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小学校の頃、田舎にたった一つの映画館で「ビルマの竪琴」を観ました。封切が1956年の映画ですから、私が育った本州最北端の町ではその数年後の上映だったかも知れません。
監督が市川崑、脚本が和田夏十だと言うことはもっとずっと後になって知る事になりました。 竪琴を奏でる安井昌二扮する水島上等兵の姿が、モノクロの光と影の残像となって不思議に今でも心に残っています。 その後1985年に、監督、脚本がそれぞれ前回と同じで、中井貴一を主演としてリメイクがされました。これですら知らない世代が今の私の周りには大勢います。 昔のビルマ、今のミャンマーを最初に訪れたのは4年も前になります。その時のカルチャーショックは今もって忘れられません。その後、仕事で年に数回訪れていますが、その印象が薄まっている感覚はありません。本当の豊かさとは何なのか、毎回その思考の深みに沈みこんでしまいそうなスローな極みに包まれてしまうのです。 そのミャンマーは4月の12日から16日までが「ティンジャンと呼ばれる水祭り」で休日になります。そしてビルマ暦に基づいて今年は4月17日が元日になり21日までが新年の祝日となります。 12日から21日に至るまでの国民の休日は、中国の旧正月と同様に民族の大移動が始まります。普段でも日本からは唯一、タイのバンコクでトランジットして入国するルートしかありません。しかもその路線はタイ航空かミャンマー航空に限られております。 つい先ほど韓国の出張から帰国したばかりなのに、4月2日(月)から急遽ミャンマー出張が入りました。早くも今年、6度目の海外出張となります。今回のミャンマー出張がきついのは帰国のスケジュールにあります。 いつもはヤンゴンからバンコクに戻りバンコクで一日仕事をこなしてから、翌日の午前便で帰国するのが通常のパターンでした。しかし今回は私のパスポートの残余期間が6ケ月を切っておりタイに入国が出来ません。 日付が変わった5日の深夜0時20分にバンコクを発ち、成田には朝の8時過ぎに着く便で帰国する選択肢しかりあませんでした。 体調次第で定例会は参加出来ると思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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