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カテゴリ:マニュアル作成
ひとつのソフトウェアで、
数種類のマニュアルを制作したり、 マニュアルとヘルプの制作を、 同時に任せていただけることがあります。 このとき、制作スケジュールをどう組み立てるか。 たいていは、校正がマニュアル同士で重ならないように、 まず、1つ校正を出して、 それがバックされるタイミングで、もう1つの校正を出し、 片方を校正していただいている間に、もう片方を修正する、 という組み立てになります。 このやり方だと、 校正の負担を分散することができ、 校正にかかる時間を調整しやすくなります。 ただ、すべてを同時にチェックできないので、 同じ機能なのにマニュアルとヘルプとで 校正指示が違う、などということが起こりがちです。 分担して制作しているライター同士が連携して、 先に修正指示が出た部分は、 後で提出するものにも反映してから出したり、 用語や表現の細かな統一に気を配る必要があります。 校正をすべて同時に行うようにすると、 内容を同時にチェックできるので、 校正指示のズレを防ぐことができますし、 分冊や、マニュアルとヘルプで、 カバーする範囲や役割を区切っているときは、 同時に見比べながら内容を判断できます。 ただし、校正のタイミングをぴったりと合わせると、 1回の校正の負担が重くなり、 校正提出からバックまでに長い時間が必要です。 そのため、スケジュールがタイトなときには、 この方法は選択しにくいのです。 まったく新しい製品の初めてのマニュアルでは、 なるべく同時に校正できるように、 反対に、バージョンアップを重ねてきた製品で マニュアルの内容もそれほど変更がない場合は スケジュール重視の時間差校正で、など 意識して組み立てる必要があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008/07/04 09:27:18 AM
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