平成2年に購入した唯一の区分のワンルームマンション(私の最初の投資物件)で、27年間所有しました。
当時はバブルの最中で1500万円で購入。それをわずか数百万円での売却となり、額面では1000万円以上の売却損でした(泣)。その間、賃料収入はありましたが。
今年は埼玉で一棟物件を売却しており、それなりに売却益がでるので、それと相殺するチャンスと思いました。
で、お伝えしたいのは、そんなことではなくて・・・・
この区分物件、さいたま市内の西部にあり、駅から遠いので家賃は3万円代です。S造で築約30年。総戸数は20戸の小規模マンションで投資用です。つまり、全員投資目的で購入しているということ。よくあるパターンですね。
今年、私はこの物件の管理組合の理事長を任されていたので、資金繰りや管理組合総会の状況などを管理会社から詳しく聞くことができました。
投資用だから、所有者は収益しか興味なく、運営などの面倒なことには関与したがらないのです。組合の総会に出席者はほぼなくて郵送で議決するにも返信数が足りない。
また、修繕費は2千円ですが、20戸しかないので、修繕積立金がなかなかたまらない。それなのに物件は築30年なのです。小規模な修繕で予算は使いつくされ、とても大規模修繕などできない状況。大規模修繕をするためには、一人、数10万円負担する計算になりますが、そんな議決が賛成されるわけもなく、管理会社は大変困っているのです。
せいぜい、修繕費2千円を5千円に値上げできるかどうか、という程度です。それも所有者(投資家)のOKをもらわねばどうにもなりません。
長分になりましたが、要は、、、
①投資専門物件は所有者の参画意識が非常に低い(収益されはいれば、あとはお任せ!)
②小規模物件は修繕費積み立てが少なく、スラム化の危険あり(修繕費が高ければ問題ありませんが)
ということで、私はババ抜きから脱しました(祝!!)