テーマ:北欧☆家具が好き♪(527)
カテゴリ:機能性・実用性の追求
■セブンチェアは耐久性に要注意・・・デザインはいいけれど
フリッツハンセンのセブンチェアは、デザインが素敵ですが、耐久性に問題がある場合も想定しておく必要があります。個人の感想ですが、「信じられないくらい、耐久性は低いです!!」。 15年くらい前に4脚購入しましたが、4脚とも約10年弱で座面と脚の部分が分離してしまいました。座面と脚は接着剤でくっつけている構造なので、仕方がないと思います。1脚が約5万円もしましたから、とても残念な気持ちです。 最近のものは、少しは改良されているのかもしれませんが、構造的に弱いという点はどうしようもないと思います。5~6年使えればいいというのであれば何の問題もないと思いますが、10年以上使えるとは思わない方がいいと思います。 安くはないので、デザインだけでなく、耐久性のこともよく調べて購入することをおすすめします。座ったときに、突然座面がはがれ落ちたりしたら、ケガをするかもしれません。 購入の際は、耐久性や安全性について販売店に尋ねるのもよいかもしれません。 セブンチェアは、デザイン性は高いですが、耐久性と安全性は非常に低いと思った方がよいと思います。 もしも、購入してしまった場合は、以下のようなことには十分注意してください。 座っている時に、落としたものを拾おうとするなどして、体重が座面の端にかかったりすると、座面が脚と分離しやすくなります。座ったら座面に対して垂直に体重がかかるように気を付けましょう。背もたれにもたれかかることもやめましょう。 長持ちさせるためには、そっと腰かけて、垂直に体重がかかるように姿勢を正しくし続けるとよいでしょう。 また、脚のパイプと木の座面の間の4個のスペーサーを適切な位置にしておく必要があります。きつ過ぎると、接着面をはがす力につながるでしょうし、ゆるいと座面が傾いて、これも接着面をはがすことにつながります。 スペーサーは、きつ過ぎず、ゆる過ぎずといった状態を保つ必要があります。 棚の上の物をとる時などに、この椅子の上に立つことは絶対やめましょう。立ったりすると、座面に対して、体重が偏ってかかりやすくなるので、座面がはがれる可能性が極めて高くなります。座面がはがれると転げ落ちてしまいます。今のところ、リコール対象などにはなっていないようですが、突然壊れるので、非常に危険な場合があると思います。 フリッツハンセンのYoutube動画で、非正規品の座面の木の部分を破壊して、正規品の強度をアピールするものがありましたが、「座面と脚の部分のはがれやすさ」についても検証してほしいと思います。本当の問題から「目をそらす」ための動画だと思います。 丈夫さをアピールしたいのであれば、最も脆弱な部分の耐久性について詳細に説明してからにしてほしいと思います。ちょっと、メーカーの見識が疑われる内容です。 そもそも、座面と脚を接着剤でくっつけるという「ものづくり」の発想が信じられません。デンマーク国内では問題視されていないのでしょうか。7~8年で壊れる椅子はデンマーク国内では当たり前なのでしょうか? 最近の製品は、改善されているのでしょうか。これから購入する場合は、購入前によく確認した方がいいと思います。 食品に「消費期限」とか「賞味期限」があるのように、「使用期限」とかを明示してもらいたいものです。安全性を重視すると、「使用期限」は5年といったところでしょうか、長く見積もっても7年といったところでしょう。10年モノの中古だと、購入したその日に壊れても不思議ではありません。中古品は修理済のものでない限りやめておいたほうがよいでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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