テーマ:毎日、一歩一歩。(2526)
カテゴリ:ゆみの一歩一歩<前向きにいこう>
今年の合唱コンサートは、今回の大震災についてのお話が、ステージが始まる前に 同級生君からありました。 今年、4月5月に計画されていたイベントなどがあちこち中止になる中で、 5月5日のコンサートを決行しようと決断したことは、 きっとたくさんの不安を抱えてのことだったと思います。 プログラムに書かれた挨拶文にも、その気持ちの迷いは書かれていました。 でも、一人で出てきて堂々と挨拶をする同級生君は、 迷いが吹っ切れた晴れ晴れとした顔でした。 「私たちは合唱をしている場合なのか…ほかにやるべきことがあるのではないか…」 と迷っていた時、「仲間と共に歌えることの大いなる幸せ」を感じたのだそうです。 そして、自分たちは、「合唱を通じて生きる喜びを伝える」「共に力を合わせることで、 何かを成し遂げることができることを伝える」ことができるのではないか、 と考えて、コンサートを予定通り開催したそうです。 そういう挨拶とともに始まった今年のコンサートは、 いつも以上に、歌う人の気持ちを込めた声が、会場を感動に包んだと思いました。 受け取る側も、そういうメッセージ性のあるものに対して、より深く受け止めようとする気持ちが 自然と働くのかもしれません。 今年のプログラムは、いつものように最初が教会のミサ音楽で、 最後がTシャツ姿のゴスペルなのは変わらなかったけれど、 2幕目は、「金子みすゞ」の詩を歌にしたものでした。 地震の後に流されたACのコマーシャルで注目されましたが、そのもっと以前から 彼女の詩の中にゆみの好きなフレーズがありました。 「私と小鳥と鈴と」は誰でも知っている詩ですが、この詩の最後の言葉、 「みんなちがって、みんないい」という言葉が好きです。 別の同級生君が恵比寿イーネ・イーネの最後に来てくれた時、マスターとその子とゆみで、 自分たちが小・中学校で受けた教育こそまさに、「みんなちがって、みんないい」 というものだったねと、話をしていました。 合唱として、メロディがついて聞かせてもらえた金子みすゞの8つの歌は、 スーッと心に染み入るようでした。 ・・・合唱団を率いてまとめ上げている同級生君。 団内に奥様もいて、毎年その姿が微笑ましいと感じています。 まさに団を二人で支えているんですよね。 いつも、彼はソロの部分があるのですが、今回はなんと、一曲全部ソロ!という快挙。 もちろんアカペラです。本当にいい声なんですよね。 いつまでも年を取らない感じ。 そして奥様もちょっとソロパートがありました。 1年間、合宿を含めて、いったいどれだけ頑張ってきたんだろう、って思う歌声の完成度でした。 大拍手を浴びる同級生が、なんか誇らしいです。 今回行った珠ちゃんに、「いつもみい子とあたし、一番前なんだけど」と言ってみたら、 「いいよ、一番前でも」と言ってくれたので、今年も最前列に陣取り、目立って応援。 真面目に歌ってる人に手なんか振ったりするので、いつも気づいて合図を送ってくれます。 「でも今回、みい子じゃなくて、珠ちゃんだってわかってるのかな?」 「とりあえず同級生のだれかだと思ってるんじゃない?」って話してました。 ゆみはいつもこのコンサートのアンコールで歌われる「花」の合唱が好きです。 もしかしたら、この一曲を聞くために毎年通うのかもしれません。 もっと多くの人に聞いてほしい、って思うハーモニーなんです。 いつも感動だけど、今年は特に歌詞が胸にしみました。 花 ~全ての人の心に花を~ 知ってますか? <川は流れてどこどこ行くの> から始まるあの歌です。<泣きなさい 笑いなさい>も有名。 今年いつもより印象に残った歌詞は、 <いつの日か、いつの日か、花をつかもうよ>でした。 本当は、<花を咲かそうよ>なのですが、もしかしたら彼らは今年わざと、<つかもうよ> に変更して歌っていたのかもしれません。 ゆみはまた今年もここで力をもらいました。 精いっぱい歌って、何かを伝えようとしている人たちの1年の努力を感じるとき、 果たして自分もこの1年、頑張ったのだろうかと、自らを振り返ると、 まだまだ自分に甘かったな~と反省が湧いてきます。 同級生君が、「今自分にできることの小ささ」という表現を使っていましたが、 それを言うならゆみの方だよ、と思います。 彼がこのコンサートでやり遂げたことは、決して小さなことではなく、大きな感動と、 前向きに頑張っていく力を授けてくれたと思います。 何ができるか、を考えた時、自分の無力さを感じる人が多い中、 歌で人を勇気づける、という使命を持った彼らは、素晴らしいなと感じました。 同級生君、本当によく頑張っています。 さて終わってから、毎年恒例、お花とお菓子と雑貨の詰め合わせセットを手渡しに行きました。 今年はグリーンの紫陽花と、白いブーゲンビリアのかご仕立てと、ゆみの手作りお菓子かご。 写真しっかり撮ったのですが、あれ?行方不明です。 一番人気の同級生君、キャプテンだから、なかなか体が空かないのですが、 やっと挨拶が途切れて、ゆみたち乱入。 今年も「両手に花」の写真撮れました。 だ~れだ! とクイズを出したら、「え、ちょっと待ってよ、考えるから。」って・・・ え?本当にわかんないの? 1年菊組にいたに決まってるじゃん。 「わ、わかんない…降参!」 って、うっそー。 いいなあ、珠ちゃん、ゆみなんて誰かに判んないと言われたことは一度もないよ。 とにかく小学校の時とおんなじ顔(^_^;) フルネームを言ったら、「あ~そうだ!卓球部!!」と言って、彼も卓球部だと気付く。 なんだ、それで思い出せないって、そんなに変化してる? ゆみより小さい子だった珠ちゃんは今では、すらりと長身だから、全然イメージが違う。 クールで大人っぽいからな~。でもさすがに同級生に対してはテンション高い。 ほんの短い時間の会話だけど、楽しい。 「今年もかっこよかったよ」と伝えました。 そうそう、今年はアンコールの後にさらに、復興祈願で、全員で歌いましょう。という コーナーがありました。 団員の人が客席に散らばって、そしてみんなで合唱。 その声量の多さは、本当に感動しました。 気持ちが一つになった証だから。 聴くだけではなく、やっぱり声を出して歌うって大事なことなんですね。 珠ちゃんは、楽しんでくれたのかって心配だったのですが、 来年はもっとみんなを呼んで一緒に来よう! と言ってくれたので、ホッと一安心。 いつか最前列が同級生だけで埋まるくらいにしたいな、と思うゆみなのでした。 帰り珠ちゃんとケーキを食べましたが、(今年は時間が早かったので飲んで帰ることはなく) 「みんなちがって、みんないい」は珠ちゃんの中にもありました。 どの子もみんなちがって、いいところがあるって、ゆみも思うのですが、 珠ちゃんも「いいとこのない子なんて、いないでしょう」と断言してたので、 嬉しくなりました。 そしてさらに話の中で、「人が幸せだと、すっごく嬉しくなっちゃうよね」と 彼女が言ったので、やっぱり育った学び舎の教えが、心に生きてるんだと思いました。 だから同級生に会うと、原点に返れるのかもね。 そして、みんなそれぞれご活躍だから、自分も頑張れ!って元気が出てくる。。。 いいことだな~と思いました。 やっぱり来年もまたコンサートには行きたいです。 今年も招待状二枚をくださった同級生君に改めて感謝。ありがとうございました。 今度はゆみが頑張る番だね。・・・絵、書き始めなくちゃね~。 にほんブログ村 FC2ブログランキングは こちらはインテリア・雑貨部門! クリックお願いいたします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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