テーマ:毎日、一歩一歩。(2526)
カテゴリ:イベント・旅の一歩一歩
大鳴門橋を渡って、到着したのは「大塚美術館」。 システィーナ礼拝堂。(もちろん陶板による再現。) この美術館行きは、Jumiちゃんのリクエストで決まりました。 「世界の名画が陶板でできている美術館」ということだけしか知らなかったゆみ。 「入場料だけで3000円するんだけどいい?」というJumiちゃん。 3000円もするってことは、きっと見ごたえがあるんだね、お庭広いのかな? くらいしか思ってなくて… 後にこの3000円は超安い、という認識に変わります。 淡路島に呼んでくださったMichikoさんに「大塚美術館に行きたい」と告げると 1日では見きれないくらいなので、時間をたっぷりとりましょう、とのこと。 お会いする前に、自分たちでささっと見に行けるのかな?と思ってたら大間違いでした。 ご主人のクルマで送ってくださるとのこと。 最初はよくわかってなかったので、遠慮してしまったり、Michikoさんご夫妻を お待たせしてしまうかしら?と心配したりでしたので、行く前に何度かそこを確認。 「いいえ、私達も一緒に行きたいのよ。」と言ってくださり、一安心。 じゃあ、甘えてしまいましょう、って決めたのと行き違いで、 「中は別行動にして帰りに待ち合わせにしましょうか?」と今度は逆に 心配をさせてしまいました。 お会いしたことが無いのに、お家に泊めていただくことにしちゃっただけでも 本当にいいのかな?と思ってました。 しかもいきなり二晩も! でも、行く前のメールのやり取りの中で、本当に歓迎してくださるんだ、って わかってきて、ワクワク伺うことが出来ました。 そして、美術館の中も、4人で一緒に見て回ることが出来ました。 それが本当に自然な形で、当たり前のようで、1日美術館で過ごすうち もうすっかり甘えてしまってました。 * * * 大塚美術館。予備知識を入れる間もなく行ったので、現地で知ったのですが、 あの「大塚製薬」の大塚さんなんですよ。 着いた時は、雨模様で、世界の国旗たちは閉じちゃってますが、 その向こうに見える竜宮城のようなものは、大塚製薬の関係の方の保養所 なのだそうです。美術館を見るのに1日じゃ足りないので、ココが一般にも泊まれる ホテルになってたらいいのに、ってあとから思いました。 大塚製薬と言えば… 今はポカリスエットですが、ゆみたちが子供の頃に テレビCMをやってた、大塚のボンカレー。これでできた美術館みたい(?)です。 美術館に、昔のボンカレー、女優さんの写真付きの箱が飾ってありました。 このお着物の女優さんのお名前までは知りませんが、子供の頃に見たことある箱でした。 大塚美術館を見てからの感想は、いったいどれだけお金持ちなんだろう、です。 大塚さんが大金をつぎ込んでこんな美術館を作ってくれたから、世界の財産が出来た、 そんな感じです。これからポカリ飲む時、きっと思い出します(笑) 75周年の記念事業だったそうです。感謝です。 結局全部は見きれなかったみたいですが、大塚美術館は感動の嵐。 帰ってきてからも興奮冷めやらず。 ぜひぜひ、皆さんに行って見てもらいたいし、 行かなきゃだめだよ!くらいの強いおすすめです。 なので、その気持ちが通じるようなレポをしたいと思います。 あまりにも写真が多いので、もちろん全部は無理なのですが、がんばります(^^♪ * * * なんと、システィーヌ・ホールだけで、60枚くらい写真撮ってました。 一番最初に入った部屋なので、ただただ圧倒されてました。 美術館があまりに広いので、まずは美術館の「ガイドツアー」に参加しました。 そのスタートが、システィーナホールとされるところ。 礼拝堂の天井画と壁画が、実物大で再現されています。 なんと、この美術館の実物大の絵画作品は、全館では1000余点。 どうお伝えしたらこの広さと素晴らしさがわかるかなと思ったのですが、 とりあえず、美術館の延焼面積が、8897坪! これってすごいですよね。地下3階地上2階が展示で、建物自体は地下5階地上3階! システィーナ・ホール。 圧巻、というのはこういうことを言うのだな、と思いました。 壮大、でもあり、荘厳でもあります。 礼拝堂の天井を見上げるのは首が疲れるからと、教会の長椅子に寝転んでみることを おススメします、というガイドさんの言葉に、実際に皆さん、寝て見てました。 それが正しい鑑賞の方法なのでしょう。 ゆみはと言えば、もうあちこちをアップにして、写真撮ることに夢中。 ココが一番シャッター数が多いです。 一枚ずつじっくり見ていただきたいところですが、キリが無いのでコラージュで。 大塚美術館には、「環境展示」というジャンルがあって、古代遺跡や教会等の壁画を 環境空間ごとそのまま再現したものです。 ガイドツアーの最初に入った部屋は、システィーナ礼拝堂。 ホンモノは、バチカン市国のローマ教皇の公邸であるバチカン宮殿にある礼拝堂。 ミケランジェロ、ボッティチェッリ、ペルジーノ、ピントゥリッキオら、 盛期ルネサンスを代表する芸術家たちが内装に描いた数々の装飾絵画作品 で世界的に有名な礼拝堂である。 とくにローマ教皇ユリウス2世の注文でミケランジェロが1508年から1512年に かけて描いた天井画と、 ローマ教皇クレメンス7世が注文し、ローマ教皇パウルス3世が完成を命じた、 1535年から1541年にかけて描いた壁画の『最後の審判』は ミケランジェロの絵画作品の頂点とされている。 海外旅行によく行かれてあちこちでいろいろホンモノを見られている MichikoさんとJumiちゃんは、大塚美術館でまたその時の思い出が蘇ったりして 楽しまれていましたが、ゆみは全くどれも「実物大」は初めて。 写真や映像でしか見たことなかったものが、実物大で目の前にある、というのは まさに不思議な感覚です。圧倒されます。 でもでも、「あれ?初めてにしては、なんか全部見たことある絵だ。 写真やテレビで見たんじゃなくて、もっと大きな展示物として見たことあるぞ。」 と思いました。あ、そうか、もしかして上野の西洋美術館で見たかも。 と思って探したら、ありました。 2013年上野西洋美術館『ミケランジェロ展天才の軌跡』 この時、「システィーナ礼拝堂500年祭記念」の展覧会だったので、 ひととおりの(レプリカ)の天井画・壁画は展示されていたのです。 この年は上野に3大ルネッサンスが揃った年で、東京都美術館で春に ラファエロ展にもダヴィンチ展にも行きました。 だから何故か、大塚美術館を回っていて、ルネッサンスのところは なんだか、前に見たような記憶と共に見ました。 この時、「ルネサンスとは何か」って本も買って勉強してたのが、 今回ちょっと役に立ちました。やっぱり少しわかってて見た方が楽しいです。 今度行くときにはほかの時代も勉強してから行こう。 ・・・なんて、話が寄り道してたら、今後日記書き終れるのか心配。 * * * システィーナホールでは、 ガイドの方が光で示して教えてくださる場所を、カメラに収めながら聴いていましたが、 家に帰ってくると、けっこうアップにしたものは怖くて、なんで撮っちゃったんだろう、 と一瞬思います。よく見て見れば、ああ、こんな説明だったっけ?と思い出すのですが、 わからないものもありました。 天井画も壁画もアップで撮るとかなり怖いです。(2回言うけど) そしてアップにすると、陶板のつなぎ目もはっきりわかります。 (父なる神の手から、アダムに命が吹き込まれる絵) 遠いとつなぎ目はあんまり判らないです。 天井画「創世記」天地創造~アダムの創造~エヴァの創造~楽園追放など9つの場面) byミケランジェロ 壁画 フレスコ画 「最後の審判」(マタイの福音書) byミケランジェロ 縦14M超 横13M超 とにかく大きい。本当に人が一人で描いたのかなと思います。 詩人ゲーテさんが言ったそうですよ。 「一人の人間の成しうる偉業の大きさを知りたいと思う者は、 この絵の前に立つがいい。」 ほんとうに。たかが170センチの絵で、「もう大きすぎて大変なんです~。」と言っていた ゆみが恥ずかしいです。人間てすごいね。 ミケランジェロさんは、天井画「天地創造」と壁画「最後の審判」を両方遺されています。 壁画は詳しくガイドさんが解説してくれたので、部分写真も多く撮りましたが、 代表はやはりここです。イエスキリストと聖母マリア。 この壁画は、イエスから見て右側が、天国に昇る善人、左側が地獄に落ちる悪人 になっています。 だから、向って右側を、説明されるがままに撮ってきてしまったら怖かったのでした。 ミケランジェロの自画像、とされる有名な部分も撮ってきたのですが、 日記には載せないでおきます。(怖すぎる~) 端っこに1か所だけ黒い部分があって、(その下も怖い絵なのでカット) これはなんだっけ?と思ったら、一部分だけ、修復前の色を残した部分でした。 ここもホンモノに忠実に残してあるんですね。 修復には賛否両論あったようですが、やっぱりこの黒いままではせっかくの絵が もう見えないので、明るい今の修復後の絵が見られることは価値があると思います。 (日本テレビの支援によって1994年に修復が完成したとのことです。) それにしても、本物とおんなじ大きさの空間、ってすごい! 最初は下のフロアから高い天井を見上げていたのですが、 後に上の階に行ったら、より天井画が近くに見れました。 この時は、下を見たらほとんど人が入っていませんでした。 階数が高くなったので、臨場感がすごかったです。
ココだけでもうお腹いっぱいになりそうですが、これから1日、まだ先は長い。 システィーヌ礼拝堂を堪能して、さあ、先に進みますよ~~(*^_^*) 日記、読んでくださってありがとうございます。 ランキングにクリックいただくと一票入ります。 励みになりますので、覗いて見てくださると嬉しいです(*^。^*) こちらはインテリア・雑貨部門です。 日本ブログ村のランキングは にほんブログ村 インデックスになってます。 ここからいろいろ繋がっています。行ってみてください。 http://www7b.biglobe.ne.jp/~teddybearterraceyumi/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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