テーマ:毎日、一歩一歩。(2526)
カテゴリ:イベント・旅の一歩一歩
横浜の弘明寺に行ってきました。(だいぶ日にちがずれてしまうのですが) お出かけした日記は、写真の量が半端じゃないので、つい日記が後回しになっちゃうのですが、 やっぱり記録に残しておきます。せっかく行ったんだものね。 この日はこのあと逗子経由で北鎌倉に行き、鎌倉まで歩きました。 まずは横浜の弘明寺日記! 横浜から、京浜急行に乗ると「弘明寺駅」があります。 これで「ぐみょうじ」って読むんですよ。 ゆみの日記でたま~にお寺に行ったりしますが、友達が坂東三十三観音を回ってます。 ここの弘明寺は、第十四番になります。 坂東三十三観音公式ホームページ 前に日記書きましたが、ゆみも一緒に、 第10番 巌殿山 正法寺(岩殿観音) 第11番 岩殿山 安楽寺(吉見観音) 第12番 華林山 慈恩寺(慈恩寺観音) の3つは行ってきたんですよね。この3つは埼玉でした。 その後行ったのが、第13番 金龍山 浅草寺(浅草観音)です。 これは浅草の浅草寺です。 そのつながりの、十四番が「弘明寺」です。横浜。 第14番 瑞応山 弘明寺 (弘明寺観音) 宗派:高野山真言宗 公式HP お寺のことはなんにも詳しくないのですが、せっかく行くんだからと下調べしたりします。 そうすると、ゆみは日本史専攻だったから、ちょっと知ってることとか出てきて、 ちょっと楽しくなったりします。 地理は全く苦手だけど、元々歴史は大好きなので。 一緒に行く友達はなんでもよく知ってるんだよね~。あちこちいつも行ってるし。 自分の覚書のためにも、ちょっと解説載せときますね。 横浜最古の寺 弘明寺観音 今から1300年近く前、元正天皇の養老5年(721年)にインドの善無畏(ぜんむい)三蔵法師が渡来、 それから17年を経て聖武天皇の天平9年(737年)、天下に悪病流行の際、 河内和泉の国の僧行基が勅命を奉じて、天下泰平祈願のため全国を巡錫(じゅんしゃく)し、 当山の浄域に草庵を作り、一刀三礼(一刀刻む毎に三度礼拝する)の至誠を尽くして 彫刻祈願されたのが、現在の御本尊十一面観世音菩薩様です。 鎌倉時代には、「求明寺」と称されていたものを、観音経偈文(かんのんぎょうげもん)の中の 「弘誓深如海(ぐぜいじんにょかい)」の「弘」の字をとり、 「求」を改めて現在の弘明寺となりました。 駅からぐるっと回って ちゃんと仁王門から入りました。 ここの仁王像と仁王門は横浜市指定有形文化財になっています。 仁王像は、13世紀後半、早期運慶様を尊守する鎌倉仏師の作。 神奈川県下に遺る最古の中世作。平成13年(2001年)に修理が行われた。 仁王門は、江戸時代に再建されたもので平成14年(2002年)に改修工事が行われた。 「瑞應山」の扁額は享保7年(1722年)に没し、徳川幕府に仕えた書家佐々木玄竜の書。 入るとすぐ階段です。お寺巡りって、足が元気なうちじゃないとできないんですね。 左側には身代わり地蔵菩薩、右側には「七つ石」。 カラダで悪いとこがあったら、そこをハンカチでこすると治るそうです。 考えたけど、カラダは悪いとこ無いや、あ、頭だった。・・・よくなるかな。 これが七つ石です。 七つ石は・・・善無畏(ぜんむい)三蔵法師が渡来の際、当山の霊域を感得し、 陀羅尼(だらに)を書写して結界を立てた霊石。 尾りょ石と刻してある「尾閭石」や大黒天の袋に似ているので名付けられた「福石」がある。 その先にあるのは、梵鐘と鐘楼堂。 この梵鐘は、横浜市指定有形文化財 になっています。 梵鐘は、鋳銅製の和鐘で江戸時代中期の寛政10年(1798年)、 阿闍梨(あじゃり)秀光が願主となり再々造したもの。 江戸神田に住む西村和泉守藤原政平という鋳物師(いもじ)の作で、 川崎大師平間寺の梵鐘も同人の作。 現在の鐘楼堂は平成10年(1998年)に改修された。 正面は本堂です。 寛徳元年(1044年)3月10日、光慧上人により本堂が建立され、開山された。 現在の本堂は、明和3年(1766年)に智光上人により再建されたもの。 光慧上人が建立した時の古材である、チョーナ彫の床板などが使用されている。 昭和51年(1976年)に茅葺より銅板葺に改修された。間口6畳半、奥行き6間一尺。 お寺でゆみがいつも目を引かれるのは、木造建築の木の組み方とかなのですが、 ここには見事な彫刻の柱がありました。 龍ですよ。龍。わかりますか?こういうのが残ってるって、すごいです。 だれが彫ったのだろう、とか想像が膨らみます。 本尊は・・・十一面観音菩薩立像 です。 大正4年(1915年)8月10日 国宝指定 昭和25年(1950年)8月29日 国指定重要文化財 平安時代中期の作。像高181.7cm、ハルニレの木の一木(いちぼく)造り。 関東に遺る鉈(なた)彫りの典型的な作例として有名である。 これは写真を撮っちゃだめだから、公式HPから。 なんとこの日は、ご本尊のお掃除の日でした。こうやって手入れをして守っていくんですね。 他に、横浜市指定有形文化財 の木造黒漆花瓶があります。 室町時代初期の作。御本尊様に常花として供えられたもの。 「亜」と言う字の形をしており、欅(けやき)材を轆轤(ろくろ)で挽いて成型した4つの部分を 組み立て、黒漆を全面に塗装した。 木造で大型の花瓶であり、他に類を見ない珍しさがあることから、当時の弘明寺の伽藍(がらん)が 大規模であったと予想される。 坂東三十三観音は、ゆみはこれが5個目ですが、弘明寺は見どころがいっぱいでした。 境内にある解説の看板などは、じっくり読めないからいつも写真に撮ってきます。 あとから、そうだったのか~って勉強になります。 旅は後からも楽しいですね。 横浜に9時に着、という朝からの旅でしたが、ようやく晴れてきました。 旅はまだまだこれから・・・。 暑くなりそうです。 青空だぁ・・・ 以上、弘明寺レポートでした。 ここから逗子に向かいます。 にほんブログ村 FC2ブログランキングは こちらはインテリア・雑貨部門! クリックお願いいたします ブログラム登録してみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月20日 23時53分40秒
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