2008年12月の記事一覧 | TeaRoomの庭とお菓子

チューリップの球根植え

１２月に入り、何度か霜が降りたものの比較的過ごしやすい陽気が続いていますね。例年より遅れて…やっとチューリップの球根を植えはじめました。　オキザリス＆ビオラ長年の母の球根の植え方は地植えの場所もコンテナも春へ向けてのベースをすべて作り終えてから…それらの隙間へ植え込んでいきます。色の具合や寄せ植えとの相性、早咲き・遅咲きなど庭の中でのバランスを考えながら。。箱のなかの、どっさりの球根たち…名前を調べて、色やカタチを袋のラベルに書き込むのがここ数年の私の役割です。下準備を終えたら… いよいよ植え込みの開始です。今年は、私も本格的に植え込みを手伝いました。昨日の植え込みは、私一人で…配色バランスを考えて植え込みました。ひとつひとつ球根を植え込みながら…春の庭を思い浮かべます。。『この寄せ植えから、このチューリップが上手に咲いたら…　とても素敵だろうなぁ。。』『いつもお母さんが植えない場所に植えてみようかなぁ』頭のなかで、未来を思い廻らす作業は、想像以上に楽しいものです。。球根の箱を開けた瞬間は、その量に毎年ギョッとするのですが… まだまだ、出番を待つ球根たちが残っています。。今日も、少し球根を植えていきましょう。。

オープンガーデン＆クリスマスコンサート　その２

今朝、まだ昨日一日の余韻に満たされて目が覚めました。。昨日のつづきを綴りましょう… 『オープンガーデン＆クリスマスコンサート』の第三部、クリスマスコンサートのはじまりです。。国立音大のＶｉｏｌｉｎ　星野　沙織さん、原瀬　万梨子さんＶｉｏｌａ　渡辺　康人さんｃｅｌｌｏ　中村　俊太郎さんヴァイオリン四重奏ワインレッドのカクテルドレス、紺色のカクテルドレスに身を包み、男性も正装して登場です。楽器とともに四人が並ぶと一気に、とても優雅で豪華な雰囲気に… 演奏がはじまると… 私は耳から頬にかけてゾワゾワッっと痺れるような感覚になって、涙腺まで熱くなってしまいました。手が届く距離で奏でられるメロディ… 「感動」するということを実感しながら聴き入ってしまいます。選曲もバランスよくて一度は耳にしたことのある曲が重ねられます。バッハ　主よ人の望みの喜びよピアソラ　リベルタンゴチャイコフスフキー　花のワルツジョップリン　パイナップルラグ桑田佳祐　いとしのエリー松任谷由美　恋人はサンタクロース星に願いをアメイジング・グレース星に願いをOver　the　rainbow　などなど♪ たっぷり一時間、それ以上？演奏してくださいました。ティールームは木で造られていて、天井も高いので楽器の音が良く響きます。木も嬉しいそうに、音を含んで撥ねているかのように… アンコールではハプニング。。星野さんの選曲で合図を送ると、チェロの中村さんが「楽譜忘れてきた…」。会場が笑いに包まれ、四人と会場のお客様の距離がより一層近くに。小さな小さな音楽会ならでは、温かな場面ですね。急遽、山下達郎「クリスマス・イヴ」目を閉じたり、体を揺らしたり…それぞれのクリスマスの想い出に包まれてアンコールは終了しました。思わずため息が漏れるほどの、贅沢で…優雅で優美な時間でした。みなさま、本当にありがとうございました･・･お花が好き、ガーデニングが好き、自然が好き… そんな共通の思い溢れる方々が集まった、今回の企画。自然と会話も生まれ、一緒に素敵な時間を紡いでゆけました。ティールームの庭を通じて、たくさんの方にめぐり逢えたことを感謝いたします。Ｍｅｒｒｙ　Ｃｈｒｉｓｔｍａｓ……！！

オープンガーデン＆クリスマスコンサート　その１

クリスマスの足音がもうそこまで…聴こえそうな12月。。そんな12月とは思えない、小春日和の一日でしたね。今日は「日本公開庭園機構」主催『オープンガーデン＆クリスマスコンサート』を行いました。遠くは宇都宮から。。その方は遠いため前日に青梅の宿に宿泊されて、ティールームまで足を運んで下さいました。都内や埼玉県、千葉県からもたくさんの方にお越しいただきまして…心より感謝しております。皆様と過ごした素敵な一日の様子をご紹介いたします。。　11時オープン今日の御案内ボード＆プリント　「日本公開庭園機構」さんが素晴らしいパンフレットもご用意してくださって… 今回は滞在時間が長いため、いつでも御自由にお召しいただけるようにポットに入った温かい紅茶とお菓子をご用意いたしました。チョコレート＆クッキー、手作りの「カントリーバナナケーキ」もどうぞ…ラム酒を効かせた定番のお気に入りの焼き菓子です。お菓子や紅茶をいただきながら思い思いのテーブルにて、お客様同士の会話も弾みます。なんだかガーデンパーティーのようで楽しいですね。１２時から「森の朗読会」がはじまりました。世田谷「雑木林の庭」の岸　美緒子さんによる、朗読… 「クリスマスイブのことです。　仕事を終えたサンタクロースの手もとに残った、ひとつの人形。」 …… 白髪の雰囲気のある岸さんの心地よい声、そして…その声と物語に合わせたＢＧＭだけ静かに流れる、普段なかなか味わうことの出来ない空間が生まれます。子供の頃、毎晩、物語を母にせがんで読んでもらっていた頃の懐かしく、やさしい温もりがあります。そう、大人になって本を読んでもらうことなんてないのですから… 静かで、とても美しい時間でした。。「朗読会」を終えて、ティータイムに。。「冬のはじめの…苺がたっぷりのショートケーキ」と、お好みの紅茶で寛いでいただきました。つづいては、母の「ティールーム　冬の寄せ植え講座」。ご一緒に庭を散策しながら、テキストに掲載された１２のコンテナをガイドしてゆきます。皆様、とても真剣に耳を傾けてくださっていて熱心にたくさんの質問も飛び交いながら楽しく散策できたようです。母が「なんだか、うれしかった…」、そう話しておりました。　テキスト未掲載でしたが、人気のあった『葉牡丹の寄せ植え』母が今、一番気に入っている寄せ植えです。レンガ模様のコンテナは、母の姉からのプレゼント。種類の異なる『コニファー』を多用して、「小さな小さな森のなか」をイメージしたかったそうです。好きな色、白色をメインに。。真っ白なハウスやテラコッタのリス＆ウサギが隠れています… 夕陽射し込む時間…クリスマスコンサートへ。。素敵な素敵なその模様は、また明日…