テーマ:毎日、一歩一歩。(2526)
カテゴリ:アーティストの一歩一歩
その3を書きたいと思います。facebook内のイベントでした。 <5Days Art Challenge>に参加してます。3日目。 最近はクマ絵画家さんになっちゃったけど、ボタニカルアートは30代のころ ずっと描いてました。 家で育てたお花の記録を残せるし、透明水彩絵の具を塗り重ねていく工程が楽しくて 時々描いてます。 ★ここに載せた画像の転載は固くお断りいたします★ 裕実♡Yumi作品 <ボタニカルアート> 1、額アジサイ 2、ミニケイトウ 3、薔薇フォースオブジュライ ボタニカルアートは、正式に習っていました。 お絵描きは勝手にするものでしたが、ちょっと塗り絵感覚で、先に習ったのは トールペイントでした。 トールペイントの技法を学んで、好きなように絵を描きたい、と思ったのですが、 最初に習ったところは、昔からある図案を写すだけのお教室でした。 色も変えてはいけなかったし、ゆみが描いた(まねた)作品を見て近所の人が 自分も書きたいと言ったので、一緒に描いてたら、(人がいっぱい集まってきて) それを、新人のくせにお教室をしてた(しかも無料で)、と怒られました。 お金を出さないと、図案も他の人に見せちゃダメ、とかいろいろあって… 楽しくみんなで絵を描きたかったのに、すごく残念、と思ってたとこに 「とっても自由に、好きなもの描けるよ。お花好きでしょう?」と誘ってもらったのが ボタニカルアートでした。 いわゆる植物細密画。先生も年配の方で、生徒さんもほとんどが50代、60代の方、 30代は誘ってくれた友達との二人だけ。 「それがとっても心地よいし、人生まだまだこれからなんだって、勉強になるよ」 と言ってもらった通り、自分のいる世界とは違う次元で、落ち着いて描く絵が とても楽しかったのです。 最初に描いたのは道端のどくだみの花でした。 絵を描かないときは、ただの道端の草ですが、絵を描こうと思ってよく見ると 白い十字の花はとてもかわいいのです。 そして、博識な人たちの中で、どくだみの詩を教えてもらったり、その植物にまつわる 話を聞いたりして、絵を描くだけじゃない、世界の広がりを感じました。 自分で描きたい植物を探して、スケッチして、構図を考えて、少しずつ色を付けて行くと どんどん植物が立体的になって、本物に見えるようになります。 植物はいつか枯れてしまいますが、それを絵で残しておける・・・ それがボタニカルアートの魅力です。 上の額アジサイは、実家にあったもので、実家の土地を人に譲ることになった時 大きな木のままでは植え替えるところがなかったので、描いておいた思い出の枝。 気持ちが集中していたのか、本当に本物そっくりに描けました。 残しておきたい、という心が実ったのでしょう。 二番目のミニケイトウは可愛い可憐さを残しておきたかったです。 イメージに合わせて、丸窓の額にしました。 ボタニカルアートも教室が解散して、自己流になってからは、本物の細密画ではなく 絵として飾るときに心が休まるくらいな程度に細密さを抑えています。 最後のは、フォース・オブ・ジュライという、我が家に咲くバラですが、 これは、「ボタニカル風」に描いた作品です。 「~風」なくらいがちょうどいいかなと思っています。 他にもアレンジした、ピエール・ド・ロンサールなど、習い事を抜け出して 自己流になってきた作品があります。 透明水彩で描くのがボタニカルアートですが、これはアクリル絵の具を載せてます。 紫陽花も、ちょっとボタニカル風。プリザーブドフラワーと合わせたりしてます。 ちょっとずつ工夫ができるのは、ボタニカルアートを何年もやったからです。 やっぱり、基礎っていうのは大事なんだと思います。 技法として、ボタニカルアートと、トールペイントと、ポーセリンアートを習って、 今の、なんでもありのゆみの画風になったのです。 いろんな画法で、いろんなものに絵を描く画家、として珍しいと思ってもらい、 平泉会会長さんにお声掛けをいただいて、国立新美術館に出展させてもらいました。 一番最初に見ていただいて、声をかけていただいたのは、ボタニカルアート展で、 このゼラニウムでした。(いい画像がないのですが) やっぱり、今絵を描いている基礎になったのは、ボタニカルアートなんですね。 今はクマ絵を描くことが多いけれど、お花の絵はこれからも描きたいです。 忙しいので、アクリル絵ばっかりになってしまいますが、透明水彩画をじっくり 時間をかけて描いてみたいです。
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最終更新日
2015年04月08日 23時02分30秒
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