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2008/12/04
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カテゴリ:ひとりごと
病院で見かけた、この掲示。

 ↓↓↓

「お気分の悪い方は、このボタンを押してください。」

「お気分」に違和感。


気分」じゃなく気分」ではないかしら・・・

お加減は、いかがですか」は「」の方がしっくりするな・・・

病気」「怪我」「体」・・・

あっ、頭が痛い・・・ボタンを押そう・・・
 ・
 ・
 ・

ていねいな表現にしたいとき、
名詞に「お」や「ご(御)」をつけることは、
ごく自然に行っていますが、

「お」と「ご」を、
どのような基準で使い分けているのか、
きっぱりとは言い切れる方は
なかなか、いらっしゃらないのではないでしょうか。

大雑把なルールは、
漢語(音読み)の言葉には「ご」をつけ、
和語(訓読み)の言葉には「お」をつける、
というものです。

 漢語→ご連絡・ご機嫌・ご注意・ご購入・ご契約

 和語→お店・お気持ち・おからだ・お水


でも、例外がたくさんあり、たとえば、

食べ物に関する言葉には、「お」がつくものが多い。

 お食事・お菓子・お茶・お箸


女性が多く使う言葉も「お」がつきやすい。

 お遊戯・お稽古


そのほかにも

 お電話・お時間・お返事・お礼・お勘定・お座席 など。


相手を敬う気持ちや丁寧さを表すために
「お」や「ご」をつけはじめ、
その表現が身近になるにしたがって
「ご」から「お」に変化していっているのでしょうか。

そのうち、「お携帯電話の電源をお切りください」なんて
文句がふつうになるかもしれません。





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最終更新日  2008/12/05 01:44:10 PM



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