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昨日5日、全国の書店員が「一番売りたい本」を選ぶ「第4回本屋大賞」の発表がありました。
ノミネートされた10作品の中から、 大賞は「一瞬の風になれ/佐藤多佳子」 2位は「夜は短し歩けよ乙女/森見登美彦」 3位は「風が強く吹いている/三浦しをん」 と言う結果でした。投票で決まるこの賞は書店員の年代を反映してか、傾向は青春物、恋愛物が多いように思うのですがともかくベストセラーである事は間違いありません。 この苦手なジャンルの本を、2作品も読んだのは異例とも言えるかも知れません。 「風」に呼ばれたようです。 「風が強く吹いている」は三浦しをんが「まほろ駅前多田便利軒」で第135回直木賞を受賞した後の第1作です。 清瀬灰二と蔵原走という二人の主役の劇的な出合いから始まって、走りとはおよそ縁遠い仲間を巻き込んで、遂には箱根駅伝の頂点を目指すという1,200枚のストレートな青春小説でした。 昨年12月に、たった1日半で読み終えました。飲み会などでishiさんはじめ皆さんにも勧めた記憶があります。確か皆さんに本を回しているはずで、今はamurogさんか?かっちゃんの先は把握出来ていません。 今年上期の直木賞は遂に該当作品が無しに終わりました。その5作品の候補作品の一つが「一瞬の風となれ」でした。 この作品は3冊3部作となっていて、歴代の直木賞候補作品の中でも長編の部類に入ると思われます。それでも4日で読み終えました。 こちらは高校の陸上部のフィールドとトラックが舞台の、特に4×100mのリレーのゴールを目指す話が中心のやはり陸上青春小説でした。 作品の中の新二が生き生きしているのが印象的でした。 遅読のt.yama1961さんも感動しながら読み終えて、今書棚にあります。これから読んでみたい方がいたら貸し出ししたいと思っています。 日曜日は今年初めてのレースになります。灰二や走や新二のように「風」を掴まえることは出来なくとも、ともかくゴールを目指すことの楽しさを実感できればと願っています。 昨日海外出張から帰国したばかりですが、来週火曜日から韓国出張が決まりました。その為明日は出勤せざるを得なくなりました。 明日は出勤前に「統一地方選挙」の不在者投票を済ませます。 一つ誇れるものが私にあるとすれば、選挙人となって以来一度も投票を欠かした事がないと言うことでしょうか。 私のたった一票がやがて「風」になる事をいつもを期待して、投票所に足を運び続けています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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