【Windows】コマンドでの操作は便利で、新鮮かも
MS-DOS時代のキーボードによる操作からWindowsのマウスとキーボードによる操作、そしてスマホやタブレットのタッチパネルでの操作へとコンピュータの操作方法は変遷してきました。最近では、自然言語(ことば)で命令する方法も実用的になってきています。スマホ、タブレットでは物理的なマウスもキーボードも不要となりました。コンピュータの操作の仕方は、大きく変化してきましたが、果たして「進化」といえるのでしょうか。タッチパネルは、マウスもキーボードもない状態で利用できるので、便利は便利です。しかし、大量のファイルのコピーや移動の操作に向いているとは思えません。やはり、操作の内容や目的によって最適な機器は異なる、というのが正解です。Windows 10のストアから、「Windows Terminal」を入手して使ってみました。デフォルト設定のPowerShellを使用します。Oドライブの「radio」というフォルダにある「オールナイト」という文字列を含むファイルを同じく「radio」フォルダ内にある「トーク番組」というフォルダにコピーしました。下記の「copy オールナイト* トーク番組」を入力するだけです。PS O:\record\radio> copy オールナイト* トーク番組大量のラジオの録音ファイルをコピーする際には、ワイルドカードが使えるので便利です。これぞ、「コンピュータの操作だ」という感じがして、温故知新というか、新鮮です。プログラミングができなくても、「コンピュータを操作している感覚」を実感できるので、ぜひコマンドでの操作を楽しんでみましょう。大量のファイル操作とかは、やはりタッチパネルやマウスの操作よりも、キーボードをたたいてコマンドを入力する方法が合っています。圧倒的に処理が速いです。「md フォルダ名」と入力するだけでフォルダの新規作成ができるので、右クリック、新規作成、フォルダ、名前の入力といった操作とは比べ物にならないくらい速いです。フォルダをいくつも作成する場合はコマンドのほうがいいですね。ファイル名をマウスでコピーして「ii ファイル名」とすれば、拡張子に対応したアプリが起動します。「ii タモリ」とだけ入力してTabキーをたたくと、フルのファイル名が入力されるので、当該ファイルが一つしかない場合は、この方法もありです。PS O:\record\radio\トーク番組> ii タモリのオールナイトニッポン_20230218150000_20230218170000.aacTabキーの入力支援を使用すると下記のようにファイル名の前に.\が入ります。PS O:\record\radio\トーク番組> ii .\タモリのオールナイトニッポン_20230218150000_20230218170000.aac