地震発生翌日、停電、断水の状況のため、近所の避難所に行ってみました。
500mlのペットボトルの水を1本もらえました。
避難所にいた市役所の人に生活に必要な物資はいつ何が届くのか尋ねましたが、「何が届くのかわかりません」という「福袋」的な状態でした。また、「いつ届くのかもわかりません」という状況でした。
1月2日、3日はこんな感じで、正月3が日だなあ、という雰囲気でした。「かなり非力な人の全力」ということなのでしょう。「全力」にも等級というものがあるのでしょう。正月休みには、かなり低レベルの「全力」しか発揮できないようです。
物資が届き始めたのは4日の仕事始めのころからです。届くだけでもありがたいことですが、「全力で」というのはこんな感じなのか、と首をかしげるような感じではあります。
現状が「全力」なら、大都市で大震災が起きたら、物資の不足はもっと深刻になるでしょう。
1日に、汚れひとつ無い作業着にネクタイを締めたウソメガネが、「全力で」「プッシュ型で」とか言っていたのは全くのウソで、「正月の3が日は関係者も全力で休んでいるので、4日から徐々に支援活動を開始します」と言うべきだったのではないかと思います。個人の感想ですが。。ウソはいけません。すぐにわかるウソを言ってしまうので、ウソメガネと呼ばれるのでしょう。
被災地視察でもないのに、印象操作のために作業着を着用するのとかは、もうやめませんか。被災地を馬鹿にしている気がします。そもそも、トップが作業着を着て何をするのでしょうか。頭脳労働に徹してほしいと思います。馬〇なの? まあ、被災地視察時の作業着も印象操作そのものですけど。。
被災地視察の際は、長靴かブーツを忘れないようにしてください。足元は悪いですよ。
まあ、官僚の作成したペーパーを棒読みすることしかできないのですから、何を着ていても関係はないですが。
道路状況が悪いならば、オスプレイを飛ばせばよいのでは。少なくとも小松空港や富山空港まで飛ばすことはできたはずです。ヘリコプターの数は足りていたのでしょうか。
オスプレイの垂直離発着の場合は、荷物の積載量が少なくなりますが、滑走路に亀裂があるという能登空港でも着陸はできたのでは。
能登空港から穴水や輪島は近いので、能登空港はヘリ輸送の重要な拠点になり得たのではないでしょうか。
でも、関係者は正月に全力で休んでいて、帰省したりしていたはずなので、すぐに飛ばせる状態ではなかったのでしょう。
ところで、羽田で事故を起こした海上保安庁の小型機を、何故、輸送に使用しようとしたのでしょうか。効率の悪い小型機を使う必要がどこにあったのでしょうか。新潟から巡視船で能登半島に物資を運ぼうとしたのでしょうが、東京から新潟に運ぶところは自衛隊などの大型機を使えばよいはずです。縦割り行政の弊害と言わざるを得ません。
管制の問題とか言っていますが、そもそも小型機を輸送目的で飛ばす必要があったのでしょうか。
羽田の事故は、海上保安庁で、そのような非効率な輸送方法の意思決定をした人にも責任があると思います。上から「全力で」と言われたからなのでしょうか。
海上保安庁は海路のところを担当すべきで、小型機で物資を運ぶとかは必要なかったように思えます。組織間の連携がないから、事故が起きたのだと思います。
能登半島は、陸の孤島のようなものなので、「離島防衛」の発想が必要です。離島のようなところに物資を送るのに、「道路状況が・・・」とか言っているのは頭が悪すぎるのでは。
海底が隆起して船が港に接岸できないとか言っていますが、上陸用舟艇を自衛隊は保有していないということでしょうか。
いったい何が「全力」なのでしょうか、島国の日本で、オスプレイや上陸用舟艇をフルに駆使する能力がない自衛隊とは何なんでしょうか。
離島防衛の演習も兼ねて、オスプレイや上陸用舟艇をフルに活用した輸送くらいやってもよいのではないでしょうか。
トラック輸送に頼り切りの物資輸送の状況を見ていると、離島防衛どころか、半島の防衛もできないのではないでしょうか。能登半島なんて、侵攻を受けたら、アッと言う間に制圧されてしまうことがわかりました。
能登半島は、過疎地で、人口は多くないので、大都市災害で必要なほど大量の物資が要るわけではありません。オスプレイとヘリコプターでピストン輸送すれば、当面必要な人員や物資、機材を早期に届けることができたはずです。
特に、倒壊家屋からの救助活動にあたる人員を短時間で多く送ることができたはずです。
霞が関の人達は、過去の地震から何も学習していないことが明らかになった気がします。
オスプレイは、高速に、物資の大量輸送ができるということで導入されたはずですが・・。墜落事故を起こす可能性が高いから飛ばさなかったのでしょうか。
「オスプレイは有用ですよ」という印象操作をする機会だったと思いますが。
昨年の米軍のオスプレイの事故も、緊急時に輸送に使えない(使いたくない)という事態の伏線だったということでしょうか。
こんな時に、オスプレイを使用して事故が起きたりしたら、面倒だという意識が働いているのかもしれません。
オスプレイを使うべき機会だと思いましたが、米国から、使えない壺とか水晶玉をしこたま売りつけられているという構図のような気がしてなりません。