テーマ:毎日、一歩一歩。(2526)
カテゴリ:ゆみの一歩一歩<前向きにいこう>
お菓子支援は、一回ごとに自分たちの中でその意味を深めています。 お菓子支援だけでなく、仕事の上でも、東日本大震災後にその方向性を意思を持って 定めている親友Ricaちゃんの熱意の中で、 ゆみが作るお菓子も、ピンポイントに、必要な方のもとに届くようにと進んでいます。 前回6月28日に体験してきたことを元に、次にRicaから出された指令は、 より具体的になってきました。 この日に見えてきたものはこちら。 2011年07月27日 お菓子支援の意味。その1・・・ 新たにスタートした活動の第一回で、現地の状況が少し見えてきました。 <仮設住宅にやっと入れたのに、その途端食事の支援はなくなってしまって、 不自由な思いをされている、主にお年寄り世帯の方に…> ゆみはそれに応じて、今度はメインをマドレーヌとして、お菓子を準備しました。 100人、200人の人にクッキーを2枚ずつ配るより、本当に必要としている方に。 仮設住宅の方、10軒分を目安に作りました。 お菓子のお届け先であった福島県郡山のビッグパレット(産業交流館)について、 ゆみはWEBで他の記事も読みました。 どなたでもいいから、と思っていたのですが、どんな人がどんな思いでそこで過ごしているのか を、まったく知らないのなら支援の意味も薄い、と考えたから。 多くのルポライターがその状況を伝えていて、写真もたくさん見ました。 最初は3000人以上の方が、そこに避難していたとのこと。 多くの報道陣が出入りして、テレビ局も来ていると書いてありました。 が、今もそこに1000人の人が残されて生活を送っているということは、 もう報道がほとんどされていません。 「福島県川内村と富岡町の方々が、津波と放射能から避難してきています」とのこと。 テレビの余震情報でよく文字を目にした、福島県浜通りに住んでいた方たちがここにいて 前回その方たちにゆみのクッキーが手渡されたんだと改めて知りました。 前回Ricaが「まだ避難している人が大勢いる。」と書いていたように、 いつ家に帰れるかわからない状況を強いられているんですね。 最初、ここにお菓子支援に行く、というとき、1000人分じゃないと(平等じゃないから) 受け入れてもらえないかもしれないかもしれない、と思われました。 ゆみ一人では200個のクッキーが精一杯だったのでそれを託しましたが、 Ricaは全部手渡して、お一人ずつに声掛けをさせてもらってきました。 でも正直、一人1,2枚のクッキーと、短い時間では、出来る支援は限られています。 本当に思いを持って手作りしたものであることも伝わらないし、 ゆっくりとお話を聞いてあげることも出来なければ癒しの時間にもならない・・・ それを感じたRicaは、避難所ではなく仮設住宅を一つ一つゆっくり回ることにする、 と決めました。 この日の様子は、報告メールをもらい、あとでRicaのブログからルポを読みました。 7・13森cafeお菓子支援 同行させていただいている「手当ての輪」活動レポート 「手当の輪」の方々の活動は、Ricaの別ブログをいずれ紹介します。 森cafeお菓子支援 七夕の短冊に見た福島県沿岸部の方々の心のうち ここで最初に書かれていたのは「平泉」のこと。 7月7日の七夕の日、前日までに気仙沼市役所と岩手県庁への取材を終えた私は、 世界文化遺産に指定されたばかりの岩手県平泉に立ち寄りました。by Rica これは本業の仕事での取材ですが、本当に彼女は震災以来、方向性をしっかり持って 自分の「使命」に取り組んでいるんだと改めて驚きます。 ゆみが震災後の日記にすぐ書いたように、Ricaが震災前、気仙沼を取材して、 津波安全対策などの記事を書いていたということが、その後の彼女の人生を変えているのは 事実なんですね。 仕事ごと、プライベートごと、今全力でぶつかっていく彼女だからこそ、 ゆみはゆみのお菓子ボランティアで応援しようと強く思うのです。 さて今回、七夕後、仮設住宅に行く前に寄ったビックパレットで見たものを Ricaブログは綴っていました。 思いの詰まった短冊。 「負けないように、枯れないように、笑って咲く 花になろう」 はやくおうちへかえりたい と書かれたつたない文字に涙があふれた時、 Ricaの言葉に戒められました。 七夕の飾りの中に「妻に会いたい」と書かれた短冊が。奥さんを亡くされたのかな・・・ そう思ったら、突然涙があふれ出しました。 ボランティアが泣いちゃいけない。泣きたいのはこの短冊を書いた人。 上を向いて、そしてカメラを構えました。by Rica そうなんだ。ボランティアが泣いちゃいけない。 それよりも今、自分にできることをがんばろう。 そしてゆみのお菓子は、まず仮設住宅へと届けられました。 2011年07月21日 お菓子支援。郡山の仮設住宅に、3色のマドレーヌをお届け。 たくさんのお菓子作り、だいぶ手馴れてきました。 今回の森cafeお菓子支援は、マドレーヌです。 ココアと抹茶とプレーンの3種類。森cafeの参加料の一部をチャリティとして、 自宅ショップの「テディベアテラス」を営む長年の友、 裕実ちゃんから、提供いただきました。 大量のお菓子製作に感謝です。 クッキーは、漁師さんたちに直接届ける別のお菓子支援に。 マドレーヌのほうを郡山に持っていきました。by Rica このブログで、夜中のすっぴんゆみちゃんの写真が載っちゃったのですが、ま、いっか(^_^;) 旅に出た(?)クッキーの話は次回日記で。 マドレーヌは大切に、喜んでいただける方の元に手渡していただけました。 今回は仮設住宅に暮らす方々にお菓子を届けました。 「こんなにいいの?」「選んでいいの?」「おいしそうねえ」「まあ、ありがとう」 そういっていただけて嬉しかった・・・。 「まあおいしそうなマドレーヌね。あなたが焼いたの?」 「私の友達です。今回私はお菓子を届ける係です」 「私コーヒーが好きなのよ。後でおいしいコーヒーを淹れて、ゆっくりとお菓子をいただくわ。 楽しみだわ」by Rica 端っこのほうにマドレーヌが映っています!! Ricaブログには、受け取ってくれた方の本名やお顔も掲載されています。 安らいだお顔に、喜んでくれたことがうかがえて、ホッとしました。 一回目に感じたことですが、”必ずそこに、人がいる”んです。 お届けしたかったこちらの思いを、ちゃんと受け取ってくれて、思いを返してくださる。 例えばそれがゆみの元まで届かなくても、それは、人対人の繋がりなんですね。 だからこそ、お菓子作りも、決して妥協せず、おいしく作らなければ意味がない。 改めて、しっかり作ることを誓いました。 そして話は意外な展開に。 お宅にお邪魔していると、川内村の自治会の理事をされている方が訪ねてきました。 これから集会所で集まりがあるというので、 残りのお菓子を全部持っていっていただきました。 「本当に? いいの? おいしそう。お昼食べたばかりだけど、いただくわ」 「みんな喜ぶわね~。うれしいわ。甘いものはみんな好きだもの。ありがとうね。 では遠慮なくいただくわ」 これが縁で、次回からは集会所を使わせていただけることに。 アロマテラピストの方々にもとても感謝されました。 手作りお菓子が縁を引き寄せたのだ!と、思っています(笑) ゆみのマドレーヌ、働いたねえ。よかった(#^.^#) 川内村の自治会の皆さんが会合で食べてくれたそうです。 なんともびっくりな、嬉しい報告でした。 アロマテラピーでボランティアをがんばる方たちの役にも立ったなんて。 避難所の皆さん、集会所でゆっくり「手当て」が受けられますね。 何か役に立てることはないか、という思いが、こんな風に通じました。 これはきっと、「ずっとお菓子支援を続けていきなさい」という声なんだと 思いました。 さてクッキーは、別の方向に行って、気仙沼の漁師さんのお口に…。 続きはまた書きます。 にほんブログ村 FC2ブログランキングは こちらはインテリア・雑貨部門! クリックお願いいたします ブログラム登録してみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年08月04日 13時11分30秒
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