☆皐の自然育児実践ブログ☆

　あと少しで、幼稚園での初めての1年も終わるんだなあ、となんか感慨深いです。

　息子が通う幼稚園は、コダーイの理念に基づいたNPO法人の幼児園で、ちょっとシュタイナーやモンテッソーリに近いというか、自分でやりたいことを選んで遊ぶ、というのが基本。

　なので、お部屋にはキッチン・食器などのごっこ遊びのコーナーがあったり、木の線路セット、おままごとセット、年齢にあったヨーロッパの木の知育玩具などなどがコーナーに分かれてたくさん！そこから、自分のやりたいおもちゃを選んで出し、遊びたいだけ遊ぶ。強制されない。

　お昼になると、テーブルにテーブルクロスがしかれ、食べたい子から順に食べます。

　また、お部屋の中の「押入れ」が開放してあり、あの暗い中が落ち着くのか、いつも子どもたちに大人気！

　絵本を読みたいときは、「先生のおひざでいつも読んでもらう」と言います。

　あと、珍しいのはわらべうた。穏やかなリズムと繰り返しや、歌いながら遊びが次々展開していくので楽しくて私も息子に教えてもらってはまってます。これも、参加してもいいし、しなくてもいい。いやになったら途中でぬければいい。自由参加です。そのかわり、邪魔をしない、というのがお約束だそうで。

　お誕生会は、いつも先生が手作りのケーキを焼いてくださり、お誕生日を迎える子どもの保護者も一緒に参加してお祝いしてもらえます。

　秋になると、月1回ほどお料理の日があり、お部屋で先順に包丁持たせてもらって野菜を切って、ハヤシライス、うどん、カレー、豚汁・・・などなどをお部屋でぐつぐつ煮込んで食べたそうです。自分たちで頑張って作っただけに、あまりに美味しすぎて先生もびっくりされるほどおかわりしたとか・・・。

　そして私が何よりいいなあと思ったのが、先生の接し方。

　先生が大きな声で「～しなさい！」とか上から目線で怒っている姿を見たことがないのです。だからといって、優しいだけでなく、ある程度は自由に、温かく見守り、ケンカなどがあるとすぐに入ってやめさせる、怒るのではなく、両方の思いを聞き、「じゃあ次はどうしたらいいかなあ？？」と一緒に考えて下さったりする。とにかく、子どもの目線を大事にして下さるというか。

　そして、いつも穏やかで、にこにこ、先生自身もほんとに子どもが好きなんだなあとこちらが見てもわかるくらい、可愛がって下さり、また楽しんでおられる姿にほんと尊敬！

　だから、うちの子なんか今年は週三日しか通ってないのに、家でも「○○先生～、あ、違った、ママ～」って間違うほど大好きみたいで（笑）普通逆よね？！

　こんな風に、手厚くかわいがってもらって、息子が羨ましいくらいです。

　私もこんな園に行きたかった・・・。