膨大な情報から作ったドキュメンタリー。これだけの人にインタビューして、事実を積み上げ、まとめた内容は納得させられる。その上、映像、音楽の編集が非常に上手く出来ているので途中で飽きません。音楽は『スノーボードのプロモーションビデオ』風のノリの良い音楽を多用し、軽快に進んでいきます。観る前の印象は、『ただ食うだけ!』かと思いきや、1日、1日と明らかに体調が悪くなっていく過程を、医者や、弁護士、大学教授等のインタビューを織り交ぜながら進んでいくので、体に与える影響や、ファーストフードがアメリカ社会に与えた影響を詳しく知ることが出来ます。アカデミー賞ドキュメンタリー部門にノミネートされている、この映画の上映後、マクドナルドはスーパーサイズの販売をやめたとか・・。
映画を見た後のお楽しみ!さっそく
マクドナルド公式サイトで
栄養成分をのぞいてみた。
こうして見ると
105円のドナルドビスケットが・・・
620kcalは破壊力あります。
スーパーサイズミー公式サイト内では、
スーパーサイズブログなるものがあり、寿司を1日3食、30日食べるとどうなるか!なんて非常に羨ましい、お金のかかる挑戦的なブログもあって楽しめます。その挑戦について、モーガン・スパーロックのインタビュー動画もあります。『僕も寿司にしておけばよかった。』なんて言ってたりして笑えます。
≪ファイヤーキング(マクドナルド)マグカップ≫
『耐熱ガラス製だから電子レンジやオーブンで使用可能。落としても割れにくく耐久性抜群のマグカップで有名なメーカー』
≪やっぱりいた!自分でやってみる人≫
30日間マクドナルド生活
30日間カレー生活
≪スーパーサイズミーのルール≫
・ファーストフード店内に存在するものからしかオーダーしてはならない(水も含む)
・『スーパーサイズ』を勧められたら、断らない
・全てのメニューを必ず一度は食べる
・朝・昼・夜の3食全て残さず食べなくてはならない
≪解毒メニューを体験!≫
映画の中で、登場した恋人アレックスの考案した『解毒メニュー』
●豆腐と野菜のフィロ・タルト
●ローストベジタブルとキヌアサラダ
●スチーム・アーティチョークとガーリンク・オリーブ・ディップ
●コーンとインゲン豆のチリ
●レモン・ひよこ豆・ほうれん草のサラダ
●ココナッツ・カレー・ライス
とってもおいしそうですね。
過酷な30日間を過ごした彼の体を健康体に戻すために作られたこの愛情溢れるベジタリアンメニューは、レストラン【
caminetto】のシェフによって再現され、コース料金:\3,800で実際に食べることができるんですよ~。解毒コースは
ココですよ♪
≪こんなにいる!登場人物≫
医師
D・アイザック医師 内科
E・ロウリー 運動生理学専門家
L・ガンジュ医師 心臓科・肝臓科
B・ベネット NY健康センター/管理栄養士
S・シーゲル医師 心臓科
コメンテーター
アレックス モーガンの恋人&シェフ
M・フェントン ウォーキング誌 元編集長
D・サッチャー医学博士
J・フォグル サブウェイ広報担当
W・クリッシュ医学博士
J・ロビンス サーティーワンアイスクリーム創設者の孫
L・ヤング栄養学博士 NY大学 栄養学教授
J・F・バンザフ・3世 G・ワシントン大学 法律学教授
J・サラム リーズン誌 編集主任
ドン・ゴースク ビック・マック・マニア
K・ブラウネル イェール大学教授 摂食障害相談センター
S・ハーシュ 弁護士
M・ウータン 理学博士
トンプソン 保険社会福祉長官
M・ネッスル公衆衛生学修士 NY大学 栄養食品研究所所長
M・ポリーノ イリノイ州・マディソン中学校・給食サービス長
B・ブラウン ソデクソ・スクール・サービス社
D・ラーソン 学校担当の民生委員
M・カンター ロス教育委員会 総合学校区
G・ティロッツィ博士 全国中学校校長協会・常任理事
M・バーナード医学博士 責任ある医薬品のための医師会代表
B・ハウレット 糖尿病患者
K・クローヴァー ウェストバージニア州・パーク中学校・調理長
G・ブレタウアー ウィスコンシン州の高校・学生部長
P・ロウラー マディソン中学・体育教師
G・グラボウスキ GMA副会長
A・ネイマン医学博士 腹膜鏡手術執刀医
C・害スラー医学博士 腹膜鏡手術執刀医
B・フィリップス F・J・マクグラス小学校・マサチューセッツ州
【監督・製作・脚本・出演】
モーガン・スパーロック
【製作総指揮】
J・R・モーリー
ヘザー・M・ウィンターズ
【撮影】
スコット・アンブロジー
【ストーリー】
ファーストフードを1日3食1ヶ月間食べ続けたら人間の体はどうなるかをユニークかつ危険な形で検証した異色ドキュメンタリー。監督のモーガン・スパーロック自身が実験台となり、偏食生活が身体にどのような影響を及ぼすのかを身を張って伝えると同時に、ファーストフードや肥満をめぐる社会的背景をも浮き彫りしていく。サンダンス映画祭で評判となり、その後全米を巻き込む社会現象にまで発展、ドキュメンタリーとしては異例の大ヒットも記録した。
2002年11月、感謝祭を過ごしていたスパーロック監督は、肥満症に悩む若い女性2人が“肥満になったのはハンバーガーが原因”としてマクドナルド社に訴訟を起こしたニュースを見て、あるアイデアを思いつく。彼は、消費者側とファーストフード側のどちらに問題があるかを自分で証明するため、1ヶ月間、マクドナルド以外は一切食べないことに決めたのだ。そして、“スーパーサイズを勧められたら断らない”など公正を期すための4つの厳しいルールを自らに課して、この突飛な人体実験を開始、その経過をカメラで記録し始めるのだった…。
【うんちく映画日記】【美味しんぼ日記】連載中♪