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カテゴリ:マニュアル作成
いま、私は「~することができます」と戦っている。
…と言うと、なんだか意味不明ですが、 要は、改訂中のマニュアルにでてくる「~することができます」という表記を 集中的に修正しているのです。 きっかけは、先週のTCシンポジウムで聞いた発表。 ひとつの文章を、いくつもの媒体(紙・Web・製品への組み込み等)に 流用した結果、取扱説明が分かりにくくなってしまった こんな現場を目の当たりにした発表者の方が、 画面上で読む場合にふさわしい表現方法として 発表されていたのが、文章の「短文化」です。 たとえば、 「~することができます。」 という文章を、 「~できます。」 と書き換えれば、文字量が少なくて済みます。 一般的に言われているのは、 紙に印刷された文字よりも画面に表示された文字のほうが、 読む側の負担が大きいということ。 今回、制作中のマニュアルはPDFとして配布されるので、 「なるべく短く。なるべくシンプルに。」を心がけて 文章を見直すことにしました。 ※ 画面で見るのと、紙ベースで読むのとは、目に飛び込んでくる情報のかたまりが違うのだそうです。 そうして改めてマニュアルを見直すと、修正したい箇所がわんさか。 長)~することができます。~しておくことができます。 短)~できます。 長)~を変えることができます。 短)~を変更できます。 長)~から選択することもできます。 短)~からも選択できます。 長)~しておくことができます。 短)~できます。 長)~を行えます。 短)~できます。 長)検索したり、閲覧したりする場合に、 短)検索・閲覧する場合に、 ただし、 ●●もできるけど、■■だってできるんだよ~ というニュアンスの文章では、 意味を強調させるために「~することができます」を そのままにしている場合もあります。 なにごとも、場面に応じて臨機応変に...ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008/09/03 05:23:23 PM
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