当時レンタルビデオ屋の店員だった
クエンティン・タランティーノ(当時は28歳!!)が、自ら書いた脚本を売ったお金で製作した作品。3万ドルという超低予算で作った今作は『低予算ならでは』の趣向を凝らした素晴らしい映画でした。
≪売った脚本は『
トゥルー・ロマンス』≫
冒頭での、黒いスーツに、黒いネクタイ、黒いサングラスのいでたちの男たちが非常にカッコいい。そして先の読めないストーリーに、軽快なセンスの良い音楽。銀行強盗の話なのに、派手な銃撃シーンはほとんど無く、サスペンス風に進んでいくストーリーは目が離せない。映画というよりは、『あ~早く先が見たい!!』と小説を読んでいるような感じでした。タランティーノ映画なので、残酷な描写が多々あるので苦手な人はとことん苦手かもしれません。『
KILL BILL』に出ていた
マイケル・マドセンも出演しています。
【監督・脚本】
クエンティン・タランティーノ
【出演】
ハーヴェイ・カイテル≪ホワイト≫
ティム・ロス≪オレンジ≫
マイケル・マドセン≪ブロンド≫
クリストファー・ペン≪エディ≫
スティーヴ・ブシェミ≪ピンク≫
ローレンス・ティアニー≪ジョー≫
エディ・バンカー≪ブルー≫
クエンティン・タランティーノ≪ブラウン≫
スティーヴン・ライト
カーク・バルツ
【ストーリー】
宝石強盗のために、見ず知らずの6人が集められた。完ぺきな計画に基づき、彼らは宝石強盗を働いて、集合場所に戻ってくる。だが、警官隊に囲まれ、激しい銃撃戦になった。リーダー格のホワイトは重傷のオレンジを抱え命からがらアジトへ逃げ延びる。続いて、ピンク、ブロンドも逃げ込んでくるが、彼らはこの中に裏切り者がいたと言いだし、疑心暗鬼の中、壮絶な殺し合いを始める…。
鬼才、クエンティン・タランティーノ監督の記念すべきデビュー作。名匠、スタンリー・キューブリック監督の「現金に体を張れ」に触発されて一気に脚本を書き上げたというクライム・サスペンスだ。深作欣二監督の「仁義なき戦い」をオマージュした、銃撃戦でのカメラワークと生々しい暴力描写は必見である。
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