テーマ:毎日、一歩一歩。(2526)
カテゴリ:アーティストの一歩一歩
裕実展に向けて、参加してるテディベア作家の方々といろいろお話しながら進めました。 そんな中で、「裕実展はゆみさんの個展なんだから、裕実さんがやりたいことをやって ください。」と言ってくれた意見はとてもありがたかったです。 同時にそれは、「裕実さん自身がもっと頑張って。自分をアピールしてほしい。」 というエールでもあったのを、ちゃんと感じていました。 たった一人でやるのが個展だとしたら、今回のは個展じゃなかったのかもしれない。 そのくらい、他のアーティストさんの協力を得ての裕実展でした。 もちろんこれまで一人で孤独描いてきた世界も披露できたと思います。 もう一つ、最近の姿として、テディベアを職業としてるアーティストさんとのコラボは 裕実展を可愛く華やかに彩ってくれました。 自分の中での裕実展は、これまで一人でこつこつとしてきたアーティスト活動の中で 埋もれてる作品ももう一度外に出してあげたい、 一方で今、人との繋がりの中で楽しくアーティスト活動をすることができてるということの 発表の場でもありたい、と両方を欲張った結果だと思います。 協力してくれた方々みんなに感謝いっぱいですし、ゆみとしても楽しかったなと 満足しています。 裕実展企画中、「ゆみちゃんの絵のどれかをベアに作ってあげる~。」と提案してくれたのは Keikoちゃんです。どれでも好きなのを、と言ってもらったから、ほとんど迷わず 天使のベアをお願いしました。 天使のベア、ってこの絵なんけど、描く時は自由に描きますが よく見るといろいろパーツがあって難しいのです。羽の質感とか… Keikoちゃんはベア作家さんなので、「お花はゆみちゃん作って。」ってことになり 「いいよ~」と言ったゆみは、WoodyPapaにお花部分を発注しました。 羊毛フェルトでチクチクしてもらって出来上がり。 けどその前に、これは色が違うとか、これじゃ大きすぎるとか、いろいろ言ったみたいで おかげで、お花のブローチが作品になりました。(没作品?) そして合格した一つをKeikoちゃんに渡して、Keikoちゃんがベアの背中につけて ゆみクマ絵そっくりのテディベアを作ってくれました。 打ち合わせを重ね、ゆみが描いてないお腹の出具合とか、いろいろディスカッションして、 Keikoちゃんが、天使のクマの型紙を起こしてくれました。 モヘアも、天使ベアのためにわざわざ買ってくれて、 まさにオリジナル作品を仕上げてくれました。忙しいのに立派に完成! 裕実展に無事、ベアと絵を並べて展示することができました。 正面の壁の真ん中に飾りました。 この天使ベア、ちょっとポーズが特殊なんです。 だから実際のベアが同じポーズするのは難しい、って言ってたけど、そっくり~。 色もおんなじです。お花は髪飾りと羽飾りがあります。 そして見どころは天使の羽。Keikoちゃんが工夫してくれました。 お顔もどの角度から見てもかわい~い! 羽もすごくきれいに出来上がりました。 こんな風に、自分の描いた絵から手作りのテディベアが生まれるということ… これを裕実展で発表したことは大きな価値だったと思います。 裕実展で、テディベア作家さんのベアを絵に描かせていただくことと、 ゆみの描いた絵を、立体のベアにしていただくことの二つを形にしました。 業者さんに発注するとかじゃなく、そこには皆さんの善意がありました。 裕実展を一緒に楽しんでもらいたい、と思ったけど、皆さんとても忙しい中で 裕実展への時間を割いてくれました。感謝します。 これは、昨日や今日始まったことじゃなくて、この5年間で無理せず少しずつ 育ててきた友情のおかげなのかなと思います。 ただお友達、というだけではなく、ゆみ自身が、皆さんがテディベア作家として がんばって築いてるものに匹敵するくらい、ゆみがアーティストとして追いつかなければ こういうことは実現しなかったのじゃないかなと思います。 コツコツと自分の信じるものをクマで表現するようになりました。 絵というものは何かを伝えようとする心がそこにあるかどうかだと思います。 自分の思いを形にした絵だったのですが、気が付けば、絵を見た誰かの心に止まったり、 もっと見たいなと思っていただいたり、欲しいと思ってもらったり、 美術館や銀座のギャラリーなどで、展示させてもらうまでになってきました。 その過程で「ゆみさんこういうのがあるけど出ませんか?」「ゆみさんも一緒に」 と声をかけてくださったのもテディベア作家さんでした。 何度もチャンスをもらいました。応援もしてもらいました。 ゆみがクマの絵を描いてきたことで、もっと前、雑貨屋がやりたいと思った時に 店名をテディベアテラスにしたことから始まって、いつの間にかテディベア作家さんに 出会い、ゆっくり少しずつお友達になって、その積み重ねが、今回の裕実展に形になった と思います。 5年前に出会った時は、ゆみはテディベアテラス店主ではあったけれど、 アーティストとしてはまったく知られてなかったし、自分でも誇れるほどのものでは なかったんだと思います。 だけど本当は、作品も描いたり作ったりはしていて、今、こんな風に裕実展ができるまでに なったから、その頃の作品も引っ張り出して来れました。 習い事の延長のような、いろんなジャンルの絵をただ描いていたら持ててなかった自信が ゆみクマ絵を黙って描いていくと決めて描きつづけたことで、 少しずつ生まれてきたのかもしれません。他の人には描けない思いだから。 その一歩一歩が、自分の足跡になり、作品としても残りました。 だから裕実展は、自分の歴史展でもあり、今、こうやって誰かとコラボできるまでになった 現状の発表会でもありました。 そのことが、4枚の、作家さんのベアを描いた絵として残せたり、 自分の描いた天使のベアが立体なって作ってもらえたり、という形、モノとして残せたことは 裕実展の価値だったと思います。 そういう意味では、唯一無二の裕実展になりました。 やっぱりみんなへの感謝しかないな~。 ワークショップの日も、天使ベアと記念撮影。 お花いただきました。これはちゃんと植えてあるもので、なんと今でも元気です。 胸のブローチも、Keikoちゃんの作品。 裕実展の話題としては、まだまだ書きたいことあるんです。 Keikoちゃんが、ゆみクマ絵を使ってワークショップしてくれたり、 Shiinaちゃんが、企画持ち込み(笑)で、特別参加してくれたり、 思いがけずに、ギタリストの山田さんが、裕実展ラストにコンサートライブしてくれたり。 懐かしい友達や、恩師の先生が、会場に来てくださったり。 まだまだ、裕実展で得たもの、報告したいことが書ききれていません。 書き尽くしたいです。しつこいかもしれないけどね~。 なのでもう少しお付き合いいただきたいと思います。
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最終更新日
2015年11月08日 23時10分41秒
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