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2009/01/09
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カテゴリ:ひとりごと
WEBライター/テクニカルライターの滝田です。

本年も、よろしくお願いいたします。


さて、2009年最初のブログでふざけたタイトルか?

とお思いの方もいらっしゃることと思いますが、

本人はいたって真面目です。


今日は、よく目にする「(笑)」について考えてみたいと思います。


■あなたは「(笑)」を使いますか?

「(笑)」とは、ワライ、カッコワライ、ショウ、ワラなどと、

読み方はさまざまですが、

私が本やネットで見聞きする限り、

ライターと呼ばれる方々は大抵「(笑)は使うべからず」という態度で

接しているように思います。



■「(笑)」に対する冷やかな意見

「(笑)」についての批判は、

(1)書き手のひとりよがり → 大抵おもしろくない

(2)「(笑)」を使わずに笑っていることを表現する、それがライターだ


この2パターンに分類できると思います。



■なぜ「(笑)」は嫌われるのか

私が思うところは、こんなかんじです。

(1)の批判が出てくるのは、場にそぐわない使われ方が多いからではないかと。

たとえば、企業の経営理念を伝える「経営者インタビュー」という記事の中で

「これが、創業以来 培ってきたわが社の理念です(笑)」

と書いてあったとしたら...

 ・信頼できそうもない
 ・だまされそう
 ・ふざけているのか?

など、マイナスイメージが続出します。

企業としての信頼感、安心感、誠実さ、などを表現したいとき、

私は(笑)を使わないと思います。



■しかし、絶対に使わないというのも、また極端


たとえば、学校の入学希望者を募る目的で、

学生さん同士、学校生活についての座談会の記事だったとしたら。


こんな時は、「(笑)」を使うことによって

「和気あいあいとした雰囲気」「楽しそうな学校生活」などを

表現したいところです。

これが、(2)についての私の見方になります。

そうかといって「(笑)」だらけなのも、またおかしい。

全体のバランスが大事ですね。




■なぜこんなにも「(笑)」について語ったかというと

つまり、クライアントから依頼を受けて書いている文章である限り、

大事なのは、特定の用語を使う/使わないということではなく、

「その文章によってもたらされる効果」を

意識しているかどうかということ。


読んだ人にどう思ってほしいか、

それを読んでどんな行動をとってほしいかなど、

文章全体の与えるイメージをちゃんと組み立てたうえで使う「(笑)」は、

そんなに悪いものではないと思うのです。





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最終更新日  2009/01/10 08:46:18 AM



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