テーマ:毎日、一歩一歩。(2526)
カテゴリ:アーティストの一歩一歩
去年に引き続き、9月の展覧会に誘っていただき、夏の終わりにお絵かきモードになれて よかったなと思います。 今年は、1月の国立新美術館、4月の東京都美術館と続いて、まだその後が未定だったので 9月の女たち展に出させていただくことになりました。 ちょうど昨年の感謝祭展と同じ時期です。 昨年はテーマが「感謝」ということでした。ちょうど震災から半年を迎える頃。 命あることに感謝、と思って浮かんだのが、5,6月に真っ赤に咲いて、 生命の強さを感じさせてくれた「フォース・オブ・ジュライ」でした。 みんなが元気を出したかった昨年は真っ赤なそのバラの強さが描きたくて、 同じアーチに並んでいるピンクと白のピエール・ドゥ・ロンサールは目に入らなかったのですが、 今年、テーマはなんにも設定してないよと言われた時に、描きたくなったのは 丸くてコロンとやわらかいかわいさのこのバラでした。 もともと「ピエール・ドゥ・ロンサール」は一番好きなバラなのです。 2007年5月19日に届いた苗、今年で5年目です。 ピエール・ドゥ・ロンサールを描こうと決めて、気になったのは、フランスの詩人の 「ピエール・ドゥ・ロンサール」です。 ピエール・ドゥ・ロンサールというバラの名前の由来になった人で、前から気になっていたので 今回はこの人のことを調べてみました。 そして、この詩人の残した詩も含めて、ゆみの作品に残そうと思ったのです。 バラのピエール・ドゥ・ロンサールのこと、詩人のピエール・ドゥ・ロンサールのこと、 いろいろ調べたので、今回はその解説も書いて、会場に貼ってもらいました。 ★バラのピエール・ドゥ・ロンサール解説★ byYumi ★詩人のピエール・ドゥ・ロンサール解説★ byYumi 日記で文字読めますか? 詩人ピエール・ドゥ・ロンサールの詩の中から、代表作「かサンドルへのオード」を 描くことにしました。 透明水彩絵の具を使った絵には、バラの下書きの後、いきなりペンで詩を清書しました。 フランス語は絵の中になじむけど、意味はわからないので、 アクリル絵の具で描いたほうには、日本語で書いてみました。 絵としては邪道ですが・・・まあ雑貨と思っていただければ・・・ ということで色紙みたいに正方形にしてみました。 バラが鉛筆描きの時は、詩だけ浮いちゃってますが、絵に色が入ったら絵のほうが勝ってくる と思って、かなり濃いめに書いておきました。 下書きなしの一発勝負。でも文字を描くのも楽しかったです。 もう一つ、ピエール・ドゥ・ロンサールの詩を書いた作品があります。 こちらのフォトフレームに書いたのも、カサンドルへのオードです。 こちらはちょっと、詩の行の後ろのほうが描き切れていないのですが。 フランス語がわかる人がいたら、間違ってるってわかっちゃうかも。 この詩は、ピエール・ドゥ・ロンサールがブロア宮殿で出会った少女カッサンドルに 「こんなに美しいバラでさえ、朝咲いた花が夕べには散ってしまう、 だから今あなたのみずみずしさの盛りに、その命を輝きが曇らないように大切にしなさい。」 と呼びかけています。 そこで会場に貼った「説明」にも書いたのですが、 「今一瞬を大切に生きよう」というメッセージの詩だと思い、今回は絵と一緒に 作品に描いてみました。 詩を絵に入れたのは、展覧会レベルでは初めてのことですが、 出来上がった作品はちょっと評判がいいです。 こういう作品て、フィーリングなのかもしれません。 こちらが、「こういう意味があって、こういう意図で作品に盛り込んだんですよ」と 説明するものじゃなくて、 「なんかいい感じね~」「文字を描くってのももいいわね~」 って言っていただけて、それで十分なのでしょうね。 出来上がりはこんな感じになりました。 ★透明水彩絵の具★ ★アクリル絵の具★ ★木工フォトフレーム★ ★ボタニカルミニフレーム★ それぞれ額に入れて、搬入しました。 また会場の様子の日記書きます。 にほんブログ村 FC2ブログランキングは こちらはインテリア・雑貨部門! クリックお願いいたします ブログラム登録してみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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