テーマ:毎日、一歩一歩。(2526)
カテゴリ:アーティストの一歩一歩
東京都美術館の「若冲展」。まずは速報です。 4月にベラドンナアート展で東京都美術館に通ってた時から、若冲展の予告の ポスターは貼ってあって、OPEN前、連日スタッフの方が動いて準備してました。 前日のプレミアの日が搬出で、招待の方が並んでるのやオープニングセレモニー なども横目で見つつ… ちょっとすいたら絶対来ようと思ってました。 思った以上の混み具合で、ゆみの周りの人は次々に「今日行きました」と報告を アップしてたけど、ゴールデンウィークは2時間待ちとのこと。 連休終われば一時間待ちくらいで入れるのだろう、と高をくくっていました。 今日から始まった「新洋画展」は、お世話になったギャラリーフリーウィングスの山手さんが 役員さんの会なので、お邪魔したいと思っていて、今日なら一石二鳥と計画。 昨日見に行った武田さんは、8時から並んだから200番目、っておっしゃってて、 もうそんなに混んでないのかな?と思って、それでも「チケットの列も1時間」 と言われて、昨日、ローソンにわざわざチケット買いに行きました。 準備万端!と思って今日は10時半上野にしました。急きょShiinaちゃんと。 駅のチケット売り場は長蛇の列。年配の方はネットで買うとかコンビニで買うとか なかなか難しいみたいで現地で並んでました。 「飲み物は用意したほうがいいです。」とアドバイスもらってたのでスタバで 食料を調達。(スタバも並んでますが) 列に加わろうとしたら、「ここから3時間20分待ちです。」 え?聞き違いじゃない?1時間20分の間違えでしょう?と思ったのですが、 間違いではなく・・・。チケット持ってる人の列でその時間。 チケット買わなくちゃいけない人は更に1時間。 あれ?もしかしたら、一番混んでる日に来ちゃった?と気づくも遅し。 今日見る、と決めたからには覚悟して並びます。 TOPの写真は、ベラドンナに通ってる時のもの。 ポスターどこでもガラガラ空いてて撮れたのです。 下の写真は今日。美術館からかなり離れた、美術館裏の公園の中。 帰り道に「あ~こんな遠くまで並んでいたんだね~」とびっくりしたほど離れてました。 並んでる途中で、facebookに投稿。 若冲展に並んでます。 最初3時間20分と言われたけど、昨日ローソンで買ってたので、 チケットを持ってる人の列に並べました。 木陰の中、気持ち良い風が吹いてます。 おしゃべりしながら、あと2時間くらいかなぁ。 並ぶのは長かったけど、気候が良くて、わりと快適でした。新緑の中だったし。 寒くも暑くもないし。周りの方と仲良くなったし。 それに並んでた時は、3時間20分て言われたけど、実は2時間半も かからないんじゃないかな~って、信じてたのです。 途中お腹がすいちゃって買い出しに行く人がいたけど、こちらは準備万端。 スタバでコーヒーフラペチーノと、サンドイッチとスコーン買って食べながら。 ただ一つの失敗はハイヒール。 山手さんとこにお邪魔するので、ちょっとおしゃれしようなんて思っちゃって。 こんなにずっと並ぶってことは、その分歩くわけだし、とにかく今度から、美術館 行くときは、ペタンコ靴じゃなくちゃダメ。教訓。 それ以外は快適に、ご飯も食べ終わりました。 途中に「水分補給」「体温調節」っていう看板が立ってました。 わざわざ【上着を脱ぎましょう】とまで書いてあった。 きっと炎天下の時はそれほど深刻だったのでしょう。 お水をサービスするポイントもありました。紙コップ一杯、お水がもらえます。 「冷水ではありません、常温です。」と係の人が言ってました。 今日なんかは常温で充分。ありがたい一杯。 やっと美術館の角まで来て、まだ先が長い。 東京都美術館名物の球体に列を写して撮ったのはShiinaちゃん。 近くを通る際には自分たちが写ります。でも、寸詰まり効果抜群。 ここまで小っちゃくはないんだけどね。 4列を保つよう言われるのですが、それでもすり抜けてどんどん前に行く人もいます。 同年代くらいの二人組さんと、ちょこっと年代の上の二人組さんと仲良くなって、 おしゃべりしながら進みました。 給水ポイントでちょっと離れたとき、再び会えたら 「娘、娘、離れるでないよ。迷子になったかと思った。」と待っててくれたので こちらも嬉しくなって「お母さんお母さん」と呼びながら進みました。 でも実際は、そこまで年が違わない方だったかも。 このお母さんたちも無事に見られたかな~。けがなどしてないといいですが。 中には、具合が悪くなって列の途中で座り込んでる方もいました。 美術館の建物に入ってからが、しんどく、もうすぐと思ったらまだまだで息苦しくなった。 Shiinaちゃんが撮って、FBに載せてた写真。 こんな感じで辛かった~。でも、会場は行ってからがもっとすごくておおげさじゃなく 命がけでした。入れすぎ… です絶対。 改めて紹介するかもしれませんが、みんなが見たいとこは一緒。 テレビで紹介したものは特に、じっくり見たいのは同じ心理。 特に混んでたフロアは、「釈迦三尊像」を中心に、30枚の絵があるところ。 ここは本当にパニックでした。3時間並んで入ったという条件は皆さん同じ。 平等に見る権利があるわけですが、じっくり留まりたい人、少しずつ進みたい人、 みんなが押し合いへし合い、殺伐として、普通に立ってはいられない中の観賞。 何回か、「あ、Shiinaちゃん、今まっすぐ立てるよ。」「ほんとだ、軽くなったね」 っていう時があったほかは、思うような方向にも進めず、抜け出すこともできず、でした。 Shiinaちゃんが何回も「若冲さんびっくりしてるよ~。若冲さん怒ってるよ。」 といったので、周りの人も「そうねえ、きっと」と言ってました。 誰のせいでもないのでしょうけれど、ものすごい状況の中、止まってたら目の前のものを じっくり見る、押されて飛ばされたら諦める、って感じでした。 まさに命がけの通勤電車の中みたい。 今後、もっと混むのか、今日がピークだったのかわかりませんが、どうか皆様、 お気を付けてください。 内緒ですがゆみはこのフロアでは、ハイヒール脱いでハダシでした。 もう足が限界だったのと、ハイヒールだと他の方のこと踏んでも危ないし、 もちろん誰も足元なんて見えないのです。 この時脱いでたおかげで、足がだいぶ回復しました。 山手さんとこの新洋画会で、待ち合わせしてたので、最後のフロアは駆け足で 近くでは見てないですが、音声ガイドも借りて、しっかり聞いたので、大満足。 もう二回目はいいや。あとは図録で鑑賞します。 こんなに混んでてしんどい会場だったけど、若冲さんには感動。 人間が生きてる間に、これだけのものを残せるんだと思うと、自分もがんばって絵を描こう という気持ちがふつふつ湧いてきました。 しかも40歳以降の作品がほとんどでした。 50歳半ばまでに描いた作品の数々。 「まだ間に合うじゃん」とゆみたち、勇気をいただきました。 若冲さんは「空間恐怖」というのを持っていて、作品に間がなく埋めていく画法、 ということで「ゆみちゃんと似てる~」とShiinaちゃん。 はるか遠い時代の方なのに、急に親しみを覚えてしまいました。 作風が写実的かと思えば一方で、かわいく、「キャラクター作家さんみたい」と Shiinaちゃんも絶賛。隅々まで描き込んであって、色彩豊か。 「もう若冲さん、描きたくて描きたくてしょうがなかったんだろうね~」って。 そっか、そんな感じが伝わってくるね、ってゆみはじんわり感動してました。 混んでいようと、押されようととつぶされようと、若冲さんの絵を見ることは すごく楽しかったです。 外に出て改めて感動。これは動いてました。動画撮ってる人もいました。 タイルに描いたみたいに見えるんだけど、全部マスを書いて一つ一つ色付けしたもの。 会場内でホンモノが見れました。これは、電気の入ったパネル。 ZOOPYも若冲さん一緒に見てきたんですよ(^^)いろんな経験をさせてあげたい(笑) ね、タイル画みたいでしょ。 楽しかったね~。よくがんばったね~。 本当にお疲れ様でした。 お土産のグッズのところも半端なく混み混みで、会計が長蛇の列だったので、素通り。 図録だけは、外だったので、山手さんにお会いした後帰りに少し並んで買えました。 先にPENBOOKSの「若冲 その尽きせぬ魅力」を買っていたのですが、 やっぱり図録も欲しくて、買えてよかった。 また中味見てから日記にするかもです。 まだ行けてなくて、行きたいと思ってる方、相当の覚悟をして、ぜひ行ってください。 3時間20分待ちでも、それ以上の価値があると思いました。 久々、興奮して長い日記になった感じです。 今日夢に見るかも。にわとりさん出てくるかな?ゆみ的には、お花に感動。 鮮やかな色彩と、丁寧な描きっぷりが心に残ってます。 テディベアテラスは今週土曜日から。明日は一日がんばって準備します。
desighed by Chee お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アーティストの一歩一歩] カテゴリの最新記事
|
|