テーマ:毎日、一歩一歩。(2526)
カテゴリ:イベント・旅の一歩一歩
池上本門寺に初めて行ってきました。の続きです。その2です。 こちらから先にご覧ください。 2015年01月29日 池上本門寺に初めて行ってきました。 その1…親友のご主人のお墓参りと今年まだ行ってなかった初詣を兼ねて。 昨年11月に、親友のご主人が海王星に旅立ちました。 日記に全く触れないでおこうかと思いながら、ゆみに大役が与えられたこともあり 日記にいろいろ記しました。 2014年11月05日 11月4日の朝、悲しい知らせは突然に届きました。 ぜひゆみちゃんにお願いしたいと使命を二ついただきました。 2014年11月06日 「送る会」の司会を指名してもらいました。 そして思いを込めて描いた「海王星への旅立ち」は 集まったご友人たちにお返しの贈り物にしていただきました。 お礼に行かなくちゃ、と思い立ち、お墓参りに行きたいと申し出ました。 親友のご主人の代々のお墓参りで、やり方にしきたりがあるというので、当日は その通りに。96段の階段を上って、三門から入って、大堂にお参りしました。 さてお墓参り。お墓は、五重塔が見えるように立っています。 その手前には、大きな木。「きっと桜だね。ここからお花見ができるんだね。」 と言いながら、二人で丁寧にお墓参り。 お墓は食べ物を置いて行ってはいけないので、ゆみからのお供えはお酒にしました。 前日に、「そうだ。新座市のお酒があるの。」と報告。 毎年、さくらまつりの時に来ている酒屋さんから、新座ならではのお酒を買います。 まだ飲んでなくてそのままおいてたお酒。平林寺の芋焼酎でした。 「あのね、平林寺で作ってるお酒だったよ。」と親友に言ったら、 「すごい。毎年平林寺に二人で初詣に行ってたんだよ。好きだったんだ。」って… なんだ。そうだったのか。だから、急にあのお酒どこ行ったかな?って思いだしたんだね。 最近、そういうことが続いています。 お花は本門寺の中にも売っていましたが、見たらちょっとイメージと違いすぎて… お花はゆみが買おうと思っていたので、もう一度外のお花屋さんに行ってもらって そこで好きな花を選びました。 白い花と紫の花がお好きだったので。白いユリと紫の桔梗と黄色いフリージアも入れて。 中でも、ビロードみたいな質感の濃い紫のスイートピーがとっても素敵でした。 お店は古くからやってる感じで年配のご夫婦が、リクエストに応じて対のお花を 束ねてくれました。 「亡くなった方が、白と紫の花が好きだったんです。彼女のご主人なんです。」 と言って、お店の外にいる親友を紹介したら、ご夫婦が共に目を細めて覗き込んで、 「まあ、まだお若いじゃないの。こんなかわいい人を残していっちゃうなんてね~」 とおっしゃって、会釈する親友に「泣かないのよ~!」と大きな声を送ってくれました。 そんなこと言われたら、親友だけでなくゆみまで涙がよけいこみあげてきます。 でもとてもうれしいお声掛けでした。 わざわざ外にお花を買いに行った甲斐がありました。 お参りの後、五重塔に近くに行ってみました。 五重塔 関東に4基現存する幕末以前の五重塔のうち、一番古い塔である。 桃山期の五重塔は全国で1基だけであり、文化遺産としての価値は極めて高い。 旧国宝指定 重要文化財 桃山時代・慶長13年(1608)建立 木造心柱と彫刻部は檜材 四天柱・側柱などの主要部は欅材 初層二層は本瓦葺 三四五層は銅板瓦葺(当初は本瓦葺) 総高約31メートル(基壇の計測位置による) 塔高29・37メートル この五重塔は重要文化財になっています。 そしてもう一つ、せっかくだから行ってみよう、というところがありました。 多宝塔です。日蓮聖人の御入滅の地の塔。 階段を下りていくと、この真っ赤な塔が見え、びっくりでした。 こんなに鮮やかなものが建っているとは想像してなかったので。こういうのを見たのは初めて。 圧倒されて思わず「すごい」と口に出して、しばし呆然としてしまいました。 多宝塔(日蓮聖人御荼毘所) 石造基壇は、高い方形基壇および蓮華形台座からなる。軸部は平面円形で、やや伏鉢状をなし、 側柱8本を円形に配し、内部の上に、12本の側柱および8本の柱を円形に配して、 上層をなしている。附の内部の多宝塔は、四天柱の内に安置され、 10体の亀を配した迦葉座以外は、ほぼ多宝塔に類似している。 この多宝塔は年代は江戸後期と新しいが、境内に建立された大型の多宝塔として、 全国的にも類例の少ない、極めて貴重な遺構である。 東京都文化財 附・堂内木造宝塔 江戸時代・文政11年(1828)建立 木造 総高17・5メートル 基壇と蓮華座は石造 初めての池上本門寺。いろいろ見られました。 さて、お墓参りのしきたりは、もう一つ。 本門寺の周りには葛餅屋さん。ここで甘味を食べて帰るのが習わしということです。 この日行ったのは池田屋さん。(前回は、お土産に戴いたので今回はお土産用はなしで。) こんな贅沢な甘味セット。葛餅、あんみつ、ところてん。 それにプラスする一品は選べます。アイスコーヒーやアイスクリーム系でもいいのですが 抹茶アイスにも惹かれながら、おなかに優しい温かいお汁粉を選びました。 名物の葛餅はやっぱりおいしい。もちもちの食感です。 窓から見える向かいのお家も木造りで、都会とは思えない静かなところでした。 またいつかお墓参り行くだろうなと思います。 親友と、どっちか残った方が相手のお墓参りをすることになるんだろうね、と話しながら。 35年の歴史がもっともっと長く続きますように、と願います。 お互い、体を大事にしようね。まだ使命を果たしてないからね。 いろいろ思いのあった、池上本門寺体験でした。 そういえば、福豆の話、おみくじの話を書き忘れました。その3に続きます。
desighed by Chee お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年02月08日 00時13分52秒
コメント(0) | コメントを書く
[イベント・旅の一歩一歩] カテゴリの最新記事
|
|