少し患者の側に立った医療サービスは何か、を自覚して欲しいものです、医療と言うサービスのプロとして。 結果的に病院施設(つまり病院です)から代替・補完医療を追い出し(混合診療の禁止)て、患者に受けさせる機会を奪ってしまっていたり、無免許の“整体師”やら“セラピスト”を蔓延[はびこ]らせてしまっているのですから。 ゴホン。(閑話休題) さて、話を元に戻しますと、『チャングム』と言うTV番組で、韓国の漢方にスポットライトが当たりましたが、あれはほぼ「中医学」そのものです。韓国独自の医学大系と言うよりは、「中国伝統医学韓国風」なのであります。(当然、日本の漢方とは「中国伝統医学和風」です) 日本もは当然中国と植生が違いますから、「日本独自の生薬」も広い意味での漢方には含まれています。 かなり大雑把に言い方ですが、「音読み」で発音する生薬と、「訓読み」で発音する生薬を思い浮かべて下さい。(古代には、韓国にも「訓読み」に値する文化があったと聞きます) 韓国も、たぶん独自の韓国の文化に存在する「医療」があることでしょう。(すべての文明にそれぞれの医療がありますよね) しかし、中医学の焼き直しである「韓医学」を韓国のモノだとする主張は頂けません。 WHOの鍼灸・漢方は中国のそれが基準となっています。 韓国の動きと同じレベルで話を始めてしまうと、例えば・・・日本の「経絡治療」なんか、十分に“世界遺産”の資格があるといえますよね。(同じく日本の漢方を「世界遺産に申請する」などと言うコトにも私は反対です(そんな動きは全く無いよ!)。思想的な意味いではなく、古人に対するリスペクトと“恥”を知る者として、ね。) 世界遺産と言うのは、その国独自のモノだとしても、世界的に価値が認められる(べき)事象に対しての称号だと理解しています。 当然、各々の国にはそれぞれの文化があり、お互いに尊重するべきで、「どっちが強い!?」(アラレちゃんか!)とオトコノコアソビの材料にしては、逆に双方の価値が下がるというモノでしょう。 韓医学の中の、世界遺産になるような「韓国独自の医術」って、なんなんでしょ?それが優れているモノであれば、そちらを申請して頂きたいものです。 韓国テレビドラマ「チャングムの誓い・全巻DVDセット(54部 21Disc)」(送料無料) インポテンツに高麗紅蔘 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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