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カテゴリ:近況
平成21年5月までに始まる「裁判員制度」を理解するため
北海道中小企業家同友会札幌支部女性部会で 模擬裁判劇が行われ、参加してきました。 模擬裁判劇を見た後に、 被告人は有罪か無罪か、 有罪の場合はどのくらいの刑にするかを 裁判員としてグループ内で話し合います。 テレビドラマや小説などで見る裁判は、 検察官と弁護士の攻防など面白いものですが、 被告人を裁く裁判員の立場になってみると いろいろな難しさを感じました。 ●自分の判断への不安 まず、被告人の有罪/無罪を決めなくてはならない 責任の大きさに、怖くなってしまいます。 また、証人によって、言っていることに矛盾がある場合、 どちらが正しいと判断するか、 証拠の意味をどうとるか、 など、裁判の経験がないと難しいように感じました。 ●裁判員同士の話し合いも難しい 各人、重要視するポイントが違うのです。 「そういう見方もあるのか」という気づきはあるのですが、 一つの点に対して議論を深めていく、という風には なりにくいようです。 ですので、押しの強い人がいる場合、 その人の意見に引きずられることになりやすいかもしれません。 とにかく、臆せずに、思っていることを話すことだと思いました。 結局、グループは4つあったのですが、 罪状や刑はバラバラになりましたし、 その根拠も、グループごとに違いました。 このことが、裁判員制度の難しさを示していると思います。 裁判員制度が始まると、 札幌では1,000人にひとり位の割合で 裁判員候補者になるそうです。 この確率は、結構高いのではないでしょうか。 この体験は、とても勉強になりました。 制度が始まる前に、なるべくたくさんの人が 疑似体験をしておくのがよいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/11/23 11:56:28 AM
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