|
カテゴリ:ひとりごと
WEBライター/テクニカルライターの滝田です。
本年も、よろしくお願いいたします。 さて、2009年最初のブログでふざけたタイトルか? とお思いの方もいらっしゃることと思いますが、 本人はいたって真面目です。 今日は、よく目にする「(笑)」について考えてみたいと思います。 ■あなたは「(笑)」を使いますか? 「(笑)」とは、ワライ、カッコワライ、ショウ、ワラなどと、 読み方はさまざまですが、 私が本やネットで見聞きする限り、 ライターと呼ばれる方々は大抵「(笑)は使うべからず」という態度で 接しているように思います。 ■「(笑)」に対する冷やかな意見 「(笑)」についての批判は、 (1)書き手のひとりよがり → 大抵おもしろくない (2)「(笑)」を使わずに笑っていることを表現する、それがライターだ この2パターンに分類できると思います。 ■なぜ「(笑)」は嫌われるのか 私が思うところは、こんなかんじです。 (1)の批判が出てくるのは、場にそぐわない使われ方が多いからではないかと。 たとえば、企業の経営理念を伝える「経営者インタビュー」という記事の中で 「これが、創業以来 培ってきたわが社の理念です(笑)」 と書いてあったとしたら... ・信頼できそうもない ・だまされそう ・ふざけているのか? など、マイナスイメージが続出します。 企業としての信頼感、安心感、誠実さ、などを表現したいとき、 私は(笑)を使わないと思います。 ■しかし、絶対に使わないというのも、また極端 たとえば、学校の入学希望者を募る目的で、 学生さん同士、学校生活についての座談会の記事だったとしたら。 こんな時は、「(笑)」を使うことによって 「和気あいあいとした雰囲気」「楽しそうな学校生活」などを 表現したいところです。 これが、(2)についての私の見方になります。 そうかといって「(笑)」だらけなのも、またおかしい。 全体のバランスが大事ですね。 ■なぜこんなにも「(笑)」について語ったかというと つまり、クライアントから依頼を受けて書いている文章である限り、 大事なのは、特定の用語を使う/使わないということではなく、 「その文章によってもたらされる効果」を 意識しているかどうかということ。 読んだ人にどう思ってほしいか、 それを読んでどんな行動をとってほしいかなど、 文章全体の与えるイメージをちゃんと組み立てたうえで使う「(笑)」は、 そんなに悪いものではないと思うのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/01/10 08:46:18 AM
[ひとりごと] カテゴリの最新記事
|