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カテゴリ:マニュアル作成
マニュアルの制作では、たいていの場合、
ページ数を少なくすることが求められます。 厚いマニュアルが嫌われる理由としては、 次のようなことがあります。 ■ユーザーから見て厚いマニュアルは ・とにかく、読む気がしなくなる ・知りたい情報が探しにくくなる ・本棚で場所をとる ■メーカーの立場で厚いマニュアルは ・制作費がかさむ (マニュアル制作は「ページ単価×ページ数」の料金体系が一般的) ・印刷費がかさむ ・在庫を保管するにも余計に場所をとる などなど。 そういうわけで、マニュアルを作るときは 企画設計段階から始まり、 簡潔な文章表現 レイアウト上の細かな工夫まで、 さまざまな場面で、無駄にページ数を増やさないよう 心がけております。 ところが、これとは反対に、 必要なページ数を埋めることができず、 苦労することもあります。 製品に付属するマニュアルではなく 書店で販売される活用本などは、 ある程度のページ数が求められます。 ひよっこライターのときには、 そういう種類の書籍の執筆中に、 どうしても書くことが見つからず、 休日出勤でひとりきりの会社で泣いたこともありました。 ページ数を抑えるにしても、たくさん書くにしても、 「対象への思い入れ」を持ち 「読者へ伝えるべきことは何か」を 分かっていることが大切です。 それがないと、 壁に突き当たったときに正しい解決ができません。 必要な情報が不足していて、 製品を正しく使えないマニュアルになったり、 ピントのずれた本になってしまうかもしれません。 今、振り返ると、 ひよっこライターで泣いていたときは 対象への思い入れが足りなかったのでした。 製品を生み出した方々の思いに共感できること、 ユーザーの立場や状況を想像できること、 どちらも、おろそかにしないよう心がけています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/07/21 01:59:09 PM
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