引っ越しました。
前回の日記でもちょっと書きましたが、先週末、引っ越しました。引越しの日。3月24日。いやぁ。面白い日でした。韓国という国の面白さネタの豊富さを再確認した日でした。引越し引越しと言っていますが、そんな大げさなものではありません。ただ、常来福は、ベッドと洗濯機を、今まで自分が使っていたものと、新しい家のとを交換したかったらしいので、私たちは引越し業者にお願いすることにした。自分たちで運ぶの大変だもんね。嫁入り前にぎっくり腰なんてなりたくないし。で、引越し業者に頼んだので安心安心。というわけはもちろんありません。それじゃ今日の日記終わっちゃうじゃないの!引越しの前々から、24日土曜日、常来福と私を一度も怒らせることなく、一日が過ぎるとは、ハナから思っていませんでした。「業者」といえど、相手は韓国人です。 きいてねーよ!!っていう事態が起こるであろうことは予想していました。そして、見事に予想を裏切らない彼等。24日土曜日;引越し当日。金曜の夜、興奮して(?)眠れなかった常来福は、夜通し荷物を詰めたり、自分たちで運べる荷物を持って、新旧の部屋を行ったりきたりしていました。*私はばっちり8時間寝させてもらいました。寝ずに戦えるか。*でも、私も朝6時には起きて、荷物を運んだり、部屋をささっと掃除したりしていました。そして、引越し業者が来る前に、ベッドは解体し、たんすはすべて空にし、中のものは運び出し、業者に運んでもらうものを一つの部屋にまとめ、置いていくものを一つの部屋にまとめ、かなり整理された状態で、あとは業者さんが来るのを待つのみとなりました。↑業者さんが来る前にベッドを解体しちゃう常来福、かなり律儀な人だと思うんですけど?そして予約どおりの時間、午後2時に引越しの業者さんが二人やってきました。業者さんが来て、すぐに運んでもらいたい荷物とを説明し、引越し先から、運び出す(行く荷物と来る荷物がある)ことを確認した業者さん。「・・・・・・・荷物、多いんだけど・・・・」当たり前です。引っ越すんですから。それでも作業にとりかかったらしい業者さんを確認してから、私はさらに荷物を運びに、一度新居(?)へ向かいました。と、階段を下りて、そこに駐車されている業者のトラックをみた。・・・・・小さいトラック。ペンキ塗りたて。会社の名前が無い。(業者さんの一人は、割と大きいらしい引越し会社のマーク入りのベストを着ていた。)トラックには、一言「イサチブ」(引越し屋」)と書かれている。なんとも分かりやすい表示である。トラックをみて、ふと何かが頭をよぎったけど、現場は常来福に任せて、私はそのまま新居へ荷物を運んで、もう一度家にとんぼ返り。と、作業が進んでいない。業者二人がなんか腑に落ちない顔をしている。なので、「なにか問題でもありますか。」と声をかけてみると、常来福がこれまた腑に落ちない顔して「ちょっと来て・・・」という。事情を聞いてみたところ、私たちが運びたい荷物が、電話で予約した時に伝えた荷物より多いから運べないというのだ。常来福では話が通じないので、電話予約をしてくれた韓国人の先生が電話で交渉してくれ、料金を5万ウォン値上げするという交渉で合意。 ↑ここまでは、私が戻ってくる前の話。しかし、業者さんの一人(おじさん)が、へそを曲げてしまい、仕事をしたがらない。 ↑私が戻ってきたときの状況。私が一応韓国語がわかるということが分かった、へそまげオジサンは、早口でいろいろまくしたて始めた。「こんなに荷物が多いとは聞いていない。 しかも、新居から運び出す荷物もあるとか言うじゃないか。 そんな話も聞いていない。」 ←いいえ、予約の際に言いました。このオジサンは、完全に頭に血が上っていてまったく話になりそうになかったので、もう一人の若い方と話してみる。こちらは一応冷静で、まともに話はできる。電話予約の内容もきちんと把握している。しかし、この兄ちゃんものたまうではないか。「電話の際はこれとこれとこれを運ぶとは、聞いていませんよ。 これは契約外なので、運べません。」「だから、料金追加で合意したんじゃないんですか?」「いや、それはそうですけど・・・。」「だいたい、荷物が増えたら料金があがるとかいう内容も私たちは知らないんですよ。 話が違うって、それは私たちのほうです。詐欺の気持ちですよ。」ピザハットの一件以来、韓国語でもかなり強気の私。笑ここで、会話に割って入ってきたへそ曲げおじさん「いや、お金は問題じゃないんだよ。 問題は時間なんだよ。」 はぁ???さっき料金を上げなきゃできないって言ったじゃないかーーーー!!!このオジサンでは話がにっちもさっちも行かないので、私は若い方と話したいんだけど、オジサンは止まらない。「3時にね、次の予約が入ってるんだよ。 こんなに荷物が多かったら1時間じゃ終わらないだろう。」・・・・引越しを1時間で終えるつもりだったのですね。着た時点で予約どおりだったとはいえ、5分遅刻でしたけどね。「そうですか。時間が問題なんですね。 じゃあ、今話してないで、早く仕事をしてください。」もう、私も負けませんよ。しかし、怒り狂ってまくしたてるへそ曲げおじさん。もう誰にも止められない。若い方は、「すみません。契約外の荷物があるし、時間が無いので、私たちにはできません。 ほかの引越し会社を紹介しますから、そちらと交渉してください。」と、のたまい、へそ曲げおじさんが出て行き、すでにトラックに積んでいた荷物1-2個をもう一度家に運び入れ、ほかの業者の紹介はせず、二人は去っていった・・・・・・・・。引越し会社が、荷物が多いので、運べず、帰っていった・・・・・・・・・・。これは・・・。ドッキリか? 1週間早いエイプリルフールか?つくづくネタには困らぬ国である。そこで電話予約してくれた韓国人の先生が、わざわざ来てくださり(お昼ご飯食べてるところだったんだって。、ごめんなさい)別の引越し業者を見つけ、交渉してくださり、無事に(?)引越し作業が始まった。このおっちゃん。おそらく私よりも体重軽いであろう、ほっそ~~~い体で、それこそぎっくり腰にならないか、心配なぐらいだったけど。プロであった。 ←要はきちんと荷物が運べた。いきなり呼び出して仕事が始まったので、出勤準備が整っていなかったのか、いきなりうち(古いほう)のトイレに無断で飛び込み、う●こしてたみたいだけど、両方の鼻から鼻水たらし、奥さんとふたりで、すべて運んでくれました。でも、このおっちゃんの特筆すべきは、洗濯機!!!洗濯機を、新しい家の戸、古い家のとを取り替えたので、古い洗濯機を古い家に運ぶときのこと。けっこうでっかい洗濯機なんですよ。布団も洗えるぐらいの。それをおっちゃんは、背中に担いで、一人で、階段を2階まで上がってきた!!!!結局こちらでも、「荷物多いよ~~~~~」といわれ、最初の交渉からさらに2万ウォン、追加されたんですけど、背中に洗濯機担いで階段上がってこられちゃ・・・追加2万ウォンだけでいいんですか???って言いたいぐらいでした。そして、荷物をすべて運んでもらい、愛嬌満点の鼻たれおっちゃんに料金を払ってから、新しいしっちゃかめっちゃかの部屋でチャジャンミョンも食べ。(引越しの日にはチャジャンミョン。韓国の定番らしいです。)今週は、片付けもほぼ済んで、快適に暮らしております。